今月末に 池袋文芸 で クマシロ の 特集、一週間!がある。

どうしよう!…行くか?止めるか?

神代辰巳 は 70年代後半に

長谷川和彦 根岸吉太郎 相米慎二 森田芳光、荒井晴彦、と

怱々たるメンバーを世に送り出した 名監督 となっているが、実際は低予算に苦しめられて、前記若手の、助監督、脚本家のアイデアに任せたってのが 実際のところ。

東宝日テレの『傷だらけの天使』で萩原健一と組むが、ここは、長谷川和彦の色が強い、

代表作『アカイ髪の女』も長谷川、相米、根岸のアイデアが、かいま見れる。

その『傷天』のながれで、
萩原健一『青春の蹉跌』←正に傷天!←クマシロ東宝文芸三部作の一本。

水谷豊『青春の殺人者』←傷天アンサー!長谷川和彦監督。

と傑作が出るのだが…

(時代は広告とテレビの時代になり、にっかつの縮小、小屋の閉鎖、と、映画の低迷、監督の不遇は20年以上続く…。)

実際クマシロ演出は丁寧で丹念な繊細な描写が多い。(役者を信頼して芝居をさせる?←溝口的?(笑)。)どちらかと言えば、根岸、森田が継承したそれにナガマワシをいれたのが相米。

神代辰巳監督にはにっかつの10倍は予算を取って役者揃えた(宮下順子は必須!)作品を撮らせたかった。

根岸の『桜桃とたんぽぽ』は正にクマシロ一門の描写が随所に見られ、久々に良い邦画作品をみた気になった。

森田『家族ゲーム』で松田優作、伊丹十三を、

相米は『セーラー服と機関銃』で薬師丸をそれぞれ、ムケタ役者にした。しかも相米『ラヴホテル』はにっかつロマンポルノ最後の傑作!。


池袋文芸かぁ~(゚-゚)見過ごしてるの?も、あるし、ピンて来なかった作品もあるからなぁ~。

DVDで全部、揃えるか?!