五月十二日、大内 淳雅選手(角海老宝石)が判定勝ちをした。

彼には八巻の一件以来、大変、辛い思いをさせてしまい、本当に申し訳なくおもっている。

大内選手が、そんな思いを抱えながら、リングに、戻って来てもらえた事に、

「ただただ、ほっとした…よかった…。」

と、いう思いで一杯だ。

彼の精神的な強さ、それをサポートしたジム関係者に脱帽すると共に、感謝の意を贈りたい。


ただ、人は、たとえ、心的外傷と診断されなくても、本人が気がつかなくても、心に傷を負う、(症状が出ない場合も多いし、自律神経失調、鬱病、にまで進行する場合がある)
何も手につかない、絶望感、恐怖感、喪失感、罪悪感、不安感、から、自己否定、自己憐憫、近親憎悪、に、さいなまされ、拒食症、不眠症、情緒不安定、と、普通の生活すら営めなくなる事もある。
外出すら、ままならなくなる。

治療方法は、ただ、泣いて、怯えて、ダラダラ過ごすか、忙しく立ち回り、思い悩む暇を与え無いように過ごすしかない。

だが、人の脳は、必ず、辛い事を忘れようとする。そうできている。
心配しなくていい、人の脳は、そう出来ているのだ。

解決策は時間以外無い。

腑抜けのヘタレの生活しか方法がない。

人はそれほど、強くない、強くなれる保障もない、ただ、やり過ごして、諦めて、慣れていくだけだ、回りはそれを許してくれる。

経験上、半年から一年ぐらいで、また、そんな絶望感に襲われる~その時はもうジタバタしないで泣く!怖くないから泣く。

そうやって、皆、諦めがつく、そうして、何とか、立ち直るか?な?

ドアを開けて、外に出られるかな?

それぐらい、ゆっくりにしか、人の気持ちは変わらない、

大丈夫、…脳はそう、できているのだから。



L・フライ級8R ×平川 聖也(齋田)vs大内 淳雅(角海老宝石)○ 【判定8R2-0(76-76、77-76×2)】