本日いよいよ渡辺名人への挑戦者を決めるA級順位戦の最終戦が行われる。それに先駆けて昨日現地(静岡市「浮月楼」)での前夜祭が行われたようだ。出場棋士の挨拶を観たが、それぞれがこれまでの成績に関係なく明日の対局への抱負を個性的に語っていた。しかし藤井5冠の言葉だけは(いつものことだが)あまりにも紋切り型で文字に起こせば誰の発言だか判らない内容でがっかりした。天二物を与えずというべきか、これが彼の個性と擁護すべきか、いずれにしてもつまらないのは事実だった。