昇のブログ
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昔の話

しばらく忙しくて更新できなくてすみませんでした。

またボチボチ書き始めます。


ちなみに私のおじいちゃん、石川昇にはもう一人孫がいます。私の妹です。

これからは二人で、このブログを運営していきますね。


さて、では久しぶりにおじいちゃんのお話しをします。

おじいちゃんが馬にのりはじめた、最初のきっかけを聞いてみました。


おじいちゃんは、山口県の海のすぐ近くで生まれました。

小学校3年生までは、ちいさな分校に通っていたそうです。生徒はわずか10人。

それが4年生になって、本校に通うようになりました。最初は「田舎から出てきた」という目でみられ、おじいちゃんも小さくなってたんだそうです。


さて、夏をこえ秋になると、学校の隣にある八幡様でお祭りが開かれます。

その秋祭りに、戦争から帰ってきたおじいちゃんの10歳年上のお兄さんが参加することになりました。その秋祭りには競馬がありましたから、お兄さんはその馬にのることになったんだそうです。


けれどその祭りの当日、お兄さんは馬から落ちてしまいました。


まだ次の馬があるのに大変だ!

どうするんだ!?


パニックになったとき、「弟の昇にのせい!」という話になったんだそうです。


八幡さまとおじいちゃんの学校はすぐとなり、すぐに事情が説明されて、授業中だったおじいちゃんは突然馬にのることになったのです。


その当時のおじいちゃんは、背が小さくて、あの小さい昇が大きな馬に乗るというのでそれこそお祭り騒ぎになり、みんなが応援にきてくださったんだそうです。


それからおじいちゃんは学校にもなじみ、馬にのる楽しさを覚え、騎手への道をすすむようになったのでした。



おじいちゃんの、ちょっとした昔話でした。

おじいちゃんの競馬論

おじいちゃんに、最近の競馬について聞いてみました。なにぶん書いてる本人が素人ですので、間違っていたり失礼なことを書いていたらごめんなさい。


何でも今と昔の競馬では、ジョッキーの乗り方が違うらしいです。

昔は脚と腰と手で乗って、その三つで馬を抱いたらしいです。今のジョッキーは、手だけで乗っているとのことですね。昔とは、乗り方が違うらしいです。


武騎手の乗り方を見れば分かるらしいです。世界の武ですが、それでも馬を叩くのが優しいらしいです。


ジャパンカップのメイショウサムソンでも、もう少し腰を使ってたら勝ってたんじゃないか言っています。


武騎手は、手首の使い方も素晴らしいし、頭もとても良いということなのですが、馬の追い方が優しい。その点では安藤騎手のほうが腰を使っているそうです。

メイショウサムソンという馬の相性としては、安藤騎手の方があの時はよく、安藤騎手が乗っていたら勝っていたんじゃないかと言っています。


ちなみに、何で今の騎手は脚と腰を使わないのかを聞いてみました。私が不思議だったからです。

何でも外国のジョッキーが日本にはいってきたかららしいですね。外国のジョッキーは、腰から下が長い。あぐみ(あってますか? 足を置く所)が高い。だから膝がクラより上にくるらしいです。

昔は膝はクラにつくものだった。それが今はついてない。膝がいらないようになってるらしいです。


その乗り方のほうが、見た目はカッコイイ。(モンキーノリ?)

でも、格好だけではダメ。勝つためには、なりふりかまっとる場合じゃない、と言っていました。


今の騎手の中では、安藤騎手がその点は素晴らしいらしいです。

叩いて、動かす。


そんなおじいちゃんの、競馬論でした。


もしブログをご覧の方で、おじいちゃんに聞いてみたいコトがあれば教えてください。出来る範囲で、聞いてみます。

読んでくださって、ありがとうございました。

おじいちゃんの昔話 その1

おじいちゃんに、何でもいいから昔話をしてちょうだい。といったら、有名(らしい)たこ糸で馬に乗った話をしてくれました。


騎手 石川昇といえば、たこ糸で馬にのったことで有名らしいです。正直、私は全く競馬がわからないのでそれがどれぐらい凄いことなのか分かりませんが、逸話になるぐらいないので凄いんでしょう。たぶん


ほんまかいな、という声もあるそうですが、本人曰く「ほんま」だそうです。


そもそも、最初からたこ糸で乗るつもりはなかったそうです(当たり前ですか?)。パドックから、本馬場にでてスタートを切る瞬前に腹帯が切れたそうです。

何しろ腹帯が切れたのがスタートを切る直前ですから、代える時間がありません。ふとみると、そこにたこ糸があったそうです。仕方がないので、それを腹帯の代わりにして走ることにしたそうです。


でも、そこで大きな問題がありました。斤量が足りないんです。腹帯のぶんだけ、重さがたりません。

おじいちゃんは、先輩から馬についてるものは何でも重さになる。みたいなコトを聞いてたらしいので、馬についてるくつわとか手綱まで重さにいれて走ったらしいです。


まあ、その時は自分の馬でしたから「まぁいいか」という気持ちもあったそうですが、何より自分が脚と腰だけでのる自信があったそうです。ファンに無様な競馬は見せられないという気持ちが強かったらしいですが、結果それで一位を取ったらしいです。


おじいちゃんが32、3歳の頃。まだ、若いですよね。