大阪松竹座公演 米朝五年祭 喜劇
『なにわ夫婦八景
米朝・絹子とおもろい弟子たち』
千秋楽を迎えました翌日から
絶賛『宇宙姫』のお稽古中ですが、
まだまだ綴りきれない思いがいっぱいです(笑)
OSKの劇団員の柚咲ふうちゃん、
紫咲心那ちゃんと、OSSK(大阪松竹少女歌劇団)の団員として幕開けに踊らせて頂きました。
お二人とは、私が劇団にいた頃に出逢ってませんが、天音凜さん、中村真帆さんとも日を追うごとに、本当に同じ劇団員として同士で
一緒に闘う事が出来ました。
幕開け後、楽屋のシーンになるので浴衣姿に。
その当時の楽屋での帯の結び方も大先輩に教わりまして、芝居をしながら舞台上で中谷容子さんに結んで頂いてました。
OSKのホームグランドでした千日前の大劇の方の役を曽我廼家文童さんが演じられ、戦争が激しくなる中「『春の踊り』のチョンパアのような華やかな舞台の幕開けが出来ない‼️」というやりとりをさせて頂きました。
とても表現するのが難しかったのですが、
「こんだけ芝居して、一回ええ芝居が出来たらええほうや」とキャリアある文童さんが仰いました。ですから「出来ない」なんて落ち込むほうがおこがましいのだと、毎日前向きにいろいろ挑戦する事を心がけました。
そして、この松竹座で自分も『春の踊り』を踊らせて頂いた事、舞台が大好きな団員の思い、先輩方が築いて下さった歴史、支えて下さいます皆様に感謝しながら演じさせて頂きました。
柚咲ふうちゃんと、紫咲心那ちゃんは、
駒ひかるさんがOSKをやめてから自身で立ち上げられましたミリオンショーの団員生の役も。
そして、幕開けから25年たった米朝師匠の楽屋を訪れるシーンで、奥様となった
中川絹子(駒ひかる)さんと再会。
この時、勝浦千浪さんは実際OSKからフリーに。映画に出演されながら、OSKの海外公演にも出演されておられました。
この舞台は、上方落語の復興のために力をつくされました桂米朝師匠、支えられました奥様、そして一門の皆様があたたかく描かれました作品でした。
2代目桂ざこばさんのお弟子様の桂塩鯛さん。
ざこば師匠もこの公演が舞台復帰となられましたが、塩鯛さんもご病気後復帰なされた公演です。
『地獄八景亡者戯』公演でご一緒させて頂き、この公演にお越し下さいました、
桂よね吉さん。有り難いお言葉をかけて下さいましてとても嬉しかったです。
若獅子会プロデュース公演
大阪バージョン
千秋楽が込みあっておりますm(_ _)m🌸✨
約3時間弱の公演。
時代さんが残念ながら体調不良により、
欠場なさいます(涙)
「歌麿―深川の雪―」
第二部
構成・振付/山村佐智子
「歌麿屏風 歌舞―品川の月 吉原の花―」
国立文楽劇場小ホール
3月4日(水)~3月8日(日)
寛政五年、夏の宵。吉原大文字屋の遊女・多賀袖は、花魁には御法度の刺青
を彫ろうとしていた。浅草仲之町の引手茶屋で、その趣向を偶々知ったのは、
今売れに売れている浮世絵師・喜多川歌麿。多賀袖の魔性の肌に魅せられた
歌麿は、江戸随一の彫り物師・唐草の権次になり代わり、その美しい背中に
妖艶な刺青の下絵を書くことに……。
その頃、日本橋通油町の耕書堂主人・蔦屋重三郎は、松平定信による奢侈禁
止令で幕府に睨まれ身代半減となっていたが、歌麿の絵になりたいと夢見る
愛娘・お千代の健気さに支えられ、起死回生を図っていた。そこへ、阿波徳
島藩藍染御用達鳴門屋の女将・おれんが、東洲斎写楽の役者絵を世に出して
欲しいと頼みに来た。写楽と名乗る能役者・斉藤十郎兵衛の描いた奇妙な浮
世絵を見た蔦屋は、その才能に驚異を感じ、一か八かの賭けに……。
数日後、「中村屋の芸者豊雛」「難波屋おきた」「高島屋お久」の当時三美人の
絵をようやく仕上げた歌麿は、女弟子・織江に縁談話がある事を知る。嫁に
行くなの一言が言えない歌麿――。一生側に置いて欲しいの一言が言えない
織江――。人は出逢い、そして別れ往く……。
美人画絵師・喜多川歌麿晩年の大屏風絵三部作より『深川の雪』を劇化。そして『品川の月』『吉原の花』を、創作歌舞〈歌麿屏風〉としてご覧きます。名画『雪月花屏風三部作』に秘められた、物悲しくも艶っぽい歌麿の涙をご堪能くださいませ。
勿論この物語はフィクションですが、桜花昇ぼる様扮する謎の浮世絵師・東洲斎写楽は、永年OSK男役トップで鍛え上げた哀愁と色気で、御観劇の皆様を、より一層ミステリアスの世界へ誘ってくれる事でしょう。
桜花さんの若獅子出演は、今回二度目。いずれも“大阪バージョン”ですが、お互いに東京・大阪と観劇し励ましあったりして、今や座友のように親しくして頂いております。
若獅子会主宰 笠原章
<出演>笠原章/旭堂南陵・桜花昇ぼる/南條瑞江/鳩笛真希・浦川ともみ・松井悠・有希晃・山内萌子・宮俊一・高丸えみり
(順不同)
【ご観劇料】
全席指定 4,500円
3月4日(水)18時、
3月5日(木)12時/16時、
3月6日(金)12時/16時、
3月7日(土)12時/16時、
3月8日(日)14時
(24日火曜日休演日)
作・演出 北林佐和子
出演
實川ふう
桜花昇ぼる 鳴海じゅん 綺華れい(トリプルキャスト)
恋川純弥 未央一(ダブルキャスト)
志水博昭 妃那マリカ 細川慶太良 藤村朱里小林未来 涼羽葵 井上朋美 井上真澄
染行エリカ 西島諄 西村麻亜沙 TAMBO
廣庭瑠人
※實川・志水は通し出演。
それ以外の出演者は日程により出演日が異なりますのでご注意ください。
日程:2020年3月1日(日)~3月30日(月)
※毎週火曜日休演
19時開演(開場18時30分)
公演時間約70分
会場:道頓堀ZAZA Box
大阪市中央区道頓堀1-7-21
中座くいだおれビル地下1階
一般前売り3,500円(当日券4,000円)
全席自由席 未就学児入場不可
チケット発売:2020年1月14日(火)
道頓堀ZAZA 06-4256-2710
文化庁 令和元年度文化資源活用事業補助金
日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業イノベーション型プロジェクト
神楽監修 北川央(大阪城天守閣館長)
主催 株式会社バイタルアートボックス
共催 株式会社ハートス 有限会社児雷也
制作 劇団往来
4月19日
5月3日
出演予定あり
5月5日
出演予定あり
芸道35周年記念
松井誠 特別記念公演
13日(土)11時、16時
東京浅草公会堂
6月15日(月)15時
大阪国際交流センター 大ホール
6月16日(火)15時
名古屋日本特殊陶業市民会館
(ビレッジホール)