こんばんは。

noboriです。


気付けば投稿は何時も夜ですね。

何かを振り返る時は、やはり1日の終わり頃なのでしょうか。


さて、今宵は何度も言われたこの台詞について。


『男の人呼んで』


この台詞を私に向ける方は、十中八九、男性です。

年齢は50以降の方が多い印象。

そしてこの台詞の前に、大概こちらもセットになります。


『あんたじゃ分からないでしょ』


はい、チクチク言葉。

なぜ初対面にdisられなければならないのか。

意味が分かりません。私の中でゴングが鳴ります。


とは言いましたが、その台詞に行き着いた経緯はなんとなく分かります。



ここはホームセンター。

日用品も取り扱いがありますが、やはり建材・道工具・水廻りといった専門知識が必要な商品が多くあります。

現場作業に携わる方や、職人などが仕事道具を買いに来ることもあるような場所です。


そんな場所で質問をしたいと思って呼んできたのが自分よりもひとふた回りも歳下の、しかも「女」であれば、自分よりも知識がないだろうと思うのでしょう。

まぁ、考えればそうなんだろうな、とは思います。



でもさ?



こちとらそんな場所で働いてるんですよね。



舐めすぎでは??



いや、確かに全てが分かるとは言いません。

正直日々分からないことだらけです。

ですが、こちらもそれが商売に関わることですので、使える情報収集の手段を以ってお調べし、解決の糸口を探します。

その前提で、内容が難しく自身で対応できないと判断すれば、より知識を持つ従業員に交代することはありますが、それは性別で判断しておりません。

あくまで質問内容と有しているであろう知識が合致する者かどうか、です。




……とつらつらと書きましたが、こういうこと言ってくる人の質問って、実際聞いたら比較的しょうもない内容なんですよね。


以前ストアコールで呼ばれて行った時の会話です。



『男の人呼んで』

「お話の内容を先にうかがってもよろしいでしょうか?」

『いいから、男の人呼んで』

「ご質問の内容に適したスタッフに引き継ぐためにも、どういったお話かだけでもお教えいただけると……」

『いいから、あんたじゃ分からんから男呼んで』



もう男呼んでという内容以外の言葉を発していただけなかったので、泣く泣く男性スタッフを呼びました。

ちなみに当時、男性スタッフは全員上司だったのを覚えています。

対応していただいたのが直属の上司だったため、後にどういった内容だったのか訊いてみました。


『ああ、手帳置いてあるかどうかって内容だったよ』とのこと。



は????????



私は悟りました。

私は分かっていなかった。


『男呼んで』って言葉の真相って、

(格下だと思っている)女に、

何かを教えてもらうのが恥ずかしいんだな。


少なくとも私はそう考えています。

どっちが恥ずかしいんでしょうね。

そもそも分からなくて尋ねてきているのはそちらなのに、よくもまぁ人を下に見れるもんだと。


この一件以来、可能な限り粘って内容を聞き出すようになりました。

覚えている限りでは、対応できなかったことはありません。


それでは。