2日目の朝、
バタバタと強風がテントを揺らす音で
目覚めました。
慌てて「天気は?」と、テントを開けると
頂上に雲はあるものの青空も見え
でも天気予報は下り傾向。
昨夜テントの中で聞いていたラジオが
「北穂南稜で男性滑落死亡」と言ってたな。
不安…
登山相談所の方に相談。
「北穂ピストンの計画なんですけど、
北穂小屋に泊まるかどうか迷っていて
天気崩れるなら今日の内に涸沢まで下山?」
ご回答は
「北穂ピストンならあまり気にすることはないでしょうけど… 稜線には絶対出ないでくださいね!この強風ですから!!」
あっ、私の心(あわよくば小屋泊まりでちょっと、稜線で足試し)を見透かされた!?
そもそも頂上からの眺望を期待して北穂に決めた、その眺望が期待できそうにないのなら涸沢まで降りてこよう。
風が強いのでフライの中でさっさと朝ごはん
北穂小屋泊のつもりだったので
出発は遅め、既に7時前。
登頂するまで、この青空がもってくれれば…
(それならもっと早く出発しろよ(^^;)
「ガレ場の写真撮ろう!」で、
撮影後ここ↓を直登、ルートミス
その後は順調に歩を進め
「南稜って未だかなぁ?」って言ってたら
(岩々な垂壁があるかと思ってた)
あれっ、もう奥穂の分岐!?
9:30に頂上!
360°まっちろ😅
ガスって何にも見えない。
直前まで青空も見えたのになぁ〰️
とっとと直下の小屋に。
晴れることを願いつつ休憩
晴れてこないので、下山。
涸沢小屋でお昼ごはん
この日、午後は雨でした。
降る前に下山していて良かった。
3日目の朝、
皆さんモルゲンロート待ちです。
焼けるような赤い日射しはありませでしたが、
それでも山の朝は清々しい。
後は片付けて上高地へ下るのみ。
北穂は難しい所も怖い所もなくて、
正直ちょっと物足りない…
北穂って難易度D、
てことは、岩のスリルを楽しむなら…E!?
アルプスの経験少ない私達にはよう分からん。
帰る道すがら、「次はどこにする?」と、
速くも来年の遠征の相談
(来年と言わず連休とれたら…!?)
不完全燃焼な気持ちを抱きつつ
帰りのバスで
「今年の夏も終わったなぁ~」とおセンチに。
隣の夫君は爆睡。
この人3日間よう眠たなぁ
おしまい。