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アメリカでナポリピッツァを焼く!ー米国飲食業界で頑張る人のブログ

只今米国ケンタッキー州でナポリピッツァの美味しさを広めるべく活動中。ナポリピッツァのこと・レストラン運営を通じて学んだこと・アメリカの飲食業・その他日々の出来事等について書いていきます。

「Una Pizza Napoletana」  

サ ンフランシスコ在住かナポリピッツァ好きの方なら知ってる方も多いと思いますが、サンフランシスコにあるAnthony Mangieri というピッツァイオーロのお店です。実は、僕自身行ったことはないのですが、アメリカのナポリピッツァ業界では昔からかなり有名で、う ちのお店を始めた時から存在は知っていました。

とてもユニークなピッツェリアで、メニューには現在5つのピッツァ(土曜のみもう1種類追 加)があるだけ。それ以外は飲み物のみ。生地が売り切れるとそこで営業終了。聞いた話では一日100枚ほどしか焼かないそうです。更に、水曜日から土曜日 の週4日のディナーしか営業していません。これだけ聞くと商売やっていけてんの??って心配になりますよね。^_^;

ここに来る客は、ほぼ100%彼が作るピッツァが目的だと思います。というか、それ以外に理由が分かりません。

だって、、、ピッツァ一枚の値段が$25ですよ!?ナポリピッツァでそれ以上の値段をつけているお店を見たことありません。因みにうちでマルゲリータ一枚約$9です。ニューヨークのKeste(個人的に目指すお店の一つ)でもマルゲリータ一枚$13です。

つまり、それだけの値段をつけても勝負ができるピッツァということだと思います。実際、午後5時の開店前にはいつも行列ができるらしいです。

お店のHPにあるピッツァの写真を見ると、大きくて柔らかそうなコルにチョーネにいい感じで焼きが入っていて本当に美味しそう。うちのシェフもアメリカで一番旨いピッツァと断言してました。
アメリカ人ってナポリピッツァ好き?と、時々人に聞かれます。はっきり言って、ケンタッキーでは超~~マイナー、です。汗
ここ最近は都会のニューヨーク、サンフランシスコ、ロサンゼルスではかなり人気になってきたとは思います。でも、ケンタッキーではまだまだ知られてないので、が、頑張らないと・・・。

ある雑誌の情報によると、全米におけるレストラン産業の2012年の総売り上げは約$632ビリオンで、そのうちピザのセグメントだけで約$36.8ビリオンだったそうです。$632ビリオンというと、日本円に換算すると・・・、約64兆6150億円!そしてピザだけで約3兆6800億円!!あまりにも桁が多いので実感できませんが、とにかくとんでもない数字です。

因みに全米にあるピザ屋の総数が約72000店。トップ4社(Pizza Hut, Domino's, Little Caesars, Papa John's) で26%、その他のチェーン展開している会社を含めるとトータルで約46%を占めるそうです。うちは現在3店舗しかないので、当然その他54%の一つです。^_^;

うちのお店も加盟している真のナポリピッツァ協会アメリカ支部のサイトを覗いてみたら、現在のところ全米では加盟店が75店もあるそうです。うちが認定された時で30店ぐらいしかなかったので、ここ5年ほどで倍以上に増えてます。加盟してないお店もかなりあると思うので、ナポリピッツァの看板を掲げてやってるお店の数は200店から300店ぐらいはあるかもね。それでも72000店の中の200店だとすると、まだまだ少ないです。

最近では大手のメキシカン、Chipotleがナポリピッツァに参入してきたので、これからどんどん知名度が上がってくれると良いなーと思っているこの頃です。





現在、シェフと二人で新コンセプト向けのピッツァ生地の試作に取り組んでます。

ナポリピッツァ同様、薪窯で焼く予定なので、基本的なレシピはナポリピッツァに近いのだけれども、新コンセプトはナポリピッツァの定義に拘らないという考え方。ゆえに原材料から、発酵方法、発酵過程に至るまで、色々な可能性を探っています。

目指すピッツァの方向性は決まってるのだけれど、毎回思考錯誤の繰り返し。

原材料は「小麦、水、塩、イースト」の4つだけなんだけど、水をちょっと増やしてみたり、イースト減らしてその分長く発酵させたりとか色々やってます。
勿論失敗もするんだけども、少しでも美味しくできるとめっちゃ嬉しいですね。

もう完全にホームベーカリー感覚で楽しんでます。(^^♪