衛星劇場で放送していた韓国ドラマ「なにもしたくない~立ち止まって、恋をして~」全12話見終わりました。
主演の二人、イム・シワンさんとキム・ソリョンさんが好きだったし、極上のヒーリング・ラブ・ストーリーということなのでさらに気になって見始めた作品。
でも出だしはあまりにヒロイン・イ・ヨルム(キム・ソリョン)がドンくさい、これでは上手くいかないよって感じだし、若い娘が何であんな所に住むのってあまり好感が持てず、そして訪れた海辺の町・アンゴクの人たちもいい人に見えなくて・・・癒されたくて見たのに、ちょっとイライラしちゃって
でも見ているうちにヨルムが町の人々と親しくなっていくように私もなんだか心癒されだしました。
図書館の司書をしているアン・デボム(イム・シワン)の雰囲気がまたいい
心に傷を抱え人見知り、でも真面目で人のことばかり気遣うような心優しい青年。
ヨルムとデボムは互いに人のことばかり気遣う実はよく似た不器用な二人なのね、だから自然と互いのことが気になり少しづつ近づく二人
またこの二人のやり取りの雰囲気がいい
化粧っけのないヨルムとちょっと長い髪のソフトな笑顔のデボム。二人の恋愛模様は私にはぜんぜんもどかしく感じず、凄く自然で互いに「好き」と言わなくても感じ取れるようなこれぞ、ヒーリング・ラブストーリーって感じです。
抱きしめる、手を握るまでしかなかった二人ですが、それで十分 見ていてじわーと来る二人です
でもこんな12話のお話ですが、癒されながらも描かれたことは結構重いです。辛いです。
ボム(シン・ウンス)は酔った父ともみ合って刺されるけど父が捕まらないよう自分でやったと言わざるおえなかったり 祖母が亡くなり父はやっと真面目に働き始めたと思ったら賭場にハマってお金を持ち出して姿を消した
ヨルムはグノに落書きされた時通報しなかったから、ボムの祖母が殺されたと責められたり
でも実は犯人は別にいてそれが20年前のデボムの姉・ソナを殺した犯人と関係していて・・・20年経ってデボムの父の無実が明らかになるという当時「出て来た父を見た」と証言したデボムの苦悩
さらにデボムは天才的な数学者でもあって教授にその才能を利用されそうになったり
なかなかほんわかの中に重い出来事、テーマが描かれています。
とにかくヨルムとデボムを演じたキム・ソリョンさんとイム・シワンさんの二人が本来持っている雰囲気が十分生かされ、この二人だからこの味が出せたって感じで、だからこそ重い出来事が暗くなり過ぎずソフトになった気がします
また二人の雰囲気だけじゃなく、ヨルムとボムの祖母との関係がまた温かくて素敵でした。
そしてデボムをずっと好きだった、ずっと彼を1番身近で支えてきたジヨン(パク・イェヨン)、そんな二人だけど突然現れたヨルムとデボムが・・・これもまた辛いよね。
自分が1番の理解者だと思っていたのに。家族のような良き友だと言われて・・・
でもでも彼女にも強い味方ソンミン(クァク・ミンギュ)がいつでも駆けつけてくれますよ
また高校生のボムとジェフン(パン・ジェミン)の関係も微笑ましい。でもここに彼女の身代わりとなって少年院に入ったデホもいるからまだまだきっと色々あるだろうな・・・
ヨルムが最後に「私は今満ち足りている、生きよう」のセリフ、そしてデボムと手を繋いで歩く二人の笑顔と姿が・・・私を微笑ませてくれて生きるパワーをもらえます
最終話
「A Slow Summer Song」Fromm