NHKBSプレミアムで放送中の「上陽賦 運命の王妃」原題「上陽賦」21話まで視聴しました。本来なら34話くらいでしょうか。
改めて女性陣中心の物語だと感じました。
権力争いで第二皇子・馬子律の時には桓宓が亡くなり、王藺(于和偉ユー・ホーウェイ)の時には馬瑾若が自害、権力争いのさなかに女たちの姿に慌てふためく男たちでしたよね。
権力争いより、愛、情の男たち・・・。
それに引き換え女たちの方が怖い
自分の息子、皇太子・馬子隆を皇帝にしたい皇后は夫である皇帝を手にかけた
でもなんとも皮肉、皇帝の遺言書に書かれていた後継者の名は皇太子でした
それにより皇太子・馬子隆が皇帝となり、そうなると母である皇太后と妻である皇后の権力争いに・・・
皇帝・馬子隆はどちらにも強く出れない性格ですからね。
一方、母を失い、お腹の子も流産し打ちひしがれる王儇(章子怡チャン・ツィイー)、父・王藺も謀反の罪で処刑が決まりますが・・・愛の大王・豫章王・蕭綦(周一囲ジョウ・イーウェイ)は何の迷いもなく免死金牌を使い、王藺を救います。
王藺は処刑を免れ、流刑に
さらに豫章王・蕭綦は自分の中でも最大の過ちであり、王儇を傷つけた婚礼初夜の置きざりを見事に撤回ね
人々を招いてまったき婚礼の宴
「生涯において愛する人は王儇一人です」と宣言します
豫章王・蕭綦の惜しみない愛に王儇も元気を取り戻し、さらに深い愛を知って・・・
そんな中、皇太后は流刑では満足できない、夫だけでなく、流刑地向かう兄・王藺に刺客を送ります
いやいや、皇太后だけでなく皇后も刺客を、怖い女たち
でも王藺は・・・
さらに皇太后は王氏復興を願って王氏の娘・王倩を呼び寄せ皇帝・馬子隆の側室にしようと・・・
さあ、怒った皇后は負けていないようです。そんな怒りを見せず淑やかに振る舞う様がより怖いです
女の戦いどうなる
今回新たに登場した王倩とその母、何とも品がない
何をしでかすのか、なんだか不安です
そして21話は大王が色々魅せてくれました
もう、惜しみない愛です そして眼差しや手の動かし方がまあー、なんとも艶めかしい
王儇、まだまだ若いはずですが、やっぱり大人の時代劇って感じですね
本当は女の権力争いや男女の愛憎劇より、緻密な男たちの権力争い見たい気がしますが・・・
皇帝陵へ行った馬子澹(楊祐寧トニー・ヤン)も力を蓄え、皇位を狙ってくるでしょうが、根本には王儇を奪い返すための権力欲しさのような気がしますし、次週再び登場の賀蘭箴(袁弘ユエン・ホン)も王儇のことを諦めていなさそうだし、宋懐恩(劉端端リウ・ドワンドワン)も王儇好きよね。次週玉秀との縁組の話出ていましたが・・・やはり壮大な歴史大作と言うより愛憎劇の配分の方が多いような気がします。
大好きな周一囲さんも大王の人となりには満足ですが、周一囲さんの良さを出し切れていない、もっと彼ならではの迫真の演技が見たいです
母の死、そして流産・・・
まったき婚礼
全てを包み込む
大王が着替え手伝ってくれるって
大王が薬飲ませてくれる