衛星劇場で9月6日 21:00からスタートする「孤城閉~仁宗、その愛と大義~」原題「清平楽」の先行放送2話、視聴しました。

琅琊榜」の制作会社の全69話という歴史大作、北宋時代の第四代皇帝・仁宗の皇帝としての功績と一人の人間としての心の動きを丁寧に描いた作品だとか。

1,2話ではまだ仁宗は王凱(ワン・カイ)さんではなく、少年期を演じる張家碩さんです。

 

第四代皇帝・趙禎(張家碩)は八大王から生母は太后の劉娥ではなく先帝の陵墓を守っている李順容だと聞かされます。

それを聞いて居ても立っても居られ簡ず、乳母にも確認して都城を抜け出して陵墓に向かいます馬

それを知った呂夷簡は妟殊に行かせ「陵墓を守る人です。面会は許されません」と趙禎を止めます。

さらに「太后様が陛下を補佐し、李順容が陵墓を守ることは先帝の遺命です」と妟殊に言われます。

生母の李順容もそれを察しているのでしょう、会わずに自分が書き写した経を渡してもらいます。

 

帰り道、町で出会った書生韓琦から「皇帝は民の暮らしを知らない、高官たちは都合の良い話だけをする」と言われ、民たちの実情を目の当たりにする皇帝・趙禎。

 

太后に反感を抱き、朝議でもさりげなく孝行を論じる皇帝・趙禎。

この状態に太后は皇帝・趙禎付きの内侍茂則を通じて皇帝・趙禎に伝えます。

「先帝は病がちで大臣たちの謀は太后が抑えておられました。先帝は陛下が知った時はいかなる手を使っても順容に権力を持たせるなと。慎ましい方でも朝廷を揺るがす力があると!八大王の密告も何かあるかも・・・」

皇帝・趙禎はこのまま自分が我を通して反抗し続けたら朝廷は瞬く間に混乱に陥り多くの血がながれる・・・と悟ります。

 

見ていて同じ時代を描いた「開封府」を思い出します。

あの時の幼い趙禎の切なげな眼差し、青年期の歯がゆさが・・・。

今作でも生母を知っても会うこともできない皇帝・趙禎の悲しさ、歯がゆさ・・・でも太后が言うように陰謀渦巻く朝堂に生母までいたらどれだけ多くの陰謀や党派が生まれていたことか。

しかし今は、皇帝・趙禎も成長しており、生母のことと共に政も太后に牛耳られる日々を脱したい、親政したいでしょうね。

 

セリフや表情からそれぞれの思いがひしひしと伝わってきます。

評判通り丁寧に描かれた作品だと実感します。見ているうちにじわじわ心に染み入ってきますドキドキ

今作も衣装や調度品も落ち着いた派手ではなく品があり、楽しませてくれそうです。

感情のままに動くことが出来ない皇宮の人々、どんな人間模様を描いてくれるのか、じっくり「孤城閉」の世界に浸りたいですニコニコチョキ

曲も良いですよ音譜

ところで太后役はなんと「大明皇妃」の皇太子妃役の方。今作では垂簾聴政するだけあって賢くでーんとしていい味出します。

 

 

主題歌「愿歌行」胡夏さん

 

エンディング「双飛燕」崔子格さん