チャンネル銀河で放送していた「如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃~」原題「如懿伝」全87話見終わりました。

最後の2話はただただ涙が溢れてきました。

 

乾隆帝(霍建華ウォレス・フォ)が倒れ、皇貴妃衛嬿婉(李純リー・チュン)は不安になり、永琰の名を書き太子密建の小箱に入れようとした時、目覚めた乾隆帝に見つかり滝汗

そこに愉妃(張鈞甯チャン・チュンニン)が登場し、胡蕓角を使って永琪を死に至らしめた、さらに皇后(周迅ジョウ・シュン)を讒言で陥れたと訴え、証人として春嬋、衛嬿婉の弟、王蟾ら登場し、衛嬿婉の今までの悪事が暴かれていきますガーン

さらに愉妃は凌雲徹からの指輪を見せ、衛嬿婉との愛の証だと。

春嬋は凌雲徹が皇后に好意を抱いていると知り嫉妬から皇后を何度も陥れようとしたと告白。

そこに皇太后も第十二皇子永璂の食事にも衛嬿婉が細工していたと報告!!

そして皇太后は如懿が作った経幡を並べます!! こんなにも多くの命を奪った衛嬿婉ガーン

そして如懿の希望通り、衛嬿婉に経幡1つ1つに叩首して謝罪させます。

 

ようやく衛嬿婉の悪行が明らかになりましたが、誰よりもガクッときたのは乾隆帝ですよね。

牽機薬を飲まされた衛嬿婉の言葉に乾隆帝も痛いところを突かれたでしょうね。

「皆服従していても心はどうでしょうか?その中で1人誠心誠意仕えた皇后は断髪して禁足を命じられて・・・」

そう、衛嬿婉でさえわかっていたのに乾隆帝は見る目がなかった、信じるべき人を信じなかったのですよね!!

 

翊坤宮の門が開かれ妃嬪たちが訪れますが、如懿は誰とも会わず、李玉が金冊と印璽を届けに来ますが受け取らず・・・

ついに会いに来た乾隆帝は「過去のことは水に流して忘れよう」といいますが、「蘭因絮果、咲き誇る花もいずれ散る」と答える如懿です。

男女の情が美しいのは最初だけ、やがて尽きる・・・

如懿は二人が描かれた絵を自分のところだけ切り取り燃やします。

そして乾隆帝が秋狩りに行っている最中に如懿は容珮とお茶を飲んで色々と思い出しながら眠るように亡くなりますしょぼん

 

突然の報告に如懿の死を受け入れられない乾隆帝。

如懿を失ったのは乾隆帝にとって自業自得でもありますから・・・

悔やんでも悔やみきれないはず。

如懿は最後、容珮に「陛下が恋しいのでしょう」と聞かれ「いいえ」と答えました。やるべきことをやった如懿は恋しいより、昔を懐かしむだけ、未練も後悔も如懿にはない。

 

そして9年が経ち・・・梅塢に籠りがちな乾隆帝。

悔やんでも悔やみきれないままずっと時が過ぎたのでしょうね。

 

そしてなんだか皮肉です。衛嬿婉の子永琰が優秀に育って皇太子になるなんて!!

そのためついに死なせず苦しませてきた衛嬿婉は死を賜ります。

 

そしてさらに月日が経ち、89歳となった太上皇はあの時の如懿の切った髪をとっておいたのね。

自分の白髪を切って同じ金の箱にしまってそれを大切そうに握りしめて亡くなります・・・枯れたはずの緑梅に芽が!!

 

あー、誰よりも乾隆帝のことを想い、尽くしてくれた如懿。そんな彼女を苦しめ追い込んだ乾隆帝ですが、如懿を失ってからどんな思いでこの長い年月を過ごしてきたのか・・・そしてやっと如懿の髪と一緒に自分の白髪を入れたことで天国で幸せな再会ができたのではないでしょうか。

87話と長い作品でしたが、如懿の人となりが素晴らしく、それを見事に演じた周迅さん。皆さんが言ってますが彼女の声のトーンが私も大好きでした。

この作品、視聴済の方々の感想から見ていてもっと辛くなるかと思ったのですが、演者たちの好演で辛い場面も目が離せず引き込まれ見入ってしまいました。

そしてこの作品は長いですが、内容や演者たちの良さだけでなく、衣装や小物も見ごたえがあり、多くの方に見ていただきたい作品です。

 

ついに衛嬿婉の悪行が!!

 

如懿のそばに容珮がいてよかった・・・容珮は殉死します

 

如懿の髪と自分の白髪を一緒にして・・・

 

素敵な演者たち・・・