衛星劇場で放送していた「瓔珞~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~」
原題「延禧攻略」全70話見終わりました。
ついに終わってしまいました。1話から最後までずっと面白かったです 終わってしまって寂しいくらいです
袁春望に唆され、ついに皇太后と皇上(聶遠ニエ・ユエン)の殺害を実行することにした和親王、しかし皇上はお見通しでした。傅恒(許凱シュー・カイ)と共に船にからくりを施していたのね。
問い詰められた和親王は皇后(佘詩曼カーメイン・シェー)は関係ないと言い、皇后もまた逃げ道を作っていて知らないと言い・・・
そんな中、突然、口を開き「皇后と和親王は不義密通してます。二人で皇太后様と陛下の殺害を企てました」と言う袁春望
でも瓔珞(呉謹言ウー・ジンイェン)は袁春望について調べさせていたから、すべては袁春望が画策したと判明
常に皇后を守った和親王、今までの思いをすべて吐き出した皇后。そして先帝の子だと言う袁春望の思い・・・
でもそれを遮断した皇太后、先帝の衣が証拠にはならない、当時銭氏が匪賊を引き付けるために先帝の衣を着ていたから・・・
先帝が父ではないと言われ正気を失う袁春望。
でも殺してはいけないと言う皇太后、やはり袁春望は先帝の子なのでしょうね。
すっごく見ごたえがありました。色々判明してすっきりと言うより、何とも言えない気分、すべてが哀れというか・・・
そして袁春望の策で毒に侵された瓔珞、あんな悲し気な皇上は初めて
でも瓔珞を救ったのは傅恒でした
聖心薬から作った妙薬で瓔珞は回復、しかし傅恒はその薬草を採るために瘴気の毒に侵されて治療もせず戦地で指揮を執っていたので亡くなります
最後に海蘭察に瓔珞への問いを託して・・・「魏瓔珞、私は生涯をかけて君を守り抜いた、来世では私を守ってくれるか」
海蘭察へは何も答えない瓔珞、そして1人になって「分かったわ、約束する」と言う瓔珞です
傅恒の一途さは悲しいくらいに一途でした。相手の瓔珞は1度決めたら揺らぐことのない女性でした。
皇后が言ったように姉を犯した和親王を殺すためだとしたら、そんな瓔珞の相手を出来るのは皇上だけかもしれません。
皇上も密かに和親王に毒酒を届けるという冷酷と言うか、皇帝として冷静なのかもしれません。
だから皇上と皇貴妃となった瓔珞がお似合いであり、紫禁城で生き抜いていくのでしょう。
最後は楽し気な二人の笑顔で終わりましたが、その陰の思いも描かれて、あっぱれな内容です
凛として袁春望を先帝の子とは認めなかった皇太后の姿もまた凄かったです。これが紫禁城で、そして後宮で生き抜く人たちなのですね。
全70話、様々な人たちが生きるために一族のために企み散っていきました。それぞれ凄いことをしてきていましたが、背負っているもの、守りたいものを考えると哀れでなりません。この紫禁城では正常でいることは難しい、誰もが心を壊してしまう、瓔珞のようにしっかり自分を持っていないと無理です。
後宮物は陰湿でイライラするのもが多いですが、この作品はヒロイン瓔珞が強く、ぶれることなく戦うので頼もしく、そして企む妃嬪たちの思いもきちんと描かれていたので、本当に面白い作品となりました。そして内容や演技派な女性陣だけでなく、辮髪も麗しい傅恒、お茶目な皇上にもすっごく惹かれました
是非多くの方に見ていただきたい作品です
皇上と瓔珞
傅恒と瓔珞
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