聊斎志異」・・・今まで順不同で「画壁」「白秋練」「梅女」「公孫九娘」「江城」と見てきましたが、今回最後の「庚娘」見終わりました

庚娘」は切ないとか心にしみるとかではなく、どうなるのか展開が気になる作品でした。
兄を殺めた庚娘(張茜ジャン・チェン)を捜していた十九(杜俊澤ドゥ・ジェンサー)は伝説の花、火蓮を手にしている老婆に出会います。老婆こそが庚娘であるとわかり、追いかけます。
後1歩のところで龍女が現れ、庚娘を助けてほしいと今までの経緯を見せます。

それによると庚娘と夫の大用(黄玉栄ホァン・ユーロン)は前々世より結ばれるけど添い遂げられないでいました。
1度目は日照りで湖の水を汲もうと崖から落ち、2度目は突風で飛ばされ湖に落ちて・・・。
今回も幸せに暮らしていたら十九の兄十八に殺され・・・、庚娘と大用を前々世から見てきた湖の精霊龍女は庚娘を助け十八に復讐することに。
十八は庚娘が気に入り嫁にすることに、弟の十九は庚娘を怪しみ色々と罠を仕掛けます。
また閑雲居士により、庚娘の中に龍女がいることがわかります。そして兄を助けたい十九は閑雲居士に頼み、龍女も斬れる屠龍刀をもらいます。
十八と庚娘の婚礼の夜、いざ、刺そうという時屠龍刀を失くす十九、普通の刀で庚娘を刺しますが、効果なく、庚娘は十八を刺して姿を消します。
十八は亡くなり、そばにいた十九が犯人にされ、処刑されることに、しかし十九の恋人の丹児の頼みで閑雲居士は法術で十九を生き返らせます。
また復讐が終わり、湖に身を投げた庚娘も助かり、十九と庚娘は不死身となります。
そして十九は庚娘に復讐しようと追いかけることになったのでした。
また大用と身投げした十八の元妻も実は助けられ生きていたのですが、大用は庚娘が死んだと思って、十八の元妻肖娘と再婚しました。二人は戦地に向かったと知り庚娘も後を追いますが、奇襲に遭い、二人は亡くなります。それを知り部下を守れない将軍を殺してしまった庚娘です。

また十九を生き返らせたことで天理の循環が乱れ、丹児は雷に打たれて亡くなり、閑雲居士は水たまりで溺死してしまいます叫び
自らの運命を嘆き悲しむ庚娘、十九、そして龍女の前に神様が現れます。
万物には定められた運命がある。それを変えれば天理を乱すことになる。庚娘の3度の悲しい運命は前々世より前に庚娘が大白湖で悪行を犯した罰だった、この3回で終わるはずだったと言います。
そして神様はこのまま運命に背き続けるか、天刑を受けて灰となるか選ばせ、庚娘は人々を犠牲にはできないと灰となることを望み、庚娘は灰となりこの世から消えました。それにより本来の運命に戻る人々です。
十八は処刑され、十九は丹児と結婚して2人の子の恵まれ、大用は肖娘と結婚して・・・END

う~、最後こうきたかって感じでちょっと納得いかないかなあシラー
龍女が手を貸さなければよかったの!?  まあ、3度の不幸が罰ならば消えてなくなるのは仕方ないとしても大用は肖娘と再婚してほしくなかったなあ。せめて1人身で庚娘のお墓を守ってほしかった。来世こそ一緒になろうって!!

全部で6つのお話を見てきましたが、私としては邱澤(ロイ・チウ)さん主演の「画壁」とあとは「梅女」「公孫九娘」がよかったかなあ。
でもこの「聊斎志異」はどれも楽しませてくれましたニコニコ