中国で市井の人々が生野菜を食べるようになったのはたぶんごく最近のことだと思う。
30年以上前になるけど、天津に留学していた時に大学の行事で西洋料理を食べに行ったことがある。
天津は大きな町だけど田舎なので(今はどうだか知らないけど)、西洋料理なんて外資系ホテルのレストランぐらいしかなくて、街中で食べられるのか?と不思議に思っていた。
出てきたのはスパゲッティ。
古紙も何もなくなるぐらいしっかりゆで込んだ麵に、棒棒鶏が乗っていて。
きゅうりとトマトの切り刻んだものが乗っていて。
30年前の中国で生野菜はこれぐらいしか記憶がない。
翻って今の上海・嘉定では、生野菜がサラダとしてたくさん販売されているし、サラダドレッシングも売ってる。
キューピー、みんなそう呼んでいるから、「サラダドレッシング」という意味の一般名詞化しているのでしょう。
「他にドレッシングはないの?」と聞いたところ、メルモちゃんのお父さんが「あるよ、キューピーは高いけどキューピーが一番おいしい」と言っていた。
アーチェリーの射場で絶大な人気を誇るキューピー、恐るべし。