ここまで、税金の話、相続の話、事業採算性の話、金利の話、いろいろと情報が出てきてある程度整理がつきました。

 

で、S林業、Mホーム、T建に絞ってさらに話を詰めていこう、ということになりましたが、当然それはこちらの勝手な言い分でして、相手が「今一社に絞ってください」と言えばそれまで。

 

そこで、私は「当初の計画通り、この段階で候補を3社に絞ることにしています、現時点で御社はその対象にさせていただき、7月までお付き合いいただけますか?当然のことながら、その結果選に漏れる受注できないという可能性は66%あります。」と3社に打診しました。

 

各社とも競争相手が9社から2社に減ったということで気合が入ったのでしょう、それぞれ担当を入れ替える、上席を連絡先に加えるなどの対応を取りながら。「了解しました、引き続きよろしくお願いします。ご希望に沿える良い案を出していきたいと思います」との回答でした。

 

むろん他の各社にもこの段階で選に漏れた連絡をしましたが、基本的に受注確率10%なのでいずれの会社も淡々と対応してくれました。

 

むろん悔しかったでしょうし、投入した資源も無駄になるので企業人としては胸が痛みますが、これもビジネスです。

 

こうして3社に絞った後半戦に突入しますが、この内に一社、設計思想で大きな方針転換をしてきた会社がありました。

 

続きます。