久々にケロちゃんが射場に来た。

ケロちゃんは時々ふらっと射場に来る。大阪から来た、と言ってたけど、大阪に少し行ったことがあるだけで住んでいたわけではないらしい。この前会ったのは3月初め、市民体の前日だからほとんど一か月ぶりだ。「試合はどうだった?」とケロちゃん。あ、覚えてくれてたんだ。嬉しいね。ここでいい成績だったとか言えればかっこいいんだけど、情けなくも本当のことを言うしかない。とほほ。

 

ケロちゃん、かなり小柄でスレンダーな美人だ。日本でもモテるだろうな。道ですれ違ったらちょっと振り返って二度見してしまう感じ。背が低いのでモデルは無理かもしれないけど、それを補って余りある美貌かな。うちのカミさんには及ばないけどね。

この前はケロちゃん10m打ってたけど、今日はケロちゃんも18mを打ってる。ピンクと白のクイーパーにカップヌードルの小物入れがついてるところもおしゃれだね。

 

で、ケロちゃん久々の一射目、大きく的を外して上に50㎝ぐらいそれた壁に矢が刺さった。「あら!」ケロちゃんびっくり。私もびっくり。サイトを調整してケロちゃん二射目。パン、と軽い音がして「どこ?」と言う。的から外れたことは間違いないけど、矢が行方不明だ。私も二射目を打つところだったから、探しに行くわけにいかない。(アーチェリーは全員打ち終わるまで的に近寄ってはいけない。危ないからね。)うーん、それでは、と私は小型望遠鏡を取り出してケロちゃんの的を見ると、あらら、一射目よりさらに上1mぐらいのところに矢が刺さってる。「どこ?」と、今度は日本語で聞いてくる。かわいい!

 

はい、見てごらん、と望遠鏡を渡す。やはり自分で見ないとサイトの調整ができないからね。ケロちゃん、私の望遠鏡で18m先の矢を発見。この時間、私の二射目は保留中。

 

こんなことをしてキャピキャピ過ごした。50過ぎのおっさんが若い女の子と話をするのは、まあなんだかんだ言ってもやっぱり楽しい。今日来てよかったぁ。

 

自分の成績も今日はまあまあ良かったよ。18mで72本打って、319/337。悪くない、というか二回目はかなりいい。射場の規定では60㎝的18mで340が検定合格だからね。30mが打てるようになるため、明日も頑張ろう。

 

一回目と二回目で明確に意識を変えたのはリリース。引手の肘を真後ろに意識するのはこれまで通りだけど、リリースした後フォロースルーの時点で引手の人差し指と中指が後頭部に回ることを心掛けた。これが不十分だった一回目は7とか6とかが出たんだけど、フォロースルーの引手を意識したらほとんど10と9でたまに8があるぐらい。

 

清明節でお休みだから、早めに射場に行ってたくさん練習するつもりだった。今日はめったに合わないケロちゃんも一緒で楽しいしね。

そんな折、クリリンが来た。なんかシュートレンジのわきで小さな女の子と話してる。娘さんかな?「娘に弓を揃えてやろうと思ってね。みんながここに置いている弓を参考に、この弓の中で気に入ったのを探して、注文するんだ」。おいおい、そんな小さい子に買ってあげるほどお手軽な買い物じゃないんだよ?一揃いで日本円20万円はする。中国の国産品なら一揃い7-8万円だけど、ここにおいてある会員の弓はHOYTとかW&Wとか、一流どころだからハンドルだけでも15万ぐらいするぞ?

 

ボスが呼んでる。酒飲もうって。暇なんだな、こいつ。酒飲んでるところにクリリンもいたから、娘のことを聞いてみた。11歳、小学校五年生だって。道具はもう揃えているらしい。金持ちだな。ま、愛好者が増えるのはいいことだ。特に若いのが増えれば将来も安泰。

嘉定風すき焼きで乾杯。ビールと白酒でまた今日も可能に負担がかかる。