崔雲峰「求生」裏話

あなたの一番大切な人は？

▼本日限定！ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

熊猫堂ProducePandasの崔雲峰（Otter）が、3月9日にアルバム『求生｜Survival』を配信しました。

タイトルトラックの「求生」について、スタッフの拍拍さんが興味深い話をしていたので書いてみます。

求生（Survival）

求生
Survival
作詞：冉亦
作曲：Mark Chang
編曲/制作/コーラスアレンジ：王曦
ギター/ミキシング/マスタリング：阎宁
バックボーカル：罗阳
歌詞＆スタッフ网易云音乐

関係者

Mark Chang
・熊猫堂「長大」作曲（Vsion/Vision名義）

王曦
・熊猫堂「荒誕秀」ボーカルプロデュース
・熊猫団「最後的告別」共同作詞/作曲
・all at once＆賴美雲「星合」共同編曲/ストリングスアレンジ
・時代少年団「夢遊記」プロデュース/ボーカルプロデュース
・白鯊JAWS「Keep in mind」ストリングスアレンジ

阎宁
・熊猫団「最後的告別」編曲/ミキシング/ギター/ピアノ

罗阳（aka 拍拍）
・熊猫堂「招財貓」作詞
・熊猫堂「孔明」作曲

制作の経緯

少し前に、拍拍さんが「とある曲」に関する思い出話をしていました。具体的な曲名は出していませんが、「求生」のことだと思われます。

以下、勝手に要約します。

3月5日微博拍德Young

2019年頃、熊猫堂プロジェクトが立ち上がって間もなく、姜先生（※簡単快楽文化の人）が「熊猫堂の1stアルバムの曲を集め始めよう」と言った。
そして音楽出版社や独立系ミュージシャンから毎日大量のdemoが送られてきた。
ある日、三大レコード会社のひとつの香港の会社から、広東語曲のdemoがたくさん送られてきた。
私たちはその中から2曲を候補として選んだ。偶然にも、2曲とも同じ作者の曲だった。

当時、熊猫堂プロジェクトの外部委託チームに、曲を評価するためのグループがあった。メンバーには独立系ミュージシャンや、台湾の芸能界に精通した音楽ライター、有名な音楽アカウントのプランナー、音楽プラットフォームのディレクターなどがいた。
このグループは、1stアルバムの候補曲を数多く試聴し、評価し、フィードバックをくれた。「辣辣辣」や「碎碎念」もそうした評価を経て選ばれた。

バラードの候補の中に、総合評価の極めて高い1曲があった。
しかし、1stアルバムにバラードは1曲だけと決まっていたため、同じく評価の高い「長大」との2択になった。
偶然にも、2曲とも香港から送られてきた同じ作者のdemoだった。
熟考の末「長大」を選んだ。「長大」の方が熊猫堂の全体的な気質に合うと思ったからだ。
もうひとつの曲は難易度が非常に高かった。音域は20度にわたり、曲の雰囲気も悲壮感が強かったため、残念ながら諦めた。
あれから数年、どうやらずっと心残りがあったようだ。だが、それもこの3月で終わりだ。

関係者のコメント

▶作曲者Mark Chang

Mark Changがインスタで「求生」をシェアし、コメントしています。それによると、この曲は親しい友人が希死念慮に苦しんでいたことに触発されて書いたもので、彼にとっても特別な曲なんだそうです。
Instagram @immarkchang

▶プロデューサー/編曲者の王曦

プロデューサーの王曦は配信サイトでコメントしています。彼の話では、録音する内容が多く、曲の難易度も高かったため、2日かけてレコーディングする予定でした。しかし、崔雲峰は1日で全て録り終え、しかも王曦の期待を上回る出来だったそうです。

QQ音乐（要ログイン）

Intro–ICU

ついでに、これらのトラックについても。

Intro–ICU
作詞（脚本）：罗阳
作曲/編曲：王曦

歌詞＆スタッフ网易云音乐（デスクトップ表示で）

このトラックでは、ICUに運び込まれた患者を前にして、“主任”と2人の看護師の間で緊迫した会話が交わされています。“主任”を演じているのが崔雲峰。さらに、ICUに運び込まれた患者は「苗字が崔で、1998年生まれ、身長168cm、体重80kg前後。高所からの転落で深い昏睡状態にある」と語られています。