金火火のことは全く詳しくないのでスルーするつもりでしたが、今のうちに書いておかないと更に訳がわからなくなると思い、書くことにしました。カオスな抖音ワールドが広がっています。
◆金火火(Jin Huohuo)
金火火というのは、抖音(TikTok)で21万人のフォロワーがいるアカウントです。彼女は普段は街角で配信しながら歌っていて、歌は下手なんですが……何かが面白がられているようです。(先日、配信を覗いてみたら、バックダンサーとずっとケンカしてた)
熊猫堂の「RuaTaTa(320萬年前)」が5月末にリリースされた後、彼女はなぜかこの曲を繰り返し歌っています。しかも、彼女の動画は熊猫堂のよりも拡散しています。
◆動画リスト
5/29 フラダンス
6/08 トラ柄の服 屋内
7/14 トラ柄の服 屋外
7/16 ニワトリのコスプレ
7/19 街角のセーラーマーズ
7/21 遊園地のセーラーマーズ
7/22 バックダンサーがニワトリ
7/23 完全版
7/25 ひょうたん童子
7/26 赤の全身タイツ
7/30 草むら
8/03 遊園地 夕方
8/04 山東省の大学前
8/05 山東省の映画学校前
(この後も続いていく)
◆ 软塌塌(Ruǎn tā tā=グニャグニャ)完全版
この中からひとつ選ぶなら、やはり7月23日のロングバージョンでしょう。「完整版」(完全版)というだけあって奇跡的なクオリティです。
抖音
(まさかこの曲に演歌を感じるとは思わなかった)
彼女の歌は、上手くないとはいえ不思議な中毒性があるし、熊猫堂の精神のひとつである「人目を気にせずやりたいことをやる」を見事に体現しています(ほんとかな?)
◆謎のモチベーション
中国では、プロモーションとして、インフルエンサーに曲の使用やダンスカバーを依頼することがあるようです(広告表示は必要ない?)
彼女も最初は依頼された気配がありますが、その後はどうなんだろう? RuaTaTaを歌うたびに大きな反響を得ていますが、正直、曲のイメージアップに繋がっているかは怪しいところです。
◆抖音では以夢為馬に次ぐ代表曲に?
熊猫堂の抖音アカウントでも、RuaTaTaの動画への反応は他の動画よりずっと大きくなっています(その分ネガコメも多いが)。これも金火火の影響かもしれません。
先日、抖音での熊猫堂の曲の総再生数が30億回を突破したと報告がありました。その動画に付けられたハッシュタグが「以夢為馬」と「RuaTaTa (#丢丢丢蛋挞)」の2曲だったことからも、RuaTaTaの反響の大きさが伺えます。
またこの動画には、「金火火のおかげ」というコメントがいくつも付きました。
(30億のうち20億は金火火)
(29.9億は金火火の貢献)
(金火火に感謝しないと)
こういうジョークが飛び交うくらいに金火火の存在感があるということだと思います。
続報
その後、魯魯(Luu)が金火火バージョンの「Rua Ta Ta」を再現。
ブログ:THIS IS DMDF
9月4日には、鼎鼎(DING)の抖音ライブ配信でついに夢の競演を果たしました。
bilibili -_愚者-_(ファン投稿)
9月23日、卡斯と一緒に行った配信でも、同じく配信中だった金火火と繋いで「320萬年前」を歌いました。その時の動画が金火火から投稿されています。
抖音 金火火
おしまい