8月の終わりにPanThePack熊猫団 vs. 熊猫団PandaBrosのシマ争いが勃発してた頃(してない)、もう一組、問題になった“熊猫団”がいました。(そんなにみんなパンダ頼みなのか?)
天府少年団(PANDA BOYS)
この7人組ボーイズグループは8月20日にデビューイベントを行ったものの、幼すぎると批判が殺到し、24日に解散しました。最年少は7歳、最年長で11歳でした。
≫平均年齢8歳のアイドルグループ、批判受けデビュー4日で解散―中国(Record China)
≫中国最年少アイドル「天府少年団」が解散 デビュー4日で(AFPBB News)
≫微博@ASE亚洲星空娱乐(事務所の解散声明)
そのすぐ後に大規模なエンタメ規制が始まるというタイミングで、アイドルグループに厳しい目が向けられていた時期だったのも一因かもしれません。というのも、もともと中国にはキッズ歌手が一定数いるようで、専門のランキングもあるくらいです。
“国民的ボーイズグループ”と言われるTFBOYSも2013年のデビュー時は13歳でした。ほかにもこんなグループがいます。
YHBOYS:2017年デビュー当時10~12際(2004~2007)
BOY STORY:2018年デビュー当時11~14歳(2004~2007)
優秀少年:2018年デビュー当時06~11歳(2007~2012)
優秀少年(GOOD BOYS)の話
優秀少年のことは一度書いたことがあり、知っていました。固定的なグループではなく、芸能事務所が所属キッズタレントのなかでオーディションを行い、メンバーの入れ替えをしているのかな?
天府少年団の影響をダイレクトに受けそうなグループですが、騒動直後は目立たないよう素早く潜伏して、すぐまた復活して活動しています。(キッズグループらしからぬ狡猾さ )
9月~11月の3カ月に11曲も出してる![QQ音乐]
(事務所の働かせ方にはファンからも批判があるのを見たことがある)
騒動当時、国営放送CCTVはニュースで「子供の本分は他にある」と天府少年団を批判しました。でもその直前にも直後にも、自局の複数の番組に優秀少年を出演させてるんですよね。CCTVが二枚舌なのか、優秀少年がやり手なのか、どっちだろう?
最近の曲で気になったのがこれ
五十年以后(学生版)
これはカバー曲です。「50年後も君と一緒にいたい」という歌詞を10歳前後の子供に歌わせようという発想は、少し薄気味悪さも感じます。(まあ、10歳の50年後なら現実的ではある)
「学生版」ということで歌詞は子供向けに大きく変えてあるものの、「50年後も君と友達でいたい。そしてこの校舎で共に学んだ日々を懐かしみたい」みたいな、子供なんだか年寄りなんだかよく分からない歌詞になってます。
ただ、子供が歌っても違和感ないメロディだからか、聴くと意外にもいい感じで、なんとなく悔しい。
(いろいろ調べてる最中に、2020年に1歳半でデビューした幼女歌手に遭遇してしまった・・・。触れないでおこう)