中国の音楽番組「歌手・当打之年」(歌手2020)の第11回が4月17日に放送されました。
動画はYouTubeに出てきたら貼ります。
これまでの放送もいろいろ書いてます。
今回は決勝進出者の残りを決める「突圍賽」でした(4/10収録)
ルールは別のとこで書いてます。今回はえげつないルールのわりに和気あいあいとして楽しそうでしたね。
≫ 【予習】中国の音楽番組「歌手・当打之年」第11回(突圍賽)
今週のカットは袁婭維「盛夏光年」
今回の曲目(出場順)
胡夏 「花期」 胡夏 (2020)
毛不易 「深夜一角」 毛不易 (2017)
耿斯漢 「你的一生我只借一晚」 吳遙 (年不明)
旅行團樂隊 「Bye Bye」 旅行團 (2013)
吉克雋逸 「交出邦尼」 吉克雋逸 (2020)
黃霄雲 「我們的愛」 飛兒樂團(F.I.R.)(2004)
袁婭維 「盛夏光年」 五月天 (2006)
声入人心男團 「沒離開過」(I Surrender) 林志炫(セリーヌ・ディオン)(2008)
個人的見どころ
・今回一番好きだったシーンは、最初に奇襲したい相手の名前を書くという場面で、記憶力だけで(?)バイクの絵が描けちゃうモモコ姐さん(吉克雋逸)。イメージどおり過ぎる
ちなみにこの絵は、「バイクに乗ってそうな」耿斯漢のこと。
・毛不易の「深夜一角」は、司会者の話だと、デビュー前に看護師の実習生として働いていた頃に書いた曲で、夜勤の時に街角の小さな店でチャーハンを買っていた日々の孤独を歌っているそうです。歌い終わった後、ネット越しの観客が「私が地方から出てきた頃の暮らしが歌われてる」と涙ぐんでいました。
旅行団のキーボードの人が編曲と、これが収録されてるアルバムのプロデュースも担当してます。
・耿斯漢は歌う前後のインタビューで、不可抗力で(彼がロック歌手だから?)別れなければならなかった恋人がいて、その人に向けて歌うという話をしてます。なぜこの曲なのかもその人ならわかるはずだ、と。
間奏の時にカメラ目線で指さしたりしてるのは「俺のことが見えるか」と語りかけてるそうです。
・そんな耿斯漢も大ファンの袁婭維の前ではデレデレしっぱなしで、自分とお揃いの靴下をプレゼント。
対戦相手を決める場面では・・・
司会者 「前の放送で袁婭維の連絡先を聞いてたけど、結局教えてもらったの?」
耿斯漢 「」
袁婭維 「靴下うれしかった」
吉克雋逸 「靴下もらったの? 私、もらってない」
黃霄雲 「私も」
耿斯漢 「いや、みんなの分あるから」
・旅行団はようやくドラムが合流。どうやら防疫のために(自宅隔離期間と重なって?)北京から出られなかったらしい。
・中国の音楽番組の特徴として、テレビ向きでない歌詞は(時にはタイトルも)変えられてしまうことがあります。基準は番組によって違うようです。で、今回、旅行団の歌詞の修正がひどいとネットで不満が続出してました。ボーカルの人は本来の歌詞を歌ってるんだけど、字幕上は響きの似た単語に置き換えられ、サビは全編、空耳アワー状態だったらしい。しかも中国人でも元の歌詞の何が問題なのか分からないという謎の修正だったようです。
袁婭維の「盛夏光年」は全く字幕が出てなかったけど、あれは何だったんだろう?
旅行団のボーカルによると、番組側はバンドを支持していたものの審査部門?からの許可が下りず、最終的に字幕だけ変えるという折衷案になったそうです(番組ごとに基準が違うわけではないみたい)。最悪、演奏自体がカットになる可能性もあったから、ちゃんとみんなに聞いてもらえたことのほうが重要だ、みたいなことを書いてます。
・そして番組ラスト。
袁婭維「どういうこと? 決勝でも奇襲があるの!?」
次回はラストの決勝戦
これを書いてる時点では正式に発表されてることがほとんどありません。新しい情報が出たらまた直前に書きます。
・4月24日に生放送。日本時間20:30~(中国時間19:30)
・観客は引き続きオンラインでの参加者を募集。
生放送だと会話部分に字幕が付かないんですよね~。私は聞き取りは全くダメなのでどうしようかな・・・(YouTubeだと後日、英語字幕付きで公開される)
以下は「どうやら確定っぽい」くらいの噂です。
・例年どおり放送時間はいつもより長いはず。
・毎年恒例のゲスト歌手とのデュエットも何らかの形であるらしい( 確定)
・MISIAと台湾チームはこれまで通り中継での参加らしい( 確定)
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