まずはお知らせ。
NHKでMISIAの特番が放送されます。この番組の話も出てくるみたいですよ。
≫ MISIAスペシャル ザ・シンガー22年目の挑戦 (NHK)
【NHK総合】3月21日(土)午後11時00分~11時30分
「歌手・当打之年」(歌手2020)の第6回が3月13日に放送されました。
今回は第3ラウンドの後半。北京と上海のメンバーは本来の舞台である長沙の会場に集結し、観客は引き続きオンライン。3月6日収録。
これまでの経緯とかいろいろ書いてます。
今回の曲目(出場順)
MISIA 「What a Wonderful World」 ルイ・アームストロング (1967)
微博を眺めた感じでは、舞台も含めておおむね好評でした。不評だったのが・・・カウンターに置かれたスポンサー醤油 しかも、はっきり見せようとして?部分的に明るくしたようなカットもあり、雰囲気ぶち壊しっていうコメント複数。
でも、あのお店、次から次へと色んなものが出て来たから、醤油が置かれててもそんなに違和感ない気もする
華晨宇 「神樹」 華晨宇 (2019)
環境問題がテーマ?のスケールの大きな歌。ライブでしか披露したことがなく、ファン待望のパフォーマンスだったようです。
袁婭維 「月牙灣」 飛兒樂團 (2007)
台湾の人気バンド、飛兒樂團(F.I.R.)のアジア風の曲。京劇の「蘇三起解」をミックスして京劇の歌唱法にも挑戦。
蕭敬騰 「微光」 袁野夕 (2019)
前回に続いて、自分が出演したシンガーソングライターのコンテスト番組出場者の曲。「自分の順位よりも、若い才能をみんなに知ってほしい」みたいな話をしてました。
周深 「紅莓花兒開」(1949)「達尼亞」(2016)
冒頭の「紅莓花兒開」は旧ソ連の歌「Ой, цветёт калина」(おおカリーナの花が咲く)。中国語版がスタンダード化してるようですが、ロシア語で歌ってます。
メインの「達尼亞」(Baby ,До свидания)は中国の歌手、朴樹の曲。
周深はウクライナの音楽大学で声楽を学んでいたためか、ウクライナ語やロシア語ができるようです。
黃霄雲 「我用所有報答愛」 張靚穎 (2006)
オスカーやグラミーも受賞している作曲家、譚盾(タン・ドゥン)によるクラシック風の曲。彼女も声楽を学ぶ音大生(現役)
徐佳瑩 「不難」 徐佳瑩 (2012)
自作曲。予習でMVを見たときは地味な印象だったけど、今回のパフォーマンスは歌声が気持ちよくてすごくよかった。
胡夏 「張三的歌」 李寿全 (1986)
奇襲歌手の胡夏(フー・シァ)は2010年デビューの人気歌手で、徐佳瑩とは同じオーディション番組の優勝者同士。
「張三的歌」は色んな人がカバーするスタンダードナンバーだそうで、初めて聴いたけど、すごくいい曲
≫ Apple Music / iTunes (胡夏)
≫ Spotify (Hu Xia)
MISIAファン向け見どころ
・歌い終わった後のカーテンコール?が可愛い。
毎回、歌唱部分だけ切り取った動画で見てる人も多いと思いますが、ここをカットしてる動画もあるので注意。
歌の後の袁婭維のコメント。「可愛いパフォーマンス」「彼女の歌は毎回MISIAらしい味がある」
・袁婭維が歌い終わった後に奇襲されるかどうかというシーンで、サポート役のモデル/俳優の陳葉生との会話。「お母さんみたいな気持ちになる」
・蕭敬騰と胡夏のときに、歌を口ずさむMISIAの姿が映りました。あれは聞きながら覚えちゃってるってことなのかな?(陳葉生の口も動いてた)
・結果発表のコーナーで、MISIAは名前が呼ばれたことに気づいてるのに、通訳する陳葉生が気づいてないという珍展開が起きます。
個人的な見どころ
・あいかわらず台湾組の2人がいい感じ。
この2人は今回の出場者のなかではキャリアも長い人気歌手なのに、妙に弱気というか、自虐っぽい反応を見せるのが面白い。
蕭敬騰が「月牙灣」と王心凌の「睫毛彎彎」を間違えるところもおかしかった。
・吉克雋逸が本戦進出。
今回、胡夏も奇襲に成功しましたが、番組に残れる奇襲歌手は1ラウンドにつき1人だけ。500人の再投票により、吉克雋逸が次回から本戦出場することになりました。
・黃霄雲が今回で番組を去ることに。
これはもう知名度の差だろうと思います。彼女はプロとしてのキャリアは浅いものの、まだ21歳、大物ミュージシャンからも評価されてるようだし、このままスターになっていきそうな気がします。
黃霄雲に関してはこちらのブログがすごく詳しいです。「Sad Sometimes」という曲でアラン・ウォーカーともコラボしてる!
≫ 貴州の注目アーティスト黄霄云まとめ (太一@C-POP/中国研究所)
番組中はウイルス予防だと言ってエア・ハイタッチしてた袁婭維もしっかりハグして見送る。
次回は第4ラウンドの前半
収録は13日に終えていて、20日放送予定。
新たに3組の奇襲歌手が登場(ロック系、声楽系、電子系)。奇襲成功しそうな人もいます。
Wikipedia(中国語)の情報が正しければ、5ラウンドの後、突破戦(≒敗者復活戦)、そして決勝ラウンドとなるようです。
視聴方法
放送は金曜の日本時間21時10分(ニュースで時間がずれ込むことが多い)
公式が勧める視聴方法は「芒果TV国际」というアプリですが、有料会員限定に変更されたようです。PCサイトはFlash Playerが必要らしく未確認。
YouTubeの公式動画は翌土曜日に有料会員チャンネルで先行配信され、一週間後、メインのチャンネルで無料解放される・・・んですが、公式は実に不安定で、曲をカットしたり動画を消したりすることもあります。すごくシェアしづらい
いろいろ検索したほうが確実かもしれません