米ドル/円GTIS日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ドル・円11・18


ユーロ/米ドルGTIS日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ユーロ・ドル11・18


シカゴ10年物T-NOTE日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-シカゴ10年物11・17


ダウ平均株価日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ダウ11・17
ドル円は83円20銭と昨日から20銭程度の円高・ドル安で推移、ユーロは1.352ドルとこちらもドルがやや反発、ダウは15ドル安の1万1,007ドルに続落、10年債の利回りは2.8730%とやや反発しています。相変わらず中国の利上げ観測と、欧州の公的債務問題の二つの要因から市場はリスク回避のセンチメントが継続されています。本日の米景気指標では米消費者物価指数が前年同月比では統計来過去最低の水準、同じく住宅着工件数も一年半ぶりの低調となりドルは序盤に下落する場面となったものの、長期金利がじりじりと上昇に向い再び買い戻される展開となっています。思うに先日の生産者物価指数とじ本日の消費者物価指数はFRBが最も恐れる日本型デフレを暗示しており、G20以降非難の矢面に立たされる量的緩和策はメンツをかけても維持されるものと考えられ、量的緩和策(国債6,000億ドル買い付け)は少しも緩むものでないことが推測されます。従って現状のリスクオフが一段落するとリスクオンに戻る事を想定しています。


NY原油(WTI)日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-NY原油11・17
17日のNY原油は大幅続落となった。NY原油期近1月限は前日比1.80ドル安の81.04ドル。RBOBガソリン12月限は同0.22セント高の215.79セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同5.71セント安の225.19セント。
80ドル台まで急落したが、世界的な石油需要の低迷が警戒され、下げ足を早めているという。中国の景気減速懸念や欧州の信用不安が引き続き圧迫要因になっていた。さらに、米消費者物価指数と住宅着工件数がいずれも予想を下回る弱気な内容となり、デフレを警戒する状況に立たされていた。ところで、EIAが発表した在庫統計で、原油在庫は前週比730万バレルも急減している。減少幅としては15ヶ月振りの水準だったが、在庫自体の水準が依然として高いこともあり、支援材料にされなかったという。ガソリン在庫は同270万バレル減、中間留分は同110万バレル減だった。ガソリン期近はヒーティングオイルの急落に対するスプレッドの解消もあり、上昇しているが、その他限月は下落している。


NY金日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-NY金11・17


ZPLドル建てプラチナ日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ZPL11/18
17日のNY金は小幅安で引けた。NY金期近12月限は前日比1.5ドル安の1336.9ドル、NY白金期近1月限は同4.8ドル安の1640.9ドル。
米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る0.2%増にとどまった。特にその他サービスの分野が0.6%の伸びにとどまり、これは1957年の調査開始以来の最低水準となっている。この内容から、インフレ懸念が後退し、金市場の売り材料となっていた。一方、ドル安・ユーロ高が若干進み、金の1330ドル維持をもたらしていたようだ。その後の時間外ではまた下げ幅を拡大するなど、不安定な動きをみせているが、原油急落を嫌気した動きとみられる。


シカゴ大豆日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-シカゴ大豆11・17
17日のCBOT大豆は期近中心に値を消している。期近1月限は前日比14.75セント安の1205.00セント、3月限は同15.00セント安の212.00セント。
引き続き中国リスクが警戒され、急落している。中国による成約キャンセル懸念や南米への買い付けシフトの動きが警戒されている。特にアルゼンチンからの大豆油の輸入を活発化させるフシもあり、そうなれば、米国大豆の輸入も急減することになりかねないという。本日のファンド筋の売り越しは推定9000枚。時間外では40セント近い急落をみせていたが、フロア取引では12ドル台をひとまず維持している。


シカゴコーン日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-シカゴコーン11,17
17日のCBOTコーンは期近安・期先高で取引を終えた。期近12月限は前日比0.75セント安の525.75セント、3月限は同0.75セント安の539.25セント。
ここにきての急落で、来年度の米国コーンの作付面積の当初の増加予想も後退しつつあり、期先はスプレッドの解消もあり、戻りをみせている。一方、期近はその期先の戻りに追随して上伸する場面もあったが、高値からその後大きく値を消し、小幅安に。需要の低調には変化はなく、実需筋も買いを見送っていたことから、高値を維持できず、結果的に整理商いの場を提供してしまったという。


ICE砂糖日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ICE11/17
17日のICE砂糖は小反発となった。期近3月限は前日比0.16セント高の26.47セント、2011年10月限は同0.48セント高の19.87セント。
25セント台を維持した結果、高値からの急落に対する調整がみられ、戻りをみせている。テクニカル面の動きが中心で、25セントを下値にして、目先26~28セントのレンジ取引を予想する声も挙がっていた。ところで、インドとタイの生産高が当初予想していたよりも多くなるとの見通しも明らかにされている。ISO(国際砂糖機関)によると、2010年度の世界の砂糖の供給過多は149万トンで、2011年度は250万トンと想定されている。以上のことはファンダメンタルズ面で弱材料といえるものの、急落に対する調整が勝り、本日は圧迫要因になり切れず。