米ドル/円GTIS日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ドル・円11・17


ユーロ/米ドルGTIS日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ユーロ・ドル11・17


シカゴ10年物T-NOTE日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-シカゴ10年物11・16


ダウ平均株価日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ダウ11,16
ドル円は83円30銭と昨日から30銭強の円安・ドル高で推移、ユーロは1.348ドルに大幅続落しており、ダウは178ドル安の1万1,023ドルに大幅続落、10年債の利回りは2.832%にいくぶん低下しています。債券市場以外は大荒れの展開で、中国の利上げ懸念が台頭しリスク回避の動きに翻弄された一日となりました。これまではリスク回避時は「円買い」の動きとなりましたが、金利差からドル売りシフトが積み上げられており、逆にドル買い戻し・円とユーロ売りという流れとなっています。ユーロはアイルランドやギリシャの公的債務問題が再び浮上していることも売り要因、南欧諸国PIGSの公的債務問題は今後も折りに触れてでてくるもの考えられます。米国の金融緩和問題では先週のG20の席でも中国や独が公然と批判し、米国内でも追加緩和に対する疑問が多く寄せられており、追加の緩和策に関してはむつかしくFRBの選択肢が縮小、一部には先の6,000億ドルも縮小されるとの見方も浮上しており、金利上昇要因も含めてドル売りスタンスの解消に動く側面が表面化したようです。中国では10月CPIが4.4%と政府の目標を大きく上回る水準となり、食品以外が1.6%上昇に対して、食品の上昇分が10.1%に上昇したことが価格統制や投機の抑制につながるとの見方が浮上し、利上げに対する警戒感が一段と強まったようです。米・殴・中の複合的な問題が金融市場をゆり動かし、全般にリスク回避の動きを強めたというのが本日の一連の反応となって表われたようです。

NY原油(WTI)日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-NY原油11・16
16日のNY原油は急落している。NY原油期近1月限は前日比2.45ドル安の82.84ドル。RBOBガソリン12月限は同3.93セント安の215.57セント、NYヒーティングオイル期近12月限は同6.19セント安の230.90セント。
世界第2位の石油消費国である中国の株価が急落を演じており、景気減速懸念を背景にした石油需要の低迷が危惧されていた。さらに欧州の信用不安の拡大も欧州での石油需要に与える影響が警戒されていた。ドル高・ユーロ安がさらに加速し、商品市場全面安の展開も原油や石油製品の下げ幅を拡大している。原油は82ドル台まで値を消しているが、他商品に比べると、まだ高値からの下げ幅が小さいとの見方もあり、期近12月限の納会を控えた整理商いも下げに拍車をかけるとの見方も少なくはない。


NY金日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-NY金11・16


NY銀日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-NY銀11,16


ZPLドル建プラチナ日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ZPL11/17

16日のNY金は急落を余儀なくされている。NY金期近12月限は前日比30.1ドル安の1338.4ドル、NY白金期近1月限は同40.1ドル安の1645.7ドル。
商品価格の急落を受け、インフレヘッジとしての役割が一段と後退していること、欧州の信用不安を受けたドル高・ユーロ安が売り材料となって金の急落を招いたとされている。金は最高値から100ドル近くも値を消すこととなった。上海総合株価指数の急落で非鉄相場が暴落し、その他貴金属の急落につながり、金の圧迫要因になっていた。また、その他商品も世界的な需要の後退を警戒して急落し、過剰流動性の中でのインフレ懸念は大きく後退してしまったようだ。特にアジア市場からの資金引き揚げの動きが警戒されている。韓国では利上げが実施されており、中国の追加利上げの暗示させるキッカケにもなっていた。欧州の信用不安は金市場の支援材料になり切れず、非鉄やその他商品の動向が今後とも大きく左右するとみられている


シカゴ大豆日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-シカゴ大豆11・16
16日のCBOT大豆は急落を演じ、一時ストップ安も示現するなど、ほぼ安値引けとなっている。期近1月限は前日比66.75セント安の1219.75セント、3月限は同66.75セント安の1227.00セント。
世界最大の大豆輸入国である中国の利上げ観測が強まり、上海株価は急落をまた強いられ、それに沿って大豆も大きく売られることとなった。利上げによって中国側が大豆の買い付けを鈍化させ、市場が期待している今後の飛躍的な買い付けにはつながらないとの見方は大勢を占めるようになっている。また、ここにきての大豆価格急落を受けて、中国が高い価格で成約した大豆のキャンセルに動くとの見方も台頭し、まさに中国要因での急落となった。中国に過剰に依存していた大豆輸出だっただけに、状況が一変したことで、ファンド筋の狼狽投げが表面化している。本日のファンド筋の売り越しは推定1万5000枚。大豆にとってはかなり大規模な売りでもある。


シカゴコーン日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-シカゴコーン11,16
16日のCBOTコーンは急反落を強いられた。期近12月限は前日比29.00セント安の526.50セント、3月限は同29.00セント安の540.00セント。
一時ストップ安も示現するなど、ほぼ安値引けで取引を終えた。中国要因で商品市場が全面安の様相をみせており、それを嫌気したファンド筋がコーン市場からの資金引き揚げかたがた、売りを活発化させた。需給報告後の高値である6.05ドルから80セント近くも急落しているが、期近12月限が月末に第一回受け渡し通知日を迎えることもあり、さらなる下値警戒もまだくすぶっている。実需筋の買い支えはなく、実需筋も商品全面安の中、買いを先送りしたとみられる。


ICE砂糖日足
CTAトレーダー マクハリのブログ-ICE砂糖11,16
16日のICE砂糖は急落して引けた。期近3月限は前日比0,73セント安の26.31セント、2011年10月限は同0.80セント安の19.39セント。
前日の戻り以上の下落を強いられ、引け味も高値から大崩れしており良くない。20%以上の急落をみせていただけに、前日の調整高の流れから一時1%以上の戻りをみせていた。ただ、非鉄が急落するなど、商品市場全面安の様相に発展し、砂糖も大きく売り直されてしまった。それでも、25セント台では打診買いが入り、その後下げ幅を縮小している。砂糖にとっては25セントが目先の節目ともいえる。ファンダメンタルズ面において、ブラジルの理想的な天気とインドの輸出間近ということで、目新しい支援材料は見当たらず。