当時打っていた人なら知らない人はいないと言っても過言でない程のメジャーな台です。
形は羽根物なのですが、ゲーム性は同社のダイナマイトのような荒波(連荘システムもダイナマイトそっくり)で、好き嫌いが分かれた台だったと思います。
では、ゲーム性について説明します。
1)盤面下の羽根開閉チャッカーに玉が通れば羽根が1回開閉します。(当機では本来2チャッカーのあるヘソも1チャッカーになっています)
2)玉が羽根に拾われると玉は上段ステージを奥に転がり、左右に跳ねた玉以外は役物中央のゴリコップの胸にあるVゾーンに向かいます。ただ、このVゾーンは玉がギリギリ入る大きさしかなく、滅多な事ではV入賞しません。
Vと書いてある下の穴にある上半分が当たり穴、下(手前)半分は下段ステージに通じる。
下穴を乗り越えて上下左右にブレずにピッタリ上穴に到達した玉のみ通常当たりとなる。
3)Vゾーンをハズした玉は下段ステージを手前に転がり、役物下部にあるデジタル回転チャッカーを通過します。するとデジタルが回転して11~88のゾロ目のどれかで停止します。ここで33or77が出ると役物内のゴリコップが背伸びをします。するとVゾーンが広くなるのです。
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こうなれば次の羽根開閉で拾われた玉は高確率でV入賞するという訳です。
もしゴリコップが背伸びの状態で玉がV入賞しなかった場合はまたデジタルが回転し、33or77以外が出ると背伸びしていたゴリコップは通常状態に戻ってしまいます。
4)大当たり中は役物内のハズレ穴への入賞が4カウントするか羽根開閉規定回数(10回だったかな?)にてゴリコップが背伸びしてV入賞をアシストします。
こう書くと羽根物のようですが、実はこのデジタルの当たりには偏りがあるのです。33or77が出やすい「天国モード」とほとんど出ない「地獄モード」が存在します。通常時は「地獄モード」に滞在しています。デジタル回転時には1/64の確率で天国モードに移行します。天国モード滞在時には7/64で地獄モードに転落します。
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詳しい仕組みを説明しますと・・・羽根開閉チャッカーを玉が通った時に1024ある乱数取得用カウンタの値が地獄モードでは0から、天国モードでは512からのスタートにリセットます。羽根開閉チャッカーに玉が通って羽根に玉が拾われてデジタル始動センサーに至るまでの時間はほぼ一定範囲内の時間になるので「カウンタが0から始まった時に拾う時間帯のところには33or77以外ばかり、512から始まった時には33or77が多い」という風に仕組まれていたことからこの過激な連荘性が演出されているのでした。これはダイナマイトと全く同じシステムですね。
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このように「形は羽根物なのにゲーム性は過激な連荘機」という台なので、本来の羽根物が好きな方にはほとんど受け入れられませんでしたが、連荘爆裂マニアには支持されたのでした。私もあまり勝った事が無く、羽根物とも思えないのでちょっと苦手な台でした。
大当たり中は6個拾いか7個拾いでV継続する事が多いので、権利消化中1Rあたりでほぼ10カウント取れるダイナマイトやラッキーボーイと比べると大当たり1回あたりの出玉数はどうしても少なくなります。その分、開閉チャッカーが6個戻しで役物内が13個戻しなので通常時はダイナマイト系と比べ玉持ちが良いということになります。
大当たり中のサウンドは独特で面白いと思います。
<スペック>
6&13 15R
<動画コーナー>
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