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今、オーストリア・ザルツブルグの朝6時を回ったところです。

 

今回の夏休みの目的は

世界中から音楽好きが集まるクラシックの祭典

「ザルツブルグ音楽祭」

 

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クラシックに特別な知識があるわけでもない

ただの音楽好きの私がこの音楽祭に関心を持ったのは、今から20年ほど前です。

当時ベルリンフィル特番の取材でイギリス、ドイツを訪れ、その時の音楽監督クラウディオ・アバド氏にインタビューしたという、私のテレビ仕事の中でも宝物の思い出があるのですが、その番組の中に、ディレクターだけで取材したザルツブルグ音楽祭の映像がありました。

 

「ウィーンフィルもベルリンフィルもザルツブルグ音楽祭での演奏には特別な思いがあるし渾身のパフォーマンスを披露してくれるんだ」

 

というディレクターの話が印象に残っていた私。その特番では日程が合わずロケに行けなかったザルツブルグ音楽祭、、。

 

いつか、ザルツブルグ音楽祭で、世界の双璧、ウィーンフィルとベルリンフィルの演奏を生で味わいたい、、

 

その20年越しの夢が今回叶いました。

 

8月の終わりになんとか休みが取れ、、

ウィーンフィルとベルリンフィルのコンサートのチケットが取れ、、いろんな条件が揃って、初のザルツブルグへ。

 

初めて訪れた「祝祭大劇場」の前の華やかなこと、、

盛装の紳士淑女たちが談笑する姿に、世界の音楽祭の風格を感じた次第。

ちなみに私はというと、この日は日中のコンサートだったので、ちょっと地味だけど、水玉のワンピースに合わせて靴はマノロ・ブラニクとコンテスの黒のパーティーバッグ。

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ウィーンフィルハーモニー管弦楽団

指揮:ダニエル・バレンボイム

 グスタフ・マーラー作曲 :交響曲第7番 

 

小柄なダニエル・バレンボイムのエネルギッシュな指揮とオーラ、

ウィーンフィルの「マーラー第7番」は圧巻でした。

テレビでしか見たことがなかったウィーンフィルハーモニー管弦楽団が、目の前に。

 

顔の表情や息遣いも感じられるのはもちろん、、

何より、バレンボイムの指揮棒が振られた先から、その楽器の極上の音色が聴こえてくる、、、当たり前なんだけど、そこに何度も鳥肌が立ちました。

 

そう、「奏者の音が見える」のです。

音が波のように押し寄せたり、引いたり、細い糸のように立ち上ったり、キラキラと砕け散ったり、、

世界最高の音を生で聴くってこういうことなんだと、嬉しい実感でした。

 

ウィーンフィルはやはりザルツブルグ音楽祭の中でも別格の人気で、演奏後の総立ちの大拍手と大歓声はすごいものでした。

 

そして今夜は、

ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

指揮:サイモン・ラトル

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番、交響曲第15番

 

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ベルリンフィルを生で聴くのは、本拠地ベルリン、東京についで3回目。ザルツブルグでの演奏、本当に楽しみです。