「さようなら」という日本語。
ひらがなの文字も、響きも美しい、大好きな言葉の一つ。
もともとは、「さらば」「さようならば」という接続詞。
それが変化してお別れの言葉になったものです。
さらに調べてみると、
日本人の挨拶の基本は
「こんにちは、お元気ですか?」
「はい、おかげさまで元気です」
「さようなら、ごきげんよう」
これには、どういう意味が込められているかというと
「太陽とともに明るく元気にしてますか?」
「はい、太陽とともに元気です」
「それならば、太陽とともにご機嫌よろしいでしょうね。」
ということだそう。
つまり、さようならには、
もともと、英語で言う
「Have a nice day」と同じような意味が込められているのだという事が
あらためてわかりました。
あるアメリカ映画のワンシーンで、主役のハリウッドスター2人が
日本語で「さよなら」と互いに挨拶する場面が心に刺さりました。
そして慈しむように発音されたその響きが、なんと美しかったことか、、、。
「さようなら」とは、本来、相手に寄り添う優しく美しい言葉。
綺麗な日本語をもっと大切に、、心をのせて口にしなければ、、、。
言葉を生業とする私の、今日一番大きな気付きでした。
さて、今日お出かけのツイードのジャケットには、ヴィンテージブローチ、、秋のファッションとしてオススメです。