DVDで映画「恋愛適齢期」を観ました。
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ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブス扮する、60代独身富豪、バツイチの50代劇作家、30代のイケメン外科医が繰り広げるラブコメディー。何度も声を上げて笑うところもあれば、ジーンと心にしみるシーンもある素敵な映画です。

ただ、私は映画を観るとき、ストーリーそのものの良さを味わうというより、印象的なシーンを写真のように切り取って記憶に刻むという楽しみ方が中心です。

印象に残ったポイントの中からいくつか。

1、タイトル
まず、タイトルが最初に出てきたとき。
邦訳との差に驚きました。
原題の「Something’s gotta give」とは、
「何か変わらなくては」という意味。
このままではいけないのだ、、という含み、、これは映画を観ているとだんだんわかってきます。
ちなみに邦題を「恋愛適齢期」にした理由は、ジャック・ニコルソン主演の映画の邦題「恋愛小説家」が大ヒットしたから、それに似たようなタイトルにしたとか。
2、インテリア
冒頭に素敵な別荘が出てくるのですが、このインテリアに憧れる女性が多いそう。
私も10年ほど前、セカンドハウスを購入する前にインテリア洋書を何冊も買ってチェックしたことがあったのですが、アメリカのインテリア本はどれもこの映画と同じようなテイストでした。
ヨーロッパのインテリア本はまたちょっと違う、、。
アメリカ人理想のインテリアが、この映画の冒頭の別荘に凝縮されていて興味深かったです。個人的には、窓に向かっている横長のワーキングデスクが好きでした。

3、チャット
これは大人の恋愛の切ないシーン。
ジャック・ニコルソン扮する主人公の富豪が、ダイアン・キートン扮する劇作家とのチャットで、
「I miss you、、」と打ちかけて、、思いとどまり
「I miss y、、」から一文字ずつdeleteし、
「Take care」で終わらせる、、うーーん。

4、音楽
大好きなマルーン5の「サンデーモーニング」が
流れてきた、市場で野菜を手にするキアヌリーブスのシーン。泣けるほど爽やか。
ラストに流れるシャンソンのラヴィアンローズも美しい。

5、パリでの3シーン。
映画の終盤、ジャックニコルソン扮する富豪が宿泊するパラスホテル「ホテル プラザアテネ」のロビーのシーン。
そして、パリでの再会を果たすレストラン
「ル・グラン・コルベール」
のシーン。
さらに、セーヌ川の橋の下を遊覧船が通り過ぎるのを上から撮影したシーン。
そのキラキラしたライトの華やかさに、主人公の孤独が映し出される、、何度も巻き戻したくなる3秒ほどの美しすぎる映像。

フランス映画とパリが出てくる映画はなるべく見るようにしているのですが、この映画のパリのシーンは良かった、、。

アカデミー賞をとっているとかとっていないとかそんなことは別として、
心のシャッターを何度も切りたくなる映画に、これからもたくさん出合えますように!









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