まるで心霊写真?




 

 


 

 

のようではありますが、

 

心霊写真ではなく、

 

初めて美術館に入った坊です。

 

 

 

 

 

 

 

上野は西洋美術館で開催中のプラド美術館展。

 

私は何を隠そう、フィレンツェやパリやロンドンに行けば一日中美術館にお籠りするタイプの美術愛好家でして、時代や派を問わず油絵が大好き。しかしながらマドリードは訪問したことがなく、プラド美術館も未体験です。今までベラスケスやゴヤの絵に触れる機会が少なかったので、とても楽しみにしてきました。

 

 

 

 

美術館に来る前に、まず予習として、図書館でいくつかベラスケスの絵本を借りましたが、中でも良かったのがこちらのふたつ。

 

 

 

 

ケイティの美術館シリーズ。

小さな女の子のケイティが絵画の中に飛び込んで絵の中の物語を体感するという、ちょっと変わった試みの作品です。ケイティのシリーズは全て読みましたが、このベラスケスを題材にしたものに限らずどの作品も子供目線の絵画鑑賞の仕方を示した一例として、面白かったです。このシリーズで読んだ内容は、坊の記憶にも残りやすいようでした。

海外の美術館では、就学前後の小さい子供たちが一つの絵の前に座り込み先生とディスカッションしている風景をよく目にしますが、ちょうどこんな風に、子供なりの絵のアプローチを試みているのだろうな、と思いました。

就学前後のお子さんにおススメです。





もうひとつは、こちら。

 

 

 

「はじめてであう絵画」シリーズ。

ケイティのシリーズよりはもう一歩学術的に詳しく、それでいて、子供でも興味をもちやすい切り口で説明されています。私も知らないことがたくさん説明されており、「はじめて出会う」とはあるけれど、これだけ知っていれば一生美術を楽しめるくらい、質もよく必要十分な内容。とても気に入ったのでシリーズ全作購入しました。

(アマゾンの本まとめ買いキャンペーン+タイムセールの合わせ技で13%割引でした♪)

 

 

 

 


 

 

 

 

 

この格好を見ても分かる通り、プラド美術館展を訪れたのはまだ肌寒い3月中旬。


この頃は、休日の午前でも当日券購入に10分ほど並んだだけで、あまり混雑していませんでした。期待したほど絵画の点数はなかったのですが、観賞しやすくて良かったです。

 

プラド美術館展は上野は5月27日まで。その後兵庫県立美術館に行くようです。

 

 

 

 

 

さて。

当日。

 

 

 

 

 

坊には、及川光博さんによるガイドのイヤホンを 玩具代わりに 与え、自分もイヤホンを装着してスタート。最初の5枚くらいは熱心にイヤホンいじりで遊んでいた 聞いていた坊でしたが、やはり飽きてしまい、でも私はどうしても見たいので、「ソファで待ってて」「すぐ終わるから」とだましだまし、なんとかガイドされている作品だけはすべて見ることができました。

 

坊も、絵本で見たことのあるフェリペ4世の絵画だけは、

 

「あ!ヘラクレスの絵」

 

と反応。

←ベラスケスだけどね。

 

「病気で死んでしまった王子のお父さんだよね」

 

と、若くして死んでしまったバルサタールカルロス王子のエピソードが、この展覧会を前に予習した内容の中で最も印象深かった様子。

 

「どうして死んでしまったの?」

 

「今みたいに病気や怪我をなんでも治せる時代じゃなかったからね、昔は王子と言えども長生きはできなかったんだよ」

 

と説明しながら(←本当はなぜ死んでしまったのか知らない)、「おとぎ話の王子でも、昔はとっても食べられない、アイスクリーム~♪」の歌も思い出しつつ、本当に今の時代は恵まれているなあ、ありがたいなあと思い至りました。

 

 

 

 

 

そして、帰り道。

「どの絵が一番面白かった?」と聞くと、

「王様が怒って、鷲に食べられた人の絵」

と。

 

 

 

 

ベラスケスではなく、他の画家によるプロメテウスを題材にした絵が印象に残った様子の坊でした。

岩に張り付けにされ鷲に肝臓をついばまれ続けるって、幼児の心にも恐ろしかったらしい。

王様とゼウスとか、神話と実話とか、色々混同はしているものの、そしていまだにベラスケスをヘラクレスと言うものの、それなりに感じることを持ち帰ることのできた、坊の初美術館でした。

 

私にとっても、正味初めてのベラスケス。

対象を理想化せず、誇張せず、ありのままを描いた絵画からは、今まで触れたことのない美しさや、画家としての美学を感じ、坊がいなければ丸一日いたかった、感慨深い展覧会でした。

 

 

 

 

 

帰り道。

 

上野はパンダのシャンシャンが産まれ、当選見学制が終了したあともまだパンダ当日鑑賞券を求めて早朝から長蛇の列ができるほどフィーバーが続いていましたが、「お父さんパンダは並ばずに見学できます」の案内がブラックで笑いました。

 

そんなシャンシャンも、そろそろ赤ちゃんではなくなって、ただのパンダになっている頃でしょうか。

成長は喜ばしいことです。

 

 

 

 

上野のランチは、(比較的)空いていて安い科学博物館内の食堂を利用することが多いのですが、この日は過門香さんへ。

昔は別支店のランチによく訪れていたのですが、久しぶり。

チャーハンと点心が美味しいのですよね。

 

 

 



キッズプレートもありました。







キッズプレートについてくる安っぽい玩具、すぐゴミになるし、ホントに要らない!!のですが。

ご飯が来るまで子供が静かにしてくれるので、やっぱりありがたいです。

まだまだキッズプレートに助けられている4歳5か月の坊でした。