坊4歳3ヶ月、ピアノ教室に通い始めました。

 

子供の習い事ベスト3といえば、水泳・ピアノ・英語。

←断定(笑)。

 

いや、知りませんが、私の周囲ではそれが多い。あと、女の子なら、バレエ?

 

私は天邪鬼なので、坊には敢えてピアノではなく、「ギターを習わせたい」とか「タップダンスを習わせたい」とか思ってきましたが、対象年齢じゃなかったりレッスン時間が夜だったりするので見送っているうちに、妹からピアノを勧められたのです。

妹は、子供たち2人に、それこそ水泳とピアノと英語を習わせています。

←手堅い母親。

 

長男君は5歳過ぎから、弟くんは4歳0ヶ月からピアノを習っていて、妹曰く「4歳と5歳の吸収力の差は大きい。でも出だしがスムーズでない4歳だからこそ、break throughの瞬間はあるし、本人もそれを喜んでいる」とのこと。

ピアノ経験のない私にはなんのこっちゃピンときませんでしたが、とりあえず同じ教室の同じ先生のレッスンを体験させていただきました。

 

体験レッスンの日。

坊は、コンサートで見たことはあるとはいえ、触れるのは初めてのグランドピアノに、目をキラキラさせていました。畏れ多いといった態で、遠慮がちにそっと鍵盤に触れて、音が出ると、はにかんだ笑顔で喜んでいました。

 

体験レッスンでは、楽譜を見ながらドの音を弾く、というのを教わりました。本来親指で弾くのですが、坊は親指の力が弱くてうまく音を出すことができず、人差し指で代用していました。それでも一応、リズムに合わせて「ド」を鳴らし、先生が伴奏をつけてくれて、15分ほどの体験は終了。

 

終了後、坊に感想を聞くと、

「楽しかった」と。

「でも、先生が一緒に弾いたからイヤだった」と。

←1人で弾きたかったらしい(笑)。

 

帰宅後、母に感想を聞かれ、

「まだ指の力が弱くて、始め時ではないと思ったよ」

と言うと、

「だからこそ始めた方が良い!指の力つけた方が良い」と。

 

子供と違って孫に対しては激甘なのかと思いきや、根っからの向上心の塊な母でした。

 

 

 

 

そんなこんなで、坊は今月からピアノ。

 

 

 

テキストはこちら。

 

 

何でもそうかもしれませんが、最初の理論・導入がキツいですね。4歳のピアノレッスンでも、初回は「音符が音を意味している」「音符の指示通りに弾く」、「弾く手と指が楽譜に指示されている」といったところから教わります。「ド」しか書かれていない楽譜を見て、「これがドだよ」と言われても、対照がないと(こっちはレでこっちはミとか)分かりにくいですよね。楽譜自体を初めて目にするんですからね。その教え方では伝わらない。。。と口をだしたいのをぐっと我慢。

姿勢に関しても「背筋を伸ばしてお腹は突き出さないで」「お尻はもっと後に座って」と同じ注意を何度も受けて、なんとも進まぬ感じ。

 

初回レッスン、キツかった〜!!!

もうね、1ページ毎に坊は「もう終わり?」。

←早く終わりたい。

先生も(多分最後ちょっとイライラしながらも)講義は続き、それに対して坊はあからさまに「はあ」とため息をついたり。

←やる気ないことこの上ない。

 

初回レッスンはこんな風にしょうもない感じになって、レッスン時間は本来30分の所、20分で終わってしまいました。

 

体験レッスンから、「ド」から始めるんだなとは分かったので、「ドの鍵盤」だけは覚えさせて行ったのですが、甘かった。楽譜や音符のことも私が予習させておくべきだったな、と反省。

幼児のうちは、親も同じ部屋の隅に座って待つので、私は習ったこと・できたこと・注意されたことを逐一メモしていました。

 

そして2回目からは、復習はもちろんのこと、予習にも時間をかけるようにしています。

また、「姿勢」や「先生の指示にはハイと答えること」「もう終わり?と聞かないこと。やる気のない子供には、先生も一生懸命教えてくれないよ」など、先生から注意された細かい点や私が気が付いた点も注意喚起して、次回のレッスンに臨むようにしています。そうすると当然、先生に褒められる場面も増えるし、坊も得意げ。

 

初回のぐだぐだの「右手でド」を弾くところから始まって、3回目の今は「左右の手でド、レ」を弾くを、「上手上手」といわれながらこなしています。

 

ピアノレッスンには、水泳のようなスポーツの習い事とはまた違う意義を感じています。

スポーツにはスポーツの、坐学には坐学の、礼節があり規則がある。必要な集中力も忍耐力も、種類が違う。まだ始めたばかりですが、ただピアノが弾けるようになるということ以上の意義を感じて、これは続けたい習い事です。



また、坊のテキストくらいならピアノ経験ゼロの私でも弾けますが、甥っ子長男君のテキストになると、初見では無理。

 

 

 

 


というか、全然無理(笑)。

 

 


両手の3本の指、4本の指で弾く行為は、まちがいなく脳を活性化させるので、老化防止のために私はもちろんですが、両親にも勧めました。

 

 

 

 

 

 

 

 

初めてのピアノレッスンにて。

控えめな様子でピアノの前に座る坊。

 

 

 

 

子供は集中力ないわ、母親は記念写真撮ってるわ。

(;^_^A

いがちなんでしょうけれど、ミーハーだなと思われたことは間違いない。

 

 

 

 

初回レッスンを終えて妹に感想を聞かれ、

 

「10分毎にもう終わりって聞いてて、参った」と言うと、

 

「10分持てばよかったじゃん。次男(4歳)は最初、5分毎にトイレに行くって言ってたよ」と。

 

因に2回目のレッスンでは、私がよく言い含めたこともあって、坊はもう「もう終わり?」とは言いません。

break through?