島の、山の中腹にあった、八丈小島の旧集落。
2つあった集落のうち、八丈島側の方の集落に行きました。
もう一方の旧集落には、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/11/nobleweed/cb/60/j/t02200293_0480064013585181237.jpg?caw=800)
この、山を越えるか、船で海経由で行くかしか、ないそうです。今もかつても。
で、この山の上部は、なんかゴルフ場みたいに見えるけど、
実際は藪がみっしり生えていて足の踏み場もなく、山経由で行くのは今は不可能らしいよ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/17/1e/j/t02200165_0640048013585234875.jpg?caw=800)
これは、旧小中学校の校門。
丈夫な作りだったらしく、立派な門構えは残っています。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/61/61/j/t02200165_0640048013585234874.jpg?caw=800)
かすかに、校名が書いてあるのが分かります。
この門を潜り抜け、学校の旧校庭へ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/67/cf/j/t02200165_0640048013585237739.jpg?caw=800)
旧校庭です。あまり広くありません。山ばかりなので、仕方ないでしょう。
ここで、運動会とかしたんですって。
あとね、もう1つの集落にも学校があって、一緒に運動会したりとかもあったらしい。
ネイチャーガイドさんが、八丈小島について書かれている書籍を紹介してくれた。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/e1/b3/j/t02200165_0640048013585241700.jpg?caw=800)
八丈小島の壮絶な生活について書かれている本とのこと。絶版だそうです。
もう一冊。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/fa/9a/j/t02200165_0640048013585241699.jpg?caw=800)
この本に、我々が立っている、旧小中学校の写真があります。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/c4/7d/j/t02200165_0640048013585241701.jpg?caw=800)
これです。
で、今この建物はどうなっているかと言いますと、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/fd/0e/j/t02200165_0640048013585241831.jpg?caw=800)
わっかりますかあ?
画面左の所が、上の写真の昇降口だったところです。ううーん。
実際は、集落は、この旧校舎の上、丘みたいになっているの分かりますかね。
そこに集落というか、住宅街の様なものがあったそうな。
でもね、見た感じ、あんまり広くはないんだよ。本当に集落なんてあったのか疑っちゃうくらいよ。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160306/12/nobleweed/25/47/j/t02200165_0640048013585245455.jpg?caw=800)
これは、おそらく、昔島に唯一あった、発電機、だと思う、との事でした。(ガイドさん談)
昔、島には電気はあるにはあったが、この1台だけで電力をまかなっていたらしい。
みんなで小さな電力を大事に大事に使うため、
日が暮れたらとっとと寝て、夜が明けたら起きる、と言う生活を、離島ギリギリまでしてたんだって!
だってさ、昭和40年って言ったら、東京オリンピック直後だよ!
オールウエイズ三丁目の夕日だよ!高度経済成長期ですよ!
そんな時代に、八丈小島の人は、自給自足の生活をし、貨幣も使ってなかったっていうからあーた。
八丈島に移った後、八丈小島出身の人は、八丈島の人に馬鹿にされたり、
なんたって働き口がないから、八丈島に移っても生活は大変だったらしい。
八丈小島に帰りたい、って思い直した人も少なくなかったとか。
でも、戻るというのが、現実的ではない事は、分かっていただろう。
こっからは、どうでもいい話ですが、
雑草は、故郷がなつかしい、と言う気持ちがあんまりない。
今故郷に住んでますが、出来れば戻りたくなかった。
今でも、可能なら、かつて住んでいた亀戸に戻りたい。
都会ってやっぱり便利だというのは本音だし。いろんな意味で亀戸は本当に住みやすかった。
雑草の地元が都心からそれほど離れてないから、故郷への愛が少ないのかもしれませんが。
だからさ、今現在島に住んでいる人は、なぜ島を離れず住んでいるのか、という疑問がずっとありまして。
それを知りたくて、離島の旅行に良くいく、というのもあります。
でもやっぱ、理屈じゃないのかも知れないね。故郷が好きなのに理由なんてないもんね。
まだまだ勉強し足りないです。
さて、それでは、いよいよ下山?し、船着き場に戻ります。