娘は3才からバレエに通っている。そこは私が30数年前、通っていたバレエスクール。宝塚への登竜門であり、たくさんの有名な女優さんも卒業していった。そのバレエ団には人生で一番怖いと思っている男の先生がいる。私がバレエを中学生の時やめてからも、ずっとその先生の事は忘れなかった。

何故怖いのか?顔はダリそっくり。じろっと睨まれると動けなくなる。本気で怒る。だらけた態度をとっていると『出て行きなさい』と言われ、帰される。嘘は必ず見抜かれる。ごまかしが全くきかない。緊張で泣く子続出。泣き続けると『邪魔です』と言われる。

でも全てに愛情があった。子供の私でもわかった。ユーモアがあり、怖くても一緒にいたいし、褒められた時は何より嬉しかった。

そして今、娘が『こらっむかっ』と追いかけ回されている。そして、ドアから覗く私を横目でじろっとみながら『親の顔が見てみたい!あっいた!』とニヤリとされる。

先生が『はい、あげる』と私にパンフレッットを渡した。良く見ると古い発表会のパンフ。きゃあにひひ私が発表会にはじめて出た時の30年前の物だった。30年ぶりに笑っている自分と再会。記憶の中にあった景色がはっきりと浮かんだ瞬間。感動しょぼん感謝ラブラブ


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