北京冬季オリンピックまであと553日 

(2022年2月4日開会式)

この本を読むことは、あなたの人生における最高の冒険になるだろう。

 

『7つの習慣』はすでに30ヶ国語以上に翻訳され、版を重ね、1,000万部を超える記録的な売り上げを達成している。今回、日本語の全訳が完成されたことで、日本人もこの『7つの習慣』の感動を味あうことになる。

 

『7つの習慣』を勉強することで、あなたは次の結果を期待することができるだろう。

●真のリーダーになり、マネジメントの本質を知る。

●人生における明確な目的と方向性を持つようになる。深いコミュニケーションをとる方法を知ることで、周りの人たちとの充実した人間関係をつくる。

●忘れていた人間本来の暖かさを取り戻し、本当の喜びを生活の中で味わえるようになる。

●他人との協力を通じて、無限の資源を活用する方法を知る。

●家族などの大切な人間関係を築き直す鍵を学ぶ。

 

 

7つの習慣

スティーブン・R・コヴィー著

ジェームス・スキナー  川西茂/訳

1996年12月25日 初版第1刷発行 

1997年10月29日 初版第33刷発行 より引用・転載します

 

 

第四部 再新再生

第七の習慣 刃を研ぐ                               

 

 

再新再生の四つの側面

・知性

  知的能力の開発は、そのほとんどが正式な教育によってなされる。しかし、一度学校を卒業してしまうと、多くの人の知力は弱体化の道を辿(たど)る。つまり、真剣な読書をしなくなり、自分の専門を超えた新しい分野の探求も分析的な考察もせず、書くことさえもしなくなる。そして、深く分析したうえで、明確かつ簡潔に自分の考えを表現する力を試そうともしない。代わりに、テレビを見るのに時間を費やす。

  ある調査によれば、家庭における一週間のテレビの平均視聴時間は、約35時間から45時間もあるという。それは、人が仕事に費やす時間とほぼ同じであり、また、子供たちにしてみれば学校で過ごす時間をも上回ってしまうものである。現代社会で、テレビほど強烈な影響力を持つものはない。私たちはテレビから流れてくる価値観に影響を受けてしまうからである。その影響力は、非常に巧妙に、無意識のうちに私たちに働きかけてくる。

  テレビを賢く利用するためには、効率的な自己マネジメントの習慣である第三の習慣が必要となる。重要事項を優先することで、自分の目的と価値観に合った大切な情報をもたらしてくれるような番組、あるいは、精神を高揚し、リフレッシュさせてくるような番組などに限定できるようになる。

  私の家では、テレビを見る時間は一週間に7時間までと決めている。あるとき家族全員で、テレビが家庭環境にどのように影響しているかを示す様々な調査データを検討し、この問題について話し合ったが、反発する者はいなかった。全員が、テレビ中毒は依存状態のひとつの症状だと考えた。

  私自身はテレビの存在に感謝もしているし、多くの質の高い教育番組や娯楽番組を実際に楽しんでいる。そういった番組は私たちの生活を豊かにし、有意義な目的や目標の達成に貢献しているが、その一方で、ただの時間の浪費、あるいは精神に悪影響を及ぼすような番組も数多く存在する。自分の身体がそうであるのと同じように、テレビはよい下僕(しもべ)になることはあっても、よい主人になることはない。自分のミッションを達成するためには、自分に与えられた資源が何であれ、それを効果的に活用し、第三の習慣を発揮することによって自らを律しなければならない。

  教育(継続的に自分の思考能力を磨き、それを高める活動)は、知的側面の再新再生にとって必要不可欠なものだ。時によっては、学校や体系化された学習プログラムなど、外側から規制された訓練が必要な場合もある。だが、ほとんどの場合はそうではない。主体的な人であれば、自分自身を教育するために、自ら様々な方法を見出すことができるだろう。

  自覚を持ち、自分の頭の中のプログラムを客観的に見つめる能力を身につけることは、極めて大切なことである。私に言わせれば、これこれ”教育”そのものの定義なのである。つまり、真の教育とは、人生のプログラムそのものを、より大きな疑問、目的、様々なパラダイムに照らし合わせる能力である。そのような教育を身につけずに単なる”訓練”だけ受けていれば、視野は非常に狭くなり、その結果、訓練の根拠となっている仮定や前提を見つめることは決してないだろう。だからこそ、幅広い読書をすることによって、偉人の考えに接することが大切なのである。

  定期的に優れた本を読むこと以上に、自分の精神を高め、養う方法はない。これもまた波及効果の大きい第二領域の活動である。そうした読書によって、かつて存在した偉人たちの思考や知識に接し、その足跡に触れることができるからだ。私がお勧めしたいのは、最初は1か月に一冊を読むというペースで始め、次いで二週間に一冊、一週間に一冊、とペースを徐々に上げていくというものである。「読まない人は、読めない人と何ら変わりはない」のだ。

  優れた書物を読むということは、社会に対する理解を高め、自分のパラダイムを拡大し、知的側面の刃を研ぐことである。特に第五の習慣を実行しながら、つまり理解しようとしながら読めば、なおさら効果的である。自叙伝を持ち出し、すぐに評価を下してしまえば、著者の言わんとしていることを理解するには至らず、読書の価値を減少させてしまうことになる。

  また、書くことも、知的側面の刃を研ぐ強力な方法のひとつである。自分の考え、経験、思いつき、学んだことなどを記録として日記をつけることは、知力の明瞭性、正確さなどを向上させる。手紙(上辺だけの美辞麗句を並べたものではなく、思い、感情、アイディアなどを伝える意味のある文章)を書くことも、自分の考えを明確に伝え、論理を展開し、相手により深く理解してもらう表現力を高めるのに非常に役立つ活動である。

  スケジュールや計画を立てることも、第二、第三の習慣につながる知的側面の再新再生になる。計画やスケジュールを立てることは、目的をもって、その目的を達成するために知力を働かせることである。つまり、頭の中の想像力や心象化といった力を働かせ、旅の第一歩を踏み出す前に旅全体の姿を心に描くのである。「戦争の勝利は、将軍の天幕の中で勝ちとるものだ」と言われている。私は、刃を研ぐ最初の三つの側面----肉体、精神、知性---のことを毎日の私的成功と呼んでいる。あなたの今後の人生において、毎日一時間をこの私的成功の時間として過ごすように奨励したい。

  簡単なことだが、この毎日の私的成功の習慣ほど、大きな価値と結果を生み出す活動は、ほかに考えられない。この習慣こそが、あなたの行なうすべての決断、あなたの持つすべての人間関係、残りのすべての時間、睡眠の深さに至るまで、多大な影響を及ぼすのである。そして、これを身につけることにより、長期にわたって肉体的、精神的、知的な強さをつくり、人生で遭遇する困難に立ち向かい乗り越える能力を身につけることになるのだ。

  フィリップス・ブルークスは次のように表現している。

  「いつの日か、いや何年か先のことかもしれないが、あなたは大きな誘惑と格闘し、あるいは人生の深い悲しみの重荷を背負い、その重さに震えることがあるだろう。しかし、本当の闘いは”今”なのだ。どうしようもない悲しみや誘惑の日に立ち向かい惨めにもそれに敗北するか、あるいは栄光をもって勝利するか、それは今決まりつつある。人格は、地道な長期的なプロセスによってしか、形成できないものだからである」

 

 

 

フランクリン・プランナー ➡ http://www.franklinplanner.co.jp/

 

内容紹介
全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。

今回スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に、『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、原書に忠実に訳し直しました。
よりわかりやすく理解しやすい完全訳の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。
豊かな人生を望むすべての人にお届けします。
出版社からのコメント
『7つの習慣 成功には原則があった! 』が、スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に新たに訳し直され、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』として刊行いたします。

日本語に翻訳されて17年。ベストセラーの「7つの習慣」を、なぜ新たに訳し直さなければならなかったのか。そしてどう変わったのでしょうか。


●不透明な時代だからこそ人格主義! 
今回の『完訳 7つの習慣』刊行に際して、著名な方々にインタビューさせていただきました。その中で、皆さんから言われる共通のポイントは、実は「副題が今までオリジナルのものではなかった」ということをお伝えしたことに対する反応です。それは「人格主義の回復」ですとお話すると、皆さん「なるほど! 」とうなられるのです。この言葉を聞いて、それは今の時代の流れに合っていると確信しました。「人格主義の回復」はコヴィー博士本来の意図であり、そのミッションに基づいて『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を世に出すことは非常に大きな意味があると考えています。
●変わらない軸で激動の時代を乗り切る
人格主義の土台となるのが、時代を通して変わらない軸となる原理原則です。コヴィー博士は、今回の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』に収録した「はじめに」の中で、時代が変われば「7つの習慣」も変わるのかという問いに対して、いや、これは原理原則なので、時代が変わるからこそ、逆に変わらない軸となり支えとなっていくと答えられています。むしろ今日の激動の時代だからこそ、多くの人たちが変わらない軸を必要としており、「7つの習慣」が日本人に受け入れられた結果として、現行版が168万部にもなったのだと思います。
●コヴィー博士の想いをきちんと伝えていくこと
今回やりたかったことは、『7つの習慣』というブランドの浸透より、コヴィー博士をブランドとして確立することです。アメリカではピーター・ドラッカーとスティーブン・R・コヴィー博士の知名度はあまり変わらないのですが、残念ながら日本での知名度に大きな差があります。コヴィー博士の名前をきちんと伝えていくこと、そして『7つの習慣』を知っていただく必要があります。コヴィー博士が考えていた本当の「7つの習慣」を伝えるため、またコヴィー博士というブランドを確立するため、コヴィー博士本来の哲学や思想を一番大切するために、新たに訳し直したのです。
●原著に忠実にかつ老若男女にもわかりやすい翻訳
新たに翻訳し直す際の基準は、とにかく原書に忠実ということです。とは言いながら読者は日本人ですから、日本語としてわかりやすいことが大前提となります。この2つを軸に、習慣名も含めて聖域は持たずに完全にゼロベースで、コヴィー博士が本当に伝えたいと思っていることが伝わる訳になるよう徹しました。もう一つの指針として、現行版はビジネスパーソンを意識して翻訳され、それはサブタイトル「成功には原則があった! 」にも反映されていますので、今回はより幅広い読者にも理解できるわかりやすい訳を心がけました。私たちは、「7つの習慣」を子ども向けに展開した『7つの習慣ティーンズ』やより一般読者向けに展開した『まんがと図解でわかる7つの習慣』など、かなりプロダクトラインも増え、多岐にわたって『7つの習慣』を紹介しています。そういう点でも、老若男女すべての日本国民が親しめる『7つの習慣』という点も意識しました。
●コヴィー博士の意図を生かした習慣名に変更
コヴィー博士本来の意図を伝えるために、習慣名も2つを除いて変えました。まず第1の習慣「主体性を発揮する」は原著では「Be Proactive」であり、「Be=なる」というニュアンスを生かして「主体的である」と訳し直しました。そして、第2の習慣は原著の「Begin with the End in Mind」に込められたコヴィー博士の意図を汲んで「終わりを思い描くことから始める」に変更しました。第3の習慣も原著の「Put First Things First」に込められた想いを生かして、「最優先事項を優先する」としました。第4の習慣「Win-Winを考える」は変わりません。大きく変わったのが第5の習慣です。原著の「Seek First to Understand, Then to be Understood」の「Seek」の「求めていく」というニュアンスを出して「まず理解に徹し、そして理解される」としました。第6の習慣は今では「シナジー」が一般的であり、また原著の「今生み出す」というニュアンスを生かして「シナジーを創り出す」に改めました。最後に第7の習慣「刃を研ぐ」は現行通りです。
●さらに多くの人に読んで実践していただくために
日本で『7つの習慣』はベストセラーとして紹介されていますが、まだ本当の意味では浸透していないと思います。これから10年、20年先の何百万人というお客様、今日生まれたような赤ちゃんが20年後に『7つの習慣』を手に取るような未来を考えていくと、現在の販売部数はまだごく一部だと思っています。よりわかりやすく訳し直すことで、幅広い読者に理解していただけるようになりましたので、一層の普及に弾みをつけたいと考えています。読みやすくなったことによって「7つの習慣」がより身近になり、途中で挫折することなく日々の行動に生かすことが容易になったと確信しています。

 

 

 

 

7つの習慣 目次

第一部 パラダイムと原則について

インサイド・アウト(内から外へ) ― 3

  人格主義の回復 ― 8

  真の成功とは ― 12

  見方が変われば世界が変わる ― 15

  大きな改善を望むならパラダイム転換 ― 24

  見方があり方を決める ― 28

  原則中心のパラダイム ― 29

  成長はプロセスである ― 34

  問題の見方が問題である ― 41

  インサイド・アウトという新しい考えのレベル ― 45

 

人生の扉を開く「7つの習慣」 ― 50

  習慣の三つの要素 ― 52

  相互依存への道 ― 54

  『ガチョウと黄金の卵』の教訓 ― 61

  人・物・金、鍵はバランスにある ― 63

  組織の目標達成能力 ― 66

  この本の活用方法について ― 71

  変化の扉を開く ― 72

 

第二部 私的成功

第一の習慣  主体性を発揮する ― 77

自己責任の原則 ― 78

  社会通念というゆがんだ鏡 ― 80

  刺激、反応、そして選択の自由 ― 82

  人生の責任を引き受ける ― 86

  頭と率先力を使いなさい ― 92

  作用するか、作用されるか ― 94

  言葉が「自己達成予言」になる ― 96

  影響の輪と関心の輪 ― 101

  すべての問題は影響できる ― 108

  影響の輪を広げる ― 110

  「持つ」か「なる」か ― 113

  成功は失敗の彼方(かなた)にある ― 117

  生活の主導権を取り戻す ― 119

  三十日間のテスト ― 120

  「第一の習慣 / 主体性を発揮する」-応用の提案- ― 122

 

第二の習慣  目的を持って始める ― 124

自己リーダーシップの原則

  成功のはしご ― 126

  すべてのものは二度つくられる ― 129

  意図するか放任するか ― 131

  リーダーシップとマネジメント:二つの創造 ― 132

  人生の新しい脚本 ― 136

  個人的なミッション・ステートメント ― 141

  中心から変わる ― 145

  生活の中心におくもの ― 148

  あなたの生活の中心は何か ― 160

  原則中心の生活 ― 168

  個人的なミッション・ステートメントを書く ― 178

  家族のミッション・ステートメント ― 192

  組織のミッション・ステートメントの大きな力 ― 195

  「第二の習慣 / 目的を持って始める」-応用の提案- ― 204

 

第三の習慣 重要事項を優先する ― 206

自己管理の原則

  自由意志の力 ― 209

  時間管理の四つの世代 ― 211

  生き方を変える第二の領域 ― 213

  ノーと言える喜び ― 222

  第二領域に入るためには ― 226

  新しい時間管理のツール ― 229

  時間管理への旅立ち ― 232

  原則に忠実、スケジュールに柔軟 ― 237

  第四世代の進展 ― 242

  デレゲーションによりPとPCの双方を高める ― 243

  使い走りのデレゲーション ― 245

  完全なデレゲーション ― 247

  第二領域のパラダイム ― 257

  「第三の習慣 / 重要事項を優先する」-応用の提案- ―258

 

第三部 公的成功

相互依存のパラダイム ― 265

  信頼残高という名の財産 ― 270

  信頼残高をつくる六つの大切な預け入れ ― 274

   (1)相手を理解する

   (2)小さなことを大切にする

   (3)約束を守る

   (4)期待を明確にする

   (5)誠実さを示す

   (6)引き出しをしてしまったときは、誠意をもって謝る

  愛の法則と人生の法則 ― 289

  P(目標達成)の問題はPC(目標達成能力)の機会である ― 295

  相互依存の習慣 ― 296

 

第四の習慣 Win Winを考える ― 297

人間関係におけるリーダーシップの原則

  人間関係の六つのパラダイム ― 301

   (1)Win-Win

   (2)Win-Lose

   (3)Lose-Win

   (4)Lose-Lose

   (5)Win

       最も優れているパラダイムはどれか

   (6)Win-Winまたは No Deal(取引きしない)

  Win Winを支える五つの柱 ― 317

   (1)人格

   (2)関係

   (3)合意

         企業においてWin Winを求めるとき

         Win-Win の実行協定

   (4)システム

   (5)プロセス

  「第四の習慣 / Win Winを考える」-応用の提案- ― 346

 

第五の習慣 理解してから理解される ― 348

感情移入のコミュニケーションの原則

  人に影響を与える鍵は人に影響されることだ ― 351

  相手を本当に理解するためには ― 354

  処方する前に診断する ― 361

  四つの自叙伝的な反応と感情移入 ― 364

  理解することがWin Winの扉を開く ― 378

  エトス・パドス・ロゴス、効果的なプレゼンテーションとは ― 381

  一対一、相手の目を通して人生を見つめる ― 385

  「第五の習慣 / 理解してから理解される」-応用の提案- ― 388

 

第六の習慣 相乗効果を発揮する ― 390

創造的な協力の原則

  コミュニケーションのアドベンチャー ― 393

  カオスの彼方(かなた) ― 395

  ビジネスにおける相乗効果 ― 399

  一プラス一は千六百?! ― 402

  第三の案を探し出す ― 405

  マイナスの相乗効果 ― 410

  相違点を尊ぶ ― 415

  「成功」を妨げるブレーキをはずせ ― 418

  自然界のすべてが相乗効果的である ― 424

  「第六の習慣 / 相乗効果を発揮する」-応用の提案- ― 427

 

第四部 再新再生

第七の習慣 刃を研ぐ ― 431

バランスのとれた自己再新再生の原則

  再新再生の四つの側面 ― 433

  あなたの思いが相手を活かす ― 452

  再新再生のバランス ― 455

  「7つの習慣」における相乗効果 ― 458

  上向きの循環 ― 461

  「第七の習慣 / 刃を研ぐ」 -応用の提案- ― 465

 

再びインサイド・アウト ― 466

  世代を越えて生きる ― 474

  流れを変える人になる ― 477

  個人的な追伸 ― 480

 

付録

  引用文の人名録

  様々な中心から発生する見方・捉え方

 

  

 

 

 

 

大丈夫、なんとかなる 
今日一日に出会った全ての人々に感謝 
いい夢を見て下さい 
おやすみなさい


 

 

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≪口だけで、描く男。≫

 

 

flatman.『グロブログロググ‐‐タジログ‐‐』

 

脊髄損傷で寝たきり。
首から下がまったく動かない。


 

それでも、
プロの絵描きになることを本気で目指している。


製本職人の祖父の影響で
紙とペンを玩具に幼い頃を過ごす。
言葉より先に絵を描く事を覚えた。
絵を描く事は日常の一部で
欠かす事の出来ない大切な事だった。

幼い頃に父を亡くし、
それ以来、
不安定な精神状態を
落ち着かせるのも絵を描く事だった。

高校生の頃にドロップアウトする。
その間も精神を安定させるために
ただひたすら描き続けた。

しかし、数年後に社会的に復帰してからは
絵に対して真摯に向き合うことが出来なくなった。

描かないままそのうちに
いつか描けるようになるだろう、
またその時に描けばいいと思いながら
大学生活を過ごしていた。

21歳の春、絵と同じくらい自分とって大切で、
生活の中心になっていた
スノーボードの事故で首の骨を骨折し、
脊髄損傷で首から下の体の自由を失う。
いつでも描けるだろうと思っていた絵を描く事が
本当に出来なくなってしまった。

筆を口にくわえて絵を描いている
作家が何人もいるのは知ってはいたが、
もう動く事が出来ないと認る勇気が無く
自分は筆をくわえる事は出来なかった。

寝たきりになってから全く描けないでいたが
最近になって描く事に対する欲求には勝てないと感じ
口だけでPCを操作し描き始めた。

今思う事、『なぜ描ける時に思う存分描かなかったのか。』



 

自己紹介

はじめまして。
flatman.です。
スノーボードによる事故のため、
頚椎部脊髄損傷(C4・C5)
(cervical spinal cord injury)で
首から下の自由を失いました。
病院のベッドで寝たきりです。
それでも口だけでPCを操作し、
絵を描いています。

 

flatman.『グロブログロググ‐‐タジログ‐‐』



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仕事のご依頼を頂けると、とても嬉しいです。
宜しくお願いします。
 

まずはメッセージを頂けると
大変ありがたいです。
   

E-Mail: flatman.art@sj9.so-net.ne.jp
 

 

 

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本当に申し訳ありません。