北京冬季オリンピックまであと1264日 

(2022年2月4日開会式)

この本を読むことは、あなたの人生における最高の冒険になるだろう。

 

『7つの習慣』はすでに30ヶ国語以上に翻訳され、版を重ね、1,000万部を超える記録的な売り上げを達成している。今回、日本語の全訳が完成されたことで、日本人もこの『7つの習慣』の感動を味あうことになる。

 

『7つの習慣』を勉強することで、あなたは次の結果を期待することができるだろう。

●真のリーダーになり、マネジメントの本質を知る。

●人生における明確な目的と方向性を持つようになる。深いコミュニケーションをとる方法を知ることで、周りの人たちとの充実した人間関係をつくる。

●忘れていた人間本来の暖かさを取り戻し、本当の喜びを生活の中で味わえるようになる。

●他人との協力を通じて、無限の資源を活用する方法を知る。

●家族などの大切な人間関係を築き直す鍵を学ぶ。

 

 

7つの習慣

スティーブン・R・コヴィー著

ジェームス・スキナー  川西茂/訳

1996年12月25日 初版第1刷発行 

1997年10月29日 初版第33刷発行 より引用・転載します

 

 

 

第二部 私的成功

第三の習慣  重要事項を優先する

完全なデレゲーション(人に仕事を任せること)

  完全なデレゲーション(人に仕事を任せること)は、手段ではなく結果に、焦点を合わせている。手段を選択する自由を相手に与え、結果に責任を持たせるのである。当初は、ほかの方法よりも時間がかかる。しかしこれは、のちに何倍もの利益を上げるための投資と考えるべきである。完全なデレゲーション(人に仕事を任せること)によって支点を移し、テコ効果を増やすことができるからだ。

  完全なデレゲーション(人に仕事を任せること)を行なうためには、最初から次の5つの事柄を明確に打ち出し、相互理解と決意を得るようにしなければならない。

 

●望む結果――出すべき結果について明確な相互理解を得る。ここでは、「どうやって」より「何を」が大事である。つまり、

手段ではなく、結果に焦点を合わせるのだ。この段階で十分に時間をかけることが大切である。望む結果イメージして、相手にもそれを理解してもらい、鮮明に描くその結果どう見えるか、またいつ達成されるかを、明確に文章で表現してみる。

 

●ガイドライン――結果を出すにあたり、守らなければならないルールがあれば、それを明確にする。ここでのポイントはガイドラインはなるべく少ない方がよいということである。大きな制約があるならば、それを相手に教えるべきである。目的を達成するためなら何をやってもいいと相手に感じさせて、長年の決まりごとや大切な価値観を壊してしまう結果を招くのはよくない。そうすることは、逆に相手の率先力を潰してしまう結果となり、再び、「どうすればいいのか教えてください。そうすれば、そのとおりにやりますから」といった指示待ち族のような態度を生み出してしまうからだ。

  必ず失敗すると分かっているやり方があるなら、それも明確にしておく。正直に率直に話すことがポイントだ。流砂のある場所や猛獣のいる場所を相手に教えることである。毎日、車輪をゼロの状態からつくり直すようなことは避けたい。今まで他人がしてきた失敗から学習できるようにしておくのだ。

  しかし、ここでは、失敗するやり方やすべきでないことは指摘しても、「どのようにしろ」とは言わないことである。結果についての責任は、あくまでも任せる相手にとらせるようにする。そのためには、ガイドラインの範囲内で必要な行動がとれるように、環境を整えることが肝要である。

 

●使える資源――望む結果を達成するために、活用できる人的、金銭的、技術的、組織的な資源の範囲を明確にする。

 

●責任に対する報告――結果を評価するために使われる基準を設定し、評価する人は誰なのか、報告と評価が具体的にいつ行なわれるのかも設定する。

 

●履行(不履行)の結果――評価の結果によってどうなるか(賞罰)を設定する。これには金銭的な報酬、昇格・昇進、仕事や責任の範囲の拡大、組織のミッション全体と直結した自然の結果などが含まれる。

 

  何年も前のことになるが、私は息子のスティーブンにデレゲーション(人に仕事を任せること)を行なって、おもしろい経験をしたことがある。

  家族会議を開き、ミッション・ステートメントを復習するために家族全員が集合した。

  大きな紙に、私たちの目標とそれを達成するために必要な作業を列挙してみた。そして、それぞれの作業を実施するために希望者を募った。

  「家のローンを払ってくれる人は」と訊いてみた。

  手を上げたのは私だけだった。

  「保険、食料、車の支払いは」

  私がひとりで仕事を独占する状態だった。

  「赤ちゃんの食事は」

  興味を示した者はいたが、しかるべき資格を持っていたのは妻だけであった。

  このようにしてリストをひとつずつ追っていくと、私と妻は一週間に60時間以上もの仕事を持っていることが分かった。これを通して、子供たちは家事を違う視点から見ることができた。

  当時7歳だった息子のスティーブンが、庭の手入れをすると申し出た。そこで、私は実際にその仕事を息子に任せる前に、徹底した訓練を行なうことにした。まず、手入れの行き届いた庭とはどういうものか、はっきりと想像できるようになってほしかったので、近所の庭に連れて行った。

  「ほら、見てごらん。ここの芝生は緑で清潔だろう。こういう芝生がほしいんだ。”緑”で”清潔”。わが家の芝生を見てごらん。茶色と緑が入り交じっているだろう。違うのはここだ。これは緑じゃない。欲しいのは緑で清潔な芝生だ。どういうふうにして緑にするかは君次第だ。どうやってもいいけど、緑のペンキを塗ってはだめだ。分かるかい。パパだったらどうするかを教えてあげようか」

  「パパだったらどうするの」

  「パパだったらスプリンクラーを使うね。でも君はバケツで水を運ぶか、ホースでまくか、それとも一日中ここに立ってツバを吐くか、それは君の好きにしていい。色が緑になれば、それでいいんだよ。いいね」

  「うん。分かった」

  「じゃあ、次は清潔ということについて話してみよう。清潔とは、ゴミがないという意味だ。紙くず、ひも、犬の噛(か)む骨、小枝などが、芝生の上に散らかっていないことだ。じゃ、こうしよう。今、庭の半分だけ整理して、その違いを見てみよう」

  私はゴミ袋を取ってくると、庭の半分だけ掃除した。

  「こっち側を見てごらん。あっちも見てごらん。全然違うだろう。これが清潔な状態だ」

  「ちょっと待って、あのやぶの後ろに紙くずがあるよ」と息子が言った。

  「ああ、いいところに気がついたね。パパは見落としていた。いい目をしているじゃないか」

  私は続けた。

  「それでは、この仕事を引き受けるかどうかを君が決める前に、あと二つか三つ話しておかなければならないことがある。なぜかといえば、この仕事を君がいったん引き受けたらパパはもうこの仕事をしないからね。この仕事は君の仕事だ。君の責任になる。この仕事を実行する君を信用する、ということだ。君のボスは誰かな」

  「パパでしょう」

  「違う。パパじゃない。君が君のボスになる。いつもパパやママにしつこく小言を言われるのをどう思う」

  「嫌だよ」

  「パパもママも同じだ。嫌な気持ちになる。だから、君が君のボスだよ。君を手伝うのは誰だか分かるかな」

  「誰?」

  「パパだよ。君がパパのボスになる

  「僕がパパのボスなの?」

  「そうだよ。だけど、パパの時間は限られている。出張もある。でも家にいるときだったら、どう手伝ってほしいか言ってくれれば、手伝ってあげるよ」

  「分かった」

  「誰が君の仕事を評価するのかな」

  「誰?」

  「君が自分自身の仕事を評価するんだよ」

  「本当に?」

  「そうだよ。週に二回、一緒に庭を歩いてみる。そして君が状況を報告する。どうやって君はそれを評価するのかな」

  「緑で清潔かどうか」

  「そうだ」

  息子が本当にこの仕事を引き受ける準備ができたと思うようになるまで、私はこの”緑”と”清潔”という二つの言葉を二週間かけて教え続けた。そして、やがて大事な日がやってきた。

  「いいかい」

  「うん、いいよ」

  「仕事は何なのかな」

  「緑で清潔」

  「緑とは?」

  息子はわが家の庭を見た。そして隣の庭を指さして、

  「あの芝生の色だよ」と言った。

  「清潔とは?」

  「散らかっていないこと」

  「ボスは?」

  「僕」

  「手伝うのは?」

  「パパ。時間があるとき」

  「評価するのは?」

  「僕。週に二回、一緒に庭を歩いて僕が状況を見せる」

  「何を見るのかな」

  「緑で清潔」

  その時は別に小遣いの話はしなかったが、そうした責任に報酬をつけることに何ら異存はなかった。

  二週間かけて二つの言葉を教えた。そして、息子は準備ができていると思った。

  合意したのは土曜日だった。しかし、その日彼は何もしなかった。そして日曜日も同様だった。月曜日もさっぱり。火曜日の朝、車に乗って車庫から出たとたん私が目にしたしたのは、黄ばんで散らかった庭と、昇り始める七月の暑い太陽であった。「今日はきっとやるだろう」と私は思った。土曜日は合意をつくった日だったし、日曜日はほかにも大切なことがいろいろあったから、まあ、仕方なかった。でも、月曜日は何ら言い訳がきかない。そして、もう火曜日だ。今日はきっとやるだろう。夏休みでもあったし、ほかに特別することはないはずだ。私はそう思って仕事に出かけた。

  そして、家に帰ってどうなっているかを見たくて、一日中うずうずしていた。しかし、夕方、角を曲がって私が目にしたのは、朝と全く変わらないありさまであった。しかも、息子は道の向こう側の公園で遊んでいた。

  許せなかった。二週間の訓練と約束した後の息子の振る舞いに対して、腹が立ってくると同時にがっかりした。これまでプライドを持って、その芝生に多くの労力やお金を注ぎこんできたにもかかわらず、それがすべて水の泡になることは目に見えていた。そのうえ、隣の庭は完璧に手入れされていて美しい状況だったので、恥ずかしくも感じていた。

  もう待てない。使い走りのデレゲーション(人に仕事を任せること)に戻りたい、という気持ちになっていた。「スティーブン、ここに来てすぐこのゴミを拾いなさい」、そう言えば、黄金の卵が確保できるということは分かっていた。でも、ガチョウはどうなるだろうか。彼の心からの決意は、どうなるだろうか。

  そこで、私はつくり笑いをしながら、道の向こう側に向かって叫んだ。

  「おーい。スティーブン、元気かい」

  「うん。元気だよ」

  「芝生はどうだい」

  私はそう言った瞬間、息子との合意に違反したことに気づいた。責任に対する報告はそうした形でやることにはなっていなかったし、そういう約束でもなかった。だから彼もまた、合意を破ってもいいと感じてしまった。

  「うまくいっているよ」と、彼は返事した。

  私は唇を噛(か)んで、夕食が終わるのを待った。そして、「スティーブン。約束したように一緒に庭を歩いてみよう。君の仕事がうまくいっているかどうかを、見せてもらいたい」と言った。

  扉に向かいながら、息子の唇が震え始めた。目には涙があふれてきて、庭の真ん中に出た時は、めそめそ泣いていた。

  「パパ、難しいよ」

  「何が難しいんだ」私は頭の中で思っていた。「まだ何ひとつやっていないじゃないか」でも私には、何が難しいのか、よく分かっていた。難しいのは自己管理、つまり自分自身を律することなのだ。だからこう言った。

  「何か手伝えることはあるかな」

  「手伝ってくれるの?パパ」と息子は、べそをかきながら訊いた。

  「約束ではどうなっていたかな」

  「時間があれば助けてくれるって言った」

  「時間はあるよ」

  息子はそう言うと、土曜日の夜のバーベキューパーティーのゴミを指さした。

  「見ただけでゲロしちゃいそうなんだ」

  私はそれを拾った。頼まれたとおりにした。その時、彼は心の中で合意に調印した。それは彼の庭、彼の芝生、彼の仕事と責任になったのである。彼はその後、夏の終わりまでに二、三回しか私の助けを求めなかった。彼は芝生の手入れをした。私の責任だったとき以上に、緑で清潔な芝生が保たれた。ほかの兄弟たちが紙くず一枚でも彼の庭に落とそうものなら、兄弟たちに注意した。

 

 

  信頼は人間にとって究極の動機づけである。それは人の最善の姿を引き出すものである。しかし、それには時間忍耐が必要だ。そして、人はその信頼に応えられるレベルまで能力を引き上げるための訓練が、必要になることもある。

  デレゲーション(人に仕事を任せること)が正しく行なわれれば、双方が得をし、より多くの仕事がより少ない時間で達成できる、と私は確信している。家族の中でも、効果的にデレゲーション(人に仕事を任せること)をすれば、すべての必要な作業は、一日一時間でできると思う。しかし、それを実際に行なうには

生産するだけでなく、管理する能力が必要になる。集中するのは能率ではなく、効果性なのだ。

  もちろん、あなたは子供よりうまく部屋の掃除ができるだろう。でも鍵になるのは、子供が自分で主体的に掃除できるように子供の力を引き出すことである。そのためには、時間もかかるし、訓練と能力開発もしなければならない。しかし、後にこの時間の投資は大変価値のあるものになり、長期において大きな節約となる。

  このアプローチは、人と仕事を進める全く新しいパラダイムである。それはお互いの関係を実質的に転換させ、責任を引き受けた相手は、自分が自らのボスになり、「望む結果」に対する決意と自らの良心によって管理される。同時に、「望む結果」を達成するために、正しい原則の範囲内で必要な、ありとあらゆる行動をとるための創造的なエネルギーを自ら引き出すのである。

 

  デレゲーション(人に仕事を任せること)に含まれる原則は確かなもので、どんな相手とでも、どんな状況でも応用できるものである。相手が未熟な場合においては、「望む結果」を少なくし、より多くの「ガイドライン」を設定して、多くの「資源」を提供し、「責任に対する報告」をより頻繁に行ない、そしてより即効性のある「履行・不履行の結果」を設定する。相手がもっと成熟していれば、チャレンジしてみようという気持ちになるような、さらに高い「望む結果」を設定して、「ガイドライン」を少なくし、「報告」の頻度を落とし、より抽象的な「評価基準」を設定してもよい。

  デレゲーション(人に仕事を任せること)の度合いは、マネジメントの効果性の最も優れた評価基準だろう。なぜなら、デレゲーション(人に仕事を任せること)は個人と組織の成長にとって最も基礎的な概念だからである。 

 

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内容紹介
全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。

今回スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に、『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、原書に忠実に訳し直しました。
よりわかりやすく理解しやすい完全訳の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。
豊かな人生を望むすべての人にお届けします。
出版社からのコメント
『7つの習慣 成功には原則があった! 』が、スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に新たに訳し直され、『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』として刊行いたします。

日本語に翻訳されて17年。ベストセラーの「7つの習慣」を、なぜ新たに訳し直さなければならなかったのか。そしてどう変わったのでしょうか。


●不透明な時代だからこそ人格主義! 
今回の『完訳 7つの習慣』刊行に際して、著名な方々にインタビューさせていただきました。その中で、皆さんから言われる共通のポイントは、実は「副題が今までオリジナルのものではなかった」ということをお伝えしたことに対する反応です。それは「人格主義の回復」ですとお話すると、皆さん「なるほど! 」とうなられるのです。この言葉を聞いて、それは今の時代の流れに合っていると確信しました。「人格主義の回復」はコヴィー博士本来の意図であり、そのミッションに基づいて『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』を世に出すことは非常に大きな意味があると考えています。
●変わらない軸で激動の時代を乗り切る
人格主義の土台となるのが、時代を通して変わらない軸となる原理原則です。コヴィー博士は、今回の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』に収録した「はじめに」の中で、時代が変われば「7つの習慣」も変わるのかという問いに対して、いや、これは原理原則なので、時代が変わるからこそ、逆に変わらない軸となり支えとなっていくと答えられています。むしろ今日の激動の時代だからこそ、多くの人たちが変わらない軸を必要としており、「7つの習慣」が日本人に受け入れられた結果として、現行版が168万部にもなったのだと思います。
●コヴィー博士の想いをきちんと伝えていくこと
今回やりたかったことは、『7つの習慣』というブランドの浸透より、コヴィー博士をブランドとして確立することです。アメリカではピーター・ドラッカーとスティーブン・R・コヴィー博士の知名度はあまり変わらないのですが、残念ながら日本での知名度に大きな差があります。コヴィー博士の名前をきちんと伝えていくこと、そして『7つの習慣』を知っていただく必要があります。コヴィー博士が考えていた本当の「7つの習慣」を伝えるため、またコヴィー博士というブランドを確立するため、コヴィー博士本来の哲学や思想を一番大切するために、新たに訳し直したのです。
●原著に忠実にかつ老若男女にもわかりやすい翻訳
新たに翻訳し直す際の基準は、とにかく原書に忠実ということです。とは言いながら読者は日本人ですから、日本語としてわかりやすいことが大前提となります。この2つを軸に、習慣名も含めて聖域は持たずに完全にゼロベースで、コヴィー博士が本当に伝えたいと思っていることが伝わる訳になるよう徹しました。もう一つの指針として、現行版はビジネスパーソンを意識して翻訳され、それはサブタイトル「成功には原則があった! 」にも反映されていますので、今回はより幅広い読者にも理解できるわかりやすい訳を心がけました。私たちは、「7つの習慣」を子ども向けに展開した『7つの習慣ティーンズ』やより一般読者向けに展開した『まんがと図解でわかる7つの習慣』など、かなりプロダクトラインも増え、多岐にわたって『7つの習慣』を紹介しています。そういう点でも、老若男女すべての日本国民が親しめる『7つの習慣』という点も意識しました。
●コヴィー博士の意図を生かした習慣名に変更
コヴィー博士本来の意図を伝えるために、習慣名も2つを除いて変えました。まず第1の習慣「主体性を発揮する」は原著では「Be Proactive」であり、「Be=なる」というニュアンスを生かして「主体的である」と訳し直しました。そして、第2の習慣は原著の「Begin with the End in Mind」に込められたコヴィー博士の意図を汲んで「終わりを思い描くことから始める」に変更しました。第3の習慣も原著の「Put First Things First」に込められた想いを生かして、「最優先事項を優先する」としました。第4の習慣「Win-Winを考える」は変わりません。大きく変わったのが第5の習慣です。原著の「Seek First to Understand, Then to be Understood」の「Seek」の「求めていく」というニュアンスを出して「まず理解に徹し、そして理解される」としました。第6の習慣は今では「シナジー」が一般的であり、また原著の「今生み出す」というニュアンスを生かして「シナジーを創り出す」に改めました。最後に第7の習慣「刃を研ぐ」は現行通りです。
●さらに多くの人に読んで実践していただくために
日本で『7つの習慣』はベストセラーとして紹介されていますが、まだ本当の意味では浸透していないと思います。これから10年、20年先の何百万人というお客様、今日生まれたような赤ちゃんが20年後に『7つの習慣』を手に取るような未来を考えていくと、現在の販売部数はまだごく一部だと思っています。よりわかりやすく訳し直すことで、幅広い読者に理解していただけるようになりましたので、一層の普及に弾みをつけたいと考えています。読みやすくなったことによって「7つの習慣」がより身近になり、途中で挫折することなく日々の行動に生かすことが容易になったと確信しています。

 

 

 

 

7つの習慣 目次

第一部 パラダイムと原則について

インサイド・アウト(内から外へ) ― 3

  人格主義の回復 ― 8

  真の成功とは ― 12

  見方が変われば世界が変わる ― 15

  大きな改善を望むならパラダイム転換 ― 24

  見方があり方を決める ― 28

  原則中心のパラダイム ― 29

  成長はプロセスである ― 34

  問題の見方が問題である ― 41

  インサイド・アウトという新しい考えのレベル ― 45

 

人生の扉を開く「7つの習慣」 ― 50

  習慣の三つの要素 ― 52

  相互依存への道 ― 54

  『ガチョウと黄金の卵』の教訓 ― 61

  人・物・金、鍵はバランスにある ― 63

  組織の目標達成能力 ― 66

  この本の活用方法について ― 71

  変化の扉を開く ― 72

 

第二部 私的成功

第一の習慣  主体性を発揮する ― 77

自己責任の原則 ― 78

  社会通念というゆがんだ鏡 ― 80

  刺激、反応、そして選択の自由 ― 82

  人生の責任を引き受ける ― 86

  頭と率先力を使いなさい ― 92

  作用するか、作用されるか ― 94

  言葉が「自己達成予言」になる ― 96

  影響の輪と関心の輪 ― 101

  すべての問題は影響できる ― 108

  影響の輪を広げる ― 110

  「持つ」か「なる」か ― 113

  成功は失敗の彼方(かなた)にある ― 117

  生活の主導権を取り戻す ― 119

  三十日間のテスト ― 120

  「第一の習慣 / 主体性を発揮する」-応用の提案- ― 122

 

第二の習慣  目的を持って始める ― 124

自己リーダーシップの原則

  成功のはしご ― 126

  すべてのものは二度つくられる ― 129

  意図するか放任するか ― 131

  リーダーシップとマネジメント:二つの創造 ― 132

  人生の新しい脚本 ― 136

  個人的なミッション・ステートメント ― 141

  中心から変わる ― 145

  生活の中心におくもの ― 148

  あなたの生活の中心は何か ― 160

  原則中心の生活 ― 168

  個人的なミッション・ステートメントを書く ― 178

  家族のミッション・ステートメント ― 192

  組織のミッション・ステートメントの大きな力 ― 195

  「第二の習慣 / 目的を持って始める」-応用の提案- ― 204

 

第三の習慣 重要事項を優先する ― 206

自己管理の原則

  自由意志の力 ― 209

  時間管理の四つの世代 ― 211

  生き方を変える第二の領域 ― 213

  ノーと言える喜び ― 222

  第二領域に入るためには ― 226

  新しい時間管理のツール ― 229

  時間管理への旅立ち ― 232

  原則に忠実、スケジュールに柔軟 ― 237

  第四世代の進展 ― 242

  デレゲーションによりPとPCの双方を高める ― 243

  使い走りのデレゲーション ― 245

  完全なデレゲーション ― 247

  第二領域のパラダイム ― 257

  「第三の習慣 / 重要事項を優先する」-応用の提案- ―258

 

第三部 公的成功

相互依存のパラダイム ― 265

  信頼残高という名の財産 ― 270

  信頼残高をつくる六つの大切な預け入れ ― 274

  愛の法則と人生の法則 ― 289

  P(目標達成)の問題はPC(目標達成能力)の機会である ― 295

  相互依存の習慣 ― 296

 

第四の習慣 Win Winを考える ― 297

人間関係におけるリーダーシップの原則

  人間関係の六つのパラダイム ― 301

  Win Winを支える五つの柱 ― 317

  「第四の習慣 / Win Winを考える」-応用の提案- ― 346

 

第五の習慣 理解してから理解される ― 348

感情移入のコミュニケーションの原則

  人に影響を与える鍵は人に影響されることだ ― 351

  相手を本当に理解するためには ― 354

  処方する前に診断する ― 361

  四つの自叙伝的な反応と感情移入 ― 364

  理解することがWin Winの扉を開く ― 378

  エトス・パドス・ロゴス、効果的なプレゼンテーションとは ― 381

  一対一、相手の目を通して人生を見つめる ― 385

  「第五の習慣 / 理解してから理解される」-応用の提案- ― 388

 

第六の習慣 相乗効果を発揮する ― 390

創造的な協力の原則

  コミュニケーションのアドベンチャー ― 393

  カオスの彼方(かなた) ― 395

  ビジネスにおける相乗効果 ― 399

  一プラス一は千六百?! ― 402

  第三の案を探し出す ― 405

  マイナスの相乗効果 ― 410

  相違点を尊ぶ ― 415

  「成功」を妨げるブレーキをはずせ ― 418

  自然界のすべてが相乗効果的である ― 424

  「第六の習慣 / 相乗効果を発揮する」-応用の提案- ― 427

 

第四部 再新再生

第七の習慣 刃を研ぐ ― 431

バランスのとれた自己再新再生の原則

  再新再生の四つの側面 ― 433

  あなたの思いが相手を活かす ― 452

  再新再生のバランス ― 455

  「7つの習慣」における相乗効果 ― 458

  上向きの循環 ― 461

  「第七の習慣 / 刃を研ぐ」 -応用の提案- ― 465

 

再びインサイド・アウト ― 466

  世代を越えて生きる ― 474

  流れを変える人になる ― 477

  個人的な追伸 ― 480

 

付録

  引用文の人名録

  様々な中心から発生する見方・捉え方

 

  

 

 

 

 

大丈夫、なんとかなる 
今日一日に出会った全ての人々に感謝 
いい夢を見て下さい 
おやすみなさい


 

 

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ポチッとな→ http://profile.ameba.jp/flatman175/

≪口だけで、描く男。≫

 

 

flatman.『グロブログロググ‐‐タジログ‐‐』

 

脊髄損傷で寝たきり。
首から下がまったく動かない。


 

それでも、
プロの絵描きになることを本気で目指している。


製本職人の祖父の影響で
紙とペンを玩具に幼い頃を過ごす。
言葉より先に絵を描く事を覚えた。
絵を描く事は日常の一部で
欠かす事の出来ない大切な事だった。

幼い頃に父を亡くし、
それ以来、
不安定な精神状態を
落ち着かせるのも絵を描く事だった。

高校生の頃にドロップアウトする。
その間も精神を安定させるために
ただひたすら描き続けた。

しかし、数年後に社会的に復帰してからは
絵に対して真摯に向き合うことが出来なくなった。

描かないままそのうちに
いつか描けるようになるだろう、
またその時に描けばいいと思いながら
大学生活を過ごしていた。

21歳の春、絵と同じくらい自分とって大切で、
生活の中心になっていた
スノーボードの事故で首の骨を骨折し、
脊髄損傷で首から下の体の自由を失う。
いつでも描けるだろうと思っていた絵を描く事が
本当に出来なくなってしまった。

筆を口にくわえて絵を描いている
作家が何人もいるのは知ってはいたが、
もう動く事が出来ないと認る勇気が無く
自分は筆をくわえる事は出来なかった。

寝たきりになってから全く描けないでいたが
最近になって描く事に対する欲求には勝てないと感じ
口だけでPCを操作し描き始めた。

今思う事、『なぜ描ける時に思う存分描かなかったのか。』



 

自己紹介

はじめまして。
flatman.です。
スノーボードによる事故のため、
頚椎部脊髄損傷(C4・C5)
(cervical spinal cord injury)で
首から下の自由を失いました。
病院のベッドで寝たきりです。
それでも口だけでPCを操作し、
絵を描いています。

 

flatman.『グロブログロググ‐‐タジログ‐‐』



CDのジャケットデザインを
やらせていただいたりしています。




 

 

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もしよろしければ、
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こちらで『SeC』というブランドで
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仕事のご依頼を頂けると、とても嬉しいです。
宜しくお願いします。
 

まずはメッセージを頂けると
大変ありがたいです。
   

E-Mail: flatman.art@sj9.so-net.ne.jp
 

 

 

なかなかブログの返信コメントができません。
本当に申し訳ありません。