新型コロナウイルスによる肺炎拡大を受け、医療機関向けのマスクが品薄状態になっている。患者との接触が多い病院や消防は普段から備蓄しているが、納入が難しくなっているという。足元での感染拡大に備え、「長引けば確保できるのか」と懸念が高まる。

 

 「メーカーからの出荷が止まって手に入らない状態です」。公立豊岡病院(兵庫県豊岡市)は、業者から告げられた。病院と倉庫に一定数のマスクを保管しているが「何カ月もこの状況が続くと厳しい」。

 神戸市消防局も困惑。市内33台の救急車には1台にマスク900枚を配備し、2週間ごとに使用分を業者が補充する。同消防局の担当者は「次の補充で『満量にできるか分からない』と業者に言われた」といい、「長引くことはないと思うが今後どうなるのか」と不安を口にする。

 神戸市立医療センター中央市民病院(同市中央区)では、平常時の使用量で約10日分のマスクと、微粒子の吸入を防ぐ「N95マスク」を備蓄する。同病院は感染症指定医療機関で、多くの患者を診察する可能性があることから、さらに1週間分の確保を目指す。「爆発的に感染が増える可能性も否定できず、備えは必要。でも、うちだけが持ちすぎてもいけない。調整が難しい」

 医療機関向けのマスクを生産する「メディコムジャパン」(同区)には、1月23日ごろから注文が殺到した。通常は1日10ケースの受注だが、最大千ケースまで急増。担当者は「新型肺炎の全容がはっきりと分からず、医療機関が備えとして注文を増やしているようだ」と分析する。

 中国・上海市の工場をフル稼働するが、現地の需要に対応するため、同市がマスクの輸出規制をしているといい、日本への供給時期は未定。在庫も少なくなり、新規受注を停止している状況だ。

 企業や一般消費者向けの商品も売り切れが続く。高機能マスク約30種類を取り扱う工具インターネット通販最大手のMonotaRO(モノタロウ、同県尼崎市)はいずれの商品も品切れに。東急ハンズ三宮店(神戸市中央区)も1月20日以降のマスク類の売り上げが昨年比で約4倍増となっている。(篠原拓真、中務庸子、三島大一郎、大島光貴)

引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200201-00000010-kobenext-sctch

 

ホントならば日本で必要な医療施設などにこんなことになる状態は、爆買いしている人は考えていないんだろうか?考えていないよね。もちろん目的は色々とあるけど転売目的なのがいるのも事実なようですね。

 

ただ、爆買いすることによって本当に必要な施設にいる人は、命を救うためにどんな思いにいるか考えていないだろう。自分たちはある程度は、我慢できる。ところが医療現場となると違う。

 

コロナウイルスだけではなくインフルエンザとか違う病原菌の前に医師、看護師などの医療スタッフは自分たちよりも感染の危険性が高い。その彼らは献身的に全く他人のために命を救おうとしていることに敬意を持つべきです。

 

本当に必要最小限のマスクを確保するためには爆買いしないようにしてもらいたいと思うんですけどね。

 

本当に九州の福岡のドラッグストアにマスクの棚は全くない状況は異常としかいいようがない。