とうとうロイカトーンも終わり、だんだん寒くなってきた。。

土曜日のサタデーマーケットで、座っていたら、ある集団が僕の前に座った。どうみても山から出てきたような格好をしていて、それぞれが、リュックサックに木の枝を沢山入れていた。そしてスペースを見つけるとそこにござをひいて、その枝を並べていた。4,5人ぐらいが一組になって、3箇所同じように置いた。そして、民族衣装を着た女の子がその後ろに座り、その枝を売り始めたのだ。男はそのもっと後ろに座り、たぶん枝はいくらで、安いよ。とか、きれいだよとか、言っているのではないかと思われながら大きな声で叫んでいた。
で、その男がちょうどボクの隣に来たので話してみたら、その集団はラフ族で、チェンライの田舎の山から出てきていて、ロイカトーンの3日間はこっちに滞在して、この枝を売るのだという。枝には銀色のつぼみのようなものがついていて、木のつぼのようなものに入れると、とてもきれいで、たくさんの人が買って行った。みんでお金をだしあって、チェンマイまで来て、枝を売って、そのお金をみんなで均等に分けるのだという。少し話した後、見ていただけなので、実際のところは分からないが、とてもみな仲がよさそうで、とても楽しそうに笑いながらその枝を売っているのが印象的だった。ガムを分け合って食べたり、一人が歌を歌えば、みんなが歌を歌う。
こういう村のでそだって、日本で言う引きこもりとか、親を殺してみたりとかっていうことはあるのだろうか。。。。っとふと考えてしまった。けして裕福には見えないが、とても楽しそうなのをみて、心の中に天国と地獄があるといった考え方が、本当なのかもと思える瞬間でもあった。
家族みんなが楽しく暮らしていけると、それもまた幸せであり、何者にも変えられない大切なものであり、きっと心の中に安定や、安らぎみたいなものがあり、こんな人生もありなのかな。。。とかおもってしまった。