こんにちは。樋口直子です。



あなたは、

英語が出来るようになったら、何をしたいですか?




(お許しを頂いたので、
セッションの一部をご紹介しますね。)



***



英語コーチングに興味を持ってくださった、

20代学生の女性Fさん。





仕事に有利だから、

絶対に英語が出来るようになりたい、とのこと。




「Fさんは、英語が出来るようになったら、

どんな仕事をしたいんですか?」



こんな質問で、セッションが始まりました。



「・・・よくわかりません。

色々言ってみてもらえますか?

そうすれば、出てくると思うんです。」




おや?


何だか、自分のことではなく、

他人任せにしているような、

感じが伝わってきました。





今までやりたいと思った仕事は?の問いにも、



「思い浮かばないんです。

でも、色々聞いてもらえれば、

良い仕事が思いつくかもしれないので」




おやおや?


絶対に英語が出来るようになりたい!

なのに、思い浮かばないのかな?

なんだか、「絶対に出来るようになりたい」が

本心じゃないみたい。





Fさんが、好きなこと、やり始めると夢中なれること、

って何ですか?


「・・・特にないかなあ・・・。」




あれれ・・・。





セッションは、自分自身を見つめる貴重な時間です。


コーチは、色々な質問を投げかけますが、

考えるのはクライアントさん自身なんですね。




その後も、いくつか質問をしましたが、 

Fさん自身が、考えが何にも出てこない自分に、

気づいたようです。





英語ができれば、仕事に有利。

・・・でも、私は、英語で何をしたいの?






こんな気づきが生まれるのも、コーチングなんですね。




「今日の質問について、

少し考えてみてくださいね。

そして、もう一度セッションを

受けてみたいと思われましたら、

連絡くださいね。」



とセッションを終えました。




Fさんから、もう一度連絡があるかどうかは、わかりません。



それと、やっぱり、

「英語が出来ること」が、

目的になってしまうと、

あまりうまく行きません。



「英語が出来ること」で、どうしたいのか?

ここを大事にしないとね。