キックボクサーの郷州征宜さんは子どもの頃
ろう学校でなく
地域の小学校に通われたのだそう。
耳つんぼ
ろう学校へ行け
といじめられたとき
ろう者であるお母様を
「自分はどうして耳が聞こえないのか」
と責めたという。
その時の母の涙に
罪悪感と、母を責めた自分の弱さが
心に残り
強くなりたい
と
社会人になってから
キックボクシングを始めた。
耳が聞こえないから、と
諦めることが多かった子ども時代。
「耳が聞こえなくても
諦めなければ夢は叶う」
それをろうの子どもたちに証明したかった
と語っておられた。
チャンピオンへの挑戦のリング
ろう学校の子どもたちも招待した一戦
試合で負けたことが一度もないという
チャンピオンから
接戦の末、王座を勝ち取った。
「健常者の中でも1番を取れる、
それを証明できたのがうれしい」
そんなふうにお話されていた。
私がすごいなぁと思うのは
健常者の中でも1番になれた
ということよりも
過去の自分へ、ろうの子どもたちへの
想いを持って
自分で成し遂げると決めたことを
実現されたところ。
リング脇の子どもたちは
この日のことをずっと忘れないだろうな、
と思った。
#ろうを生きる難聴を生きる
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