あなたは85歳になったとき、どんな自分でありたいですか。 | うっかり女子でもちゃっかり生きる♪ADHD不注意優勢型・雨野千晴☆いつもココロはあめのちはれ☆

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頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。うっかり女子でもちゃっかり生きる私の日常を綴ってます(^O^)/

息子さんとの関係のために、心のことを学んできたのに


カウンセリングのセオリーは、

「近親者にカウンセリングはできない」




それを知ったとき愕然としたけれど、



「傾聴」



家族にも

友達にも

誰に対してもすることができる。




そして、「傾聴」がご家族の危機を救ったのだというようなことを

ナノさんはおっしゃっていました。











帰省すると、祖母の話を聞くのが数年前から恒例になっていて。





ずいぶん昔の話、


子育てしていた頃のこと

茶道の師範をするに至るまでのドタバタおもしろ話や

祖母の母、父の話

介護の話




そんな、祖母の物語を聞くこと。




それが恒例になり始めた頃、私はまだ傾聴に出会っていなくて




ただただ、祖母の記憶の中の物語に引き込まれるように

話を聞いていた。







そんな聞き方でも、祖母は一時間も二時間も話して


楽しそうにしてくれていた。







そんな話達の中から




なんで祖母は頑なに公務員を勧めるのか

「貧すれば鈍する」が座右の銘なのか





色々なことが見えてきた気がしていた。










そして、今回の帰省での話は、めずらしく昔語りでなく


つい先日の出来ごとについてだった。





今週末、私の従妹(祖母の次女の子)が結婚する。






その式に、祖母の長男(私の叔父)が仕事の都合で出席できないらしく





そのことについての話だったのだ。






いろんな人間関係、体裁、親戚付き合い、冠婚葬祭の大切さ。








そんな話が出たのだけれど







話を聴いていて、根底にある、祖母の思いはひとつなのだと思った。










息子への愛。










仕事のこと、家族のこと、いつも優しい笑顔で心を配り、身を粉にしている叔父さん。






叔父さんのことが、ただただ愛しく、心配であるのだ。






私にはそう聞こえた。







それで私は、一昨年の帰省時に祖母から聞いた話を、祖母に返すことにした。










祖父は若い頃に田舎の学校で校長になり、異動になる度に、一家はその土地の教員住宅に移り住む生活だった。




北海道の田舎の教員住宅って、一戸建て。




回りには家もなく、一緒に遊べるような子どももいない。



祖父が若い頃は、そんな地域で何年も勤務していたこともあった。





叔父さんは祖母の三人いる子どもの末っ子で



上の姉二人が学校に行ってしまえば、就学前の叔父には遊び相手もいない。






それで祖母は、マットレスを部屋にしいて

毎日のように、叔父とプロレスごっこをしたのだそうだ。






そのマットレスがしまいにはクタクタになるほどに。





祖母はいつだって全力の人だから


末っ子の叔父さんと、体当たりで遊んだのだろう。




二十歳で一人目の子どもを出産した祖母。


田舎を転々として、義理の両親の世話をしながら、介護もして、自分も大きな病気をして



そんな中でも全力で楽しみながら子育てしてきた。






子どもたちの幸せを願うあまりに

コントロールが強かったのであろうことは、私も祖母に育てられたようなものだから、よくわかる。





でも





今みたいに、簡単に情報が入るでもない世の中で


大家族をきりもりしながら


お金のトラブルで追い詰められていった人を身近で見ながら


若くして生んだ子ども三人を守っていく

自立させていくという目標の中で






それは祖母の最大限の愛情表現だったのだと思う。









だから、私はこの話を祖母に返した。




「おばあちゃん、前に叔父さんが小さかったとき、マットレスがクタクタになるまで遊んだ話、してくれたね。



介護しながら、自分も体調を崩しながら、それでもそんなふうに愛情いっぱいに育てた叔父さんがさぁ。


いつもみんなに優しい叔父さんが。


『貧すれば鈍する』だと思う?」






そして



式の出席についてでなくて



自分がただ心配なのだということを


叔父に伝えるのはどうだろう







本当に思っていることを率直に伝えることは



そんなに悪い結果を生むものではないんじゃないかな、





というような話を



させてもらった。







心配なのは、それだけ叔父を愛してるからだよね、という話を。







祖母はねぇ。




とても心の強い人だから、めったに泣いたりしない。







だけどそのとき、涙を流して






ありがとうって言ってくれたんだ。















子どもの頃から私に対しても、全力で接してくれた祖母。



いつも学校から帰ってくると、祖母がおにぎりや、ふかし芋や、おいしいおやつを作ってまっていてくれた。





一緒にバドミントンしたり、まりつきをしたり、遊んでくれた。




教員採用試験の二次ボイコットして、口も聞いてくれなくなって





でも、ガラス工房に就職して

小樽で一人暮らしする私に



こっそり手紙とお金を送ってくれた。




ガラスの展示会をしたとき

コンテストで入選したとき



遠くまで、足を運んでくれた。








そんなふうにして、今まで祖母がかけてくれた愛情に





もしかしたら私はこの日、少しでも報いることができたのかもしれない。









以前はことあるごとに、「それは違う!」とジャッジしながら祖母に対していた自分。




でも、今はわかる気がするんだ。




祖母の真実は、祖母が85年かけて生きてきた中でつかんできた物の中にあるということが。



その経験、価値観は、誰にも侵すことなんてできないんだということが。



私と祖母の価値観は、違っていてもいい。




そして私は、その価値観を、心の底から尊重したいと思った。




その一方でね。




そんなふうに思っていたら






祖母は

「でもね。もう子どもの人生に介入しないということは決めているの。」

と話してくれたんだ。






介入することが愛であった祖母が



そんなふうに言うのを聞いて





私はなんだか恥ずかしかった。





祖母のスタンスは、一生変わらないと思っていたから。



でも、そうじゃない。


人は、何歳からでも変われるんだ。




人生が続く限り。




祖母は今もなお、人生の経験を積み重ね続けている。






85年生きてなお、しなやかに前を向いて生きている。






私はそんな85歳になれるだろうか。





なりたいな、と思った。







そして、




そんなふうに祖母の物語を聴ける私にしてくれた





傾聴と


ナノさんと


傾聴で出逢った仲間たちと


カール・ロジャースさんに


心から、感謝しています。








☆☆☆





傾聴ってどんなもの?

「傾聴、あ~聞いたことあるある!」


「うんうん、って頷いて聞くんでしょ?
(´∇`)」




って思ってるそこのあなた。











( ・∀・)



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「楽しむ・笑う・聴く



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なんと…

似顔絵も書いちゃいまーす\(^o^)/♥

あなたにお逢いできるのを、楽しみにしています❗



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