人前で話すのが苦手なあなたへ、の続き。自分のベストを尽くすということ | うっかり女子でもちゃっかり生きる♪ADHD不注意優勢型・雨野千晴☆いつもココロはあめのちはれ☆

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頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。うっかり女子でもちゃっかり生きる私の日常を綴ってます(^O^)/

つづき。

どれの続きかって、イナバ物置きのね。(°∀°)b

でね。

ここまで書いておいて、なんなんですけど。



大勢の人前で話すということについて。


あのね。

大勢の人前で、すらすらと、要点を絞って、相手に伝わりやすいように、できればちょっとユーモアも交えて。


そんな素敵なスピーチスキル。


それ。

あなたにとって、本当にできるようになる必要ありますか?

ということについて。





私はそういう場面でうまく話せなくなってから、とにかくいろんな人に相談しまくったのですが

そんななかで、昨日書いた一人でトイレにいけるおもしろグループのCさんにも相談しました。




Cさんはものすごく人当たりがよく、聴くのも話すのも上手。
明るくて、はきはきしていて。それでいて、押しつけがましさのようなものは、微塵もありません。

長年接客業に携わってきた、接客のプロみたいな方です。



それで、Cさんは職場の研修などで、よく「誰か始めのあいさつお願いします。」とか、「誰か感想をお願いします。」みたいに意見を求められる場面では、率先して手を挙げるようにしているそうです。

それね、なんでかっていうと。

人前で話す練習になるからとか、どうしてもみんなの前で言いたい意見があるとか、そんなんじゃなくてね。





だそうですよ。




誰も手を挙げず、






ってなってる時間が無駄だし耐え難いと。

(このイラストは私の小学校時代の話ですけどね。(´∇`))



そう。


たろさんは、その練習のために自己紹介がありそうな講座や催しに参加しようかと考えるくらい、思う悩んでおられるそうですけれど、



そもそも、
>自己紹介とか、一言話すとか、順番が回ってくる系が地獄で、元は会社でのスピーチや全体朝礼の司会が原因だと思われます。

これね。

私の職員会議も同じですけど。

みんな人の話って、実はそんなにちゃんと聞いてない。(°∀°)b

このCさんの話を聞いて、私はなんだかちょっと気が楽になりましたよ。



もちろん、めちゃくちゃ聴いてる場面もあると思います。

例えば、かさこ塾の最終プレゼン、みんながみんなの発表を本当に一生懸命に聞いていたと思います。

でも、同じかさこ塾でも、初回の自己紹介をそこまで全員が全員のものに心を寄せて聞いてたかっていうと、

ごめんなさい、私は聞けてませんでした。

だって自分の自己紹介のことで、頭がいっぱいだったから。w

いや、他の受講生はそんなことないかもしれませんけどね。(;´▽`A``




で。

たとえば教師が学級開きの日にする自己紹介。

これは、かなり「何をどう表現するか、伝えるか」というのが大事になってくると思います。


自分は一年間、どんなことを大切にして、子ども達と学級を作っていきたいか。

自分はどんな人間で、どんなことが信条なのか。



それでもね。そんな職種でさえ、こんなこともありますと、という話をひとつ。





私の知っている先生で、こんな先生がいます。





その先生が赴任してこられたときの、全校集会での自己紹介。

「特技はけん玉です。(^∇^)」

っておっしゃって、おもむろにけん玉を出し、やりはじめたんですよ。




いやもう、全校生徒も教員も、800人近い人間が、
そこにくぎ付けですよね。
わたしは一瞬にして、この先生の大ファンになってしまったのですが。





このけんだま先生、別の学校へ異動するときの、お別れのあいさつもね。

またそれも、全校集会でしたが。




「私はうまく言葉で伝えることができないので」

というようなことを話されてから。



「歌を歌います。」

ってね。





歌われたんですよ。





いや、ここで歌の歌詞を書きたいところですが、このザルの脳みそな私、



その肝心の歌がなんだったのか思い出せないのですがorz


あ~、ここ、感動お届けポイントなのに…orz








でもねぇ。







歌詞は忘れちゃったけど、


その時のけんだま先生の表情とか、声の感じとか。


けんだま先生がどんなにこの学校を、出逢った子ども達や先生方のことを愛しておられるか、

みんなと別れがたいと思っておられるか。


そういうけん玉先生の想いがすごく伝わって、私は先生の歌声を聞きながら泣いてしまったことや

それを聞いていた、子ども達の表情とか。






そういうのはね、今でもありありと思い出せるんですよ。もう、何年も前のことなのにね。





そのとき同じように退任や異動のご挨拶された先生は、他にも何人もいたはずで。

けんだま先生よりも、「話す」という観点でみれば、もっと上手にご挨拶された方もいたと思います。



でもね。



何年もたって、私が覚えているのは、そういうあいさつではなくて

けん玉先生の歌なんです。

歌、というか、想いだよね。





そうなんです。




人前で話すときに、一番大切なこと。



声の大きさとか、スピードとか、抑揚、要点、その他もろもろ。

そんなことも、もちろん「相手に伝える」という目的のために、大切なことではあるんですけど。


それよりも何よりも大切なことってね。

「何を伝えたいか」

なんじゃないかなって、私、思うんです。




>とても辛いのは、本当は表したい感謝を、緊張のあまり伝えられないことです。
職場を去る時など、それでなさけない思いをして来ました。きちんと話が出来る女性に本当に憧れます。

この点だけについて考えるならば。




それってね。

きちんと話すことだけが手段じゃないんじゃないかなって思うんですよ。






私の場合。

私は始めて臨時採用の教員として赴任した学校で、先生方に本当にお世話になりました。

何も知らない、北海道から出てきて教員免許持ってるってだけで担任も受け持つことになった私に

みなさん本当の本当に良くしてくださって。



それ、学校の仕事だけじゃなくて。

ごはん誘ってくださったり、
旅行に連れてってくださったり。

いつも、どの先生も、「困ったことがあったら、なんでも言ってね!」

って言ってくださったんです。





そういう先生方に、異動の際、自分の感謝の気持ちを伝えるために、私がとった方法は。



これですよ。似顔絵!!


いや、これも意図してやったんじゃないんですけどね。



一年が終わって、最後の最後、打ち上げの食事会で。




そこの学校では、そういう会には席札を作って置いておく習慣があって。

私はその札を作る係りになったんですね。



いつも使われてるのは、「一年間お疲れさまでした!」って書いて、ちょこっとワードアートでイラストつけた感じのものでした。お名前書いてテーブルに置いとく、みたいな。



それをね。自分なりのやり方で作りました。


先生方、お一人お一人の似顔絵と、その先生の輝き、感謝の言葉を席札に書いたんです。


思えば今やってるのと同じことですね。



私はたぶん、話して伝えるよりも

そうやって伝えるのが好きだし、自分に合ってるんじゃないかって思います。



それね。

「なんだ~!めちゃくちゃ私的ツールとして使ってんな~!!おまえこれで済ませたな!!」
みたいに笑ってた先生もいらっしゃいましたがσ(^_^;)すいません…


みなさん、とっても喜んでくださいました。

きっと、私の想いは伝わったんじゃないかな?って、勝手に思ってます。





あのね。ちょっと自己紹介とは違うと思いますが、

かさこ塾のプレゼンも。




私は原稿を書いて、それに沿って、ほとんど一言一句たがえずに読んだんですよ。



それ、プレゼンとしてはダメなやつね。(°∀°)b



頭に置いておく、もしくはメモするのは要点のみで、

聞いてくださる方のお顔を見ながら、会場の空気を感じ取りながら、時にはその場で選んだ言葉もお伝えする。

(もちろん、プレゼンの場合には本番さながらに自分で声に出して練習しておく、そこからの「その場に合わせて」だと思いますが)


でも、私はそのとき自分ができることで、自分の想いを一番伝えられるのは何か、という観点でそのような方式を選びました。


あ、あとね。紙芝居も持って行ったんですよ。





コレね。( ´∀` )

これ抱えて、新宿歩いてましたよ。(笑)





イラストで伝える。それも、自分の想いを表現するのに、有効だと思ったから。




何が言いたいかっていうと。


学校で担任として授業する、とか、お仕事のコンペでプレゼンする、とかだと

求められる質や、やり方のようなものってあるんじゃないかなって思うのですが


「本当は表したい感謝を、緊張のあまり伝えられない」


そんなたろさんの想いを伝える、ということならね。



原稿読んだって、いいんです。

席札にメッセージ書いたっていいんです。

一人一人に手紙を渡したっていい。




あのね。



完璧を目指さない。

自分なりのやりかたで、ベストを尽くす。




それでいいんじゃないかと思うんですよ。






かさこ塾のプレゼンだってね。



わたし、びっくりしたのが


かさこさんは、

「人前で話すのが苦手だという方は」

って、

過去にはこんな方がいましたよ、と教えてくださいました。



「事前に動画にとっておいて、それを流す」(°∀°)b


そんなふうにしてもいいんですよって。



もっとすごいのはね。

「誰か連れてきて、その人にしゃべってもらう」www

確か、その方の奥さんが来て、その方について話してもらったということだったような。



え!?そんなんありなの!?

って思いますよね。



ありなんです。(°∀°)b



もちろん、みんなの前で、自分が、自分の言葉で伝えられたらとっても素晴らしいです。


だけど。それができないのだったら




場数を踏む、スモールステップで成功体験を積む、

それもひとつのやり方。


そうやってみたら、苦手だと思っていたことが、いつか自分の得意になることだってあるかもしれない。




だけどね。




「人前でうまく話せない自分」

を、どうか、責めないでいて欲しいな、と思うのです。

大事だからもう一回いっときますよ。


あなたは、あなたなりのやり方でベストを尽くせばいい。


「完璧を目指さない」

かさこ塾のプレゼンで、私はそんなことを感じたのでした。




そして、そんなヘタレな私のプレゼンでもね。







ちゃんと、想いは伝わったよ♡


だからね。



たろさんも、たろさんなりのやり方で、その時の自分のベストを尽くせば



それが、たろさんの思う「上手に人前で話す」という形ではなかったとしても。



その思いは、きっと伝わるんじゃないかなぁと、私は思います。





たろさんへ、終わり。