自閉っ子への絵本の読み聞かせ 我が家の場合 〜シリーズ物のススメ〜 | うっかり女子でもちゃっかり生きる♪ADHD不注意優勢型・雨野千晴☆いつもココロはあめのちはれ☆

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頭の中が多動なADHD不注意優勢型・37歳で診断された超うっかり者の私でも、毎日楽しく生きられます♪失敗しても大丈夫♥自閉っ子&ADDタイプ兄弟子育て中シンママです。うっかり女子でもちゃっかり生きる私の日常を綴ってます(^O^)/

ご訪問ありがとうございます!
はじめての方は、「はじめに①」「はじめに②」の記事から読んでいただけるとありがたいです(^O^)/

☆☆☆

以前、ハルは買って来た絵本をすぐには読まない、という記事を書きました。

そちらの記事に、我が家で工夫していることについても書きましたが

他にも、そういうタイプのお子さんにおススメの作戦があります。

それは、ズバリ!「シリーズ物から広げる」です!!

シリーズものって、登場人物が同じだったり、出だしの台詞や、場面設定が同じだったり。

「初めて」が苦手な自閉っ子には、安心できる要素が多いのかな、と思っています。

そして、我が家で今、一番アツイのはこのシリーズです!!

14ひきのおつきみ (14ひきのシリーズ)/童心社

¥1,296
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ハルには小学5年生のいとこがいるのですが

その子は、とっても本好きな子で

お下がりの絵本をたくさんくれます。

その中に、「14ひきのさむいふゆ」という絵本が入っていました。

それも、はじめは読もうとしなかったハルですが

うらやましがらせ屋の旦那の手により、まんまと大好きな一冊となりました。


ハルの障がいがわかるまでは、普通に書いてあることを読み聞かせるだけだった我が家。

ハルの障がいがわかり、その特性を知るにつれて、読み聞かせの方法が自然と変わってきました。


だって、書いてあることそのまま読んでても、丸暗記して終わっちゃうだけだから(^▽^;)。

ハルはうちにある絵本のほとんどを丸暗記していますが、それは音を記憶しているだけで

意味まですべてわかっている訳ではないんですね。


なので、今の我が家の読み聞かせでは、いろいろと会話をしながら読むようにしています。


この「14ひきシリーズ」は、とても細かいところまで絵が書き込まれていて、(読み込んでいくとキャラクター設定もしっかり描かれているのがわかります)質問や会話のバリエーションが無数に考えられるんです。


14ひきのあさごはん (14ひきのシリーズ)/童心社

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「14ひきのあさごはん」では、ねずみの兄弟たちが野いちごを摘みに出かけるのですが

野いちごをみんなで摘んでいるシーンなんか、ウォーリーを探せなみに質問できます(^O^)/

「のいちご取ろうとしてるの、だーれ?」
「のいちご一口食べてみてるねずみ、どこだ!」
「しっぽでぶらさがってるねずみ、どこだ!」
などなど…。

あと、ねずみたちは自然の中で生活しているので

いろいろな花や木の実、虫たちが出てきて

それを探したり、名前を教えたりするのも楽しみながらできます。

ポケットサイズのものも出ていて、

ポケットえほん 14ひきのおつきみ (14ひきのポケットえほん)/童心社

¥864
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電車に乗るときなど、ヒロが(ハルだけでなく、ヒロもすき。)退屈してきたら、このポケットえほんで「◯◯はど~こ?」遊びをはじめると、かなり時間が稼げます。(;´▽`A``


今我が家では「さむいふゆ」「あさごはん」「ぴくにっく」「おつきみ」の4冊を愛読しているのですが

一番最近買ったのが、「おつきみ」。(季節外れだけど(^▽^;))

ハルはお月様を見るのが好きなんです。それで、この間本屋で選ばせたら、これを持ってきました。


私は、この4冊の中だと、「おつきみ」が一番好きです。


私は一日の中で、夕方の空が一番好きです。

田舎で育ったせいもあるのか

空がだんだんとピンク色に変わっていって、赤く染まり、紫になり、青がどんどん濃く、深くなっていく…

それをただただ、ぼんやりと眺めているのが大好きなんです。

それをみながら、「ああ、こんな美しい自然を、絵で描けたらいいのになぁ。」って、子どものころから思っていました。そして何度かトライしたものの、思うように描けず。

「あ~これなら写真に撮る方がいいやW」とあっさりあきらめ、それからは美しい夕焼けシーンに出会うと、写真でぱちりと撮って満足していました。


この絵本を読んで。

「自分が子どもの頃から心動かされてきたことが、この絵本の中につまっている!!」と思いました。

夕焼けそのものが描かれているシーンはないのですが

時間とともに移ろいゆく空の様子、あたりが染まって行く様が見事に描かれていて

まるで、ねずみの兄弟達と一緒に、その空間で空を眺めているような気持ちになり。

本当に感動しました。作者の美術館が群馬県にあるそうですが

いつか原画を見に行きたいな…と思っています。


あ~全く子どものことから話が逸れてしまった(^▽^;)



さて、関東では梅雨が明けたようですが

梅雨の最中、何日かふっと晴れた日があったんです。

その日はとても夕焼けがきれいでした。


以前ハルに、「夕焼け、きれいだね。」と一緒に夕日をみたことがあったのですが

そのときハルは、まっっっったく関心無し!みたいな感じでした。(;^_^A


それでその日は、

「ハル、窓の外、夕焼けきれいだよ。『おつきみ』の夕日と同じだね。

『まっかな ゆうひが しずむ。 
 もりが もえてる、
 やまが もえてる、
 そらが もえてる、
 みんな もえてる。』」

って、「おつきみ」の一節を言ってみたんです。

すると、ハルは「はっ!!!Σ(・ω・」とした様子で窓にかけより、じっとピンク色に染まっていく夕焼けの空を眺めていました。

そして、

「もりが もえてる、
 やまが もえてる、
 そらが もえてる、
 みーんな、もえてる!!」

と言って、大よろこび。

「きれーだねぇ!」
と、ヒロも寄ってきました。



その日は、ハルと、ヒロと、3人で、暗くなるまで移りゆく空の景色を眺めていました。

ハル&ヒロと、自分が子どもの頃から美しいな、と思っていたものを共有できて、とてもうれしかったです。



そして…その日の夕飯は、かんたん焼きそばになりました。(・ω・)/ちーん。
最近麺類の多い我が家です…(;´▽`A``

最後に、他にハルが好きなシリーズ物のご紹介。

ノンタンプレゼントセット(10冊セット)/偕成社

¥6,588
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ぞうくんのさんぽ(こどものとも絵本)/福音館書店

¥864
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他に、「あめふりさんぽ」「おおかぜさんぽ」があります。



うずらちゃんのおくりものセット(3点セット)/福音館書店

¥2,916
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シリーズではないですが、同作者の「ピーのおはなし」にも、こっそりうずらちゃんとひよこちゃんが出ています。




それから、シリーズものではないのですが
繰り返しが多く、展開がパターン化している作品も、なじみやすい感じがします。
こちらもハルが大好きな絵本です。



三びきのやぎのがらがらどん (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)/福音館書店

¥1,188
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おおきなかぶ―ロシア民話(こどものとも絵本)/福音館書店

¥864
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てぶくろ―ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本)/福音館書店

¥1,080
Amazon.co.jp

皆様に、親子で楽しんで読める、ステキな絵本との出会いがありますように♪

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