ヤマユリの季節だ。
山道を歩いていると、素晴らしい香りが漂ってきて
ふと見上げると、ヤマユリが垂れ下がるように
そのゴージャスな花を咲かせている。
ヤマユリを育てている人は、支柱を立てて咲かせるが
自生の様子に従うなら、懸崖作りにするべきなのだ。
これほど大輪であでやかな美しさを持つ花が
野草であることに驚かされる。
濃厚な甘い芳香は、艶熟した女性を思わせる。
女王とか貴婦人と呼ばれるゆえんだ。
しかし、手の届くところに咲いたものは、たいてい
つぎに行ったときに無残にも掘り返されて盗まれている。
自生を守ろうという意識がないのだ。
(写真は公園内の栽培もの)
