
子どもが大人になって最終的にどれぐらいの身長になるか、親はとても気になるものです。
特に高身長が有利なスポーツを頑張っている子どもは、身長のせいであきらめて欲しくない!どんどん大きくしたい!って思います。
身長が伸びるという事は骨が伸びるという事ですよね。
子どもの骨はレントゲンで見ると透明部分が多く、この透明に見えるのは軟骨成分です。
成長期の子供はホルモンの分泌によってこの軟骨部分の骨芽細胞が活発になり、新しい骨を作り出します。
この軟骨部分が白く硬い骨になると、これ以上骨は伸びません。
女子では15歳男子では17歳頃が平均です。
要は、ここまでが身長を伸ばすチャンスです。
毎日目に見えて伸びが分かる物ではないですが、10歳の小学生なら後6年~7年で大人の身長になるという事です。そんなのアッと言う間ですよね。
毎日どんな食事でどんな栄養素を摂るかが将来の身長を決めると言って過言ではありませんよ。
必須アミノ酸と成長ホルモンの関係とは
アミノ酸は自然界で500種類ほど発見されていますが、人間の体を作っているタンパク質は20種類です。
人間が肉や魚などのタンパク質を食べると20種類のアミノ酸に分解されて腸で吸収されます。
この20種類のアミノ酸のうち、11種類は何も食べなくても体の中で作り出されます(非必須アミノ酸)。
残りの9種類のアミノ酸は食べ物から摂らないと作り出されません。この9種類のアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
しかし、これは大人の場合です。
未完成な体の子どもには摂らないといけない非必須アミノ酸もあります。
特に成長ホルモンをサポートするアルギニンは、子どもは摂取しないと作り出せないと言われています。
アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する働きがあると知られています。
一番背が伸びる中学生、高校生には必要な栄養素だと言えます。
アルギニンを多く含む食べ物は、豚肉、大豆、鶏卵です。
また、卵の黄身に含まれるボーンペップはカルシウムと一緒に摂ると、骨を伸ばす効果と骨を強くする作用があります。
しかし、身長を伸ばす為にアルギニンやボーンペップを食事から摂ろうとすると、物凄い量になってしまうのでサプリメントを利用するのも身長アップに効果的だと思います。
身長を伸ばそうとプロテインを飲んでいる子どももいますが、飲むだけでは筋肉は付きません。
バランスの良い食事とサプリメントを利用する事が重要かもしれません。