羊毛と羊毛フェルト | 羊毛フェルトのある暮らし

羊毛フェルトのある暮らし

〜ひつじから始まる手仕事綴り〜

ここ最近、
「羊毛フェルトを巻きます」
「羊毛フェルトを頼みました」
と言って
指差してるものが
羊毛だったりする記事をいくつか見かけました。

羊毛とは
羊の毛の事。
毛の状態を言います。

羊毛フェルトとは
羊の毛(羊毛)に何かしらの刺激を与えて
フェルト化したものです。

なので正確には
「羊毛を巻きます」
「羊毛を頼みました」です。

↓これ羊毛


↓これ(丸いの)羊毛フェルト


という事です。

フェルト化する手法には2つあって
ひとつは
【ハンドメイドフェルト】
羊毛に水分と石鹸分を含ませ
撫でたり転がしたり、叩いたりして刺激を与えてフェルト化し縮めていきます。
マフラーやバック、洋服などの実用品をはじめ
造形し、アートとして作る方も居ます。

この手法は歴史的にはとても古く、
フェルトの起源はノアの方舟説があるぐらい。
紀元前の話で、紡いで織る織物の前に
フェルトは存在していたのです。

発祥は多分中央アジアではないかと勝手に思ってます。
特にキルギス共和国では昔、娘さんが結婚するとなったらその町内総出でハンドメイドフェルトの敷物を作って嫁入り道具として持たせた。。。
という伝統があったそう。
今はもう受け継がれているのはごく僅かだそうですが、その頃は国民がみんな羊毛フェルトを作ることが出来た!という事ですね(^^)
2015年だったっけ。。。私もキルギスへ行きましたが、とにかく技術力の高さに驚きました。
素晴らしかった!


↑コレ、キルギスで作ってもらったルームシューズ。とても丈夫で気持ちが良い♪
 1年中履いてます(^^)

一方の
【ニードルフェルト】
先にバーブというギザギザの返しがいくつか付いている専用の針先で羊毛を絡め、上下動を繰り返す事で羊毛を密に絡めて硬く小さくして造形などを作っていく手法です。
立体造形でリアル動物や刺繍などの模様、半立体などの製作で使います。

これは約100年前、イギリスで不織布を作っていた工場の無数の小さな穴が空いた機械にこのニードルが一本ずつ入っていて、その下には羊毛が置かれてバンバンと上下動する事で不織布を作ってました。
このフェルティングニードルはその機械の穴に引っ掛けるようにL字に曲がってるんですね。
でも
そこから一本だけ取って造形し始めた(最初はフェルトボールかも知れんけど)人は誰で、どうやって広がっていったのかが分からない。
ちょっとこのへん私の情報も古いかもしれないのでもう一度調べる価値はありそう。


↑ニードルフェルト中


↑ニードルフェルトで作ったアマビエさん♪
メンメンと語り合い中

今では
羊毛フェルトというと
「あぁ!あのチクチク針で刺すやつでしょ?!」と言われることが多いけど、日本では羊毛フェルトというと2000年頃はハンドメイドフェルトの事を言っていた。
ニードルフェルトの方が手軽だからかな。。。

しかしながら
羊毛フェルト作家と名乗るのであれば
両方できた方が良いでしょう!
という事で
ウチの協会では全員どちらの手法もやって
羊毛の種類や歴史も授業で行ってます。
その先、作りたいものによって
手法を使い分ければ良いし。

先生がこの話すると止まんないもんだから
そこに参加してる認定作家さんや講師さんは
「あぁまたはじまった。。。」という顔になるんです。でも止められない。

そしたらこの前
私に負けないぐらい羊のことを語る若者に出逢ったとですよ!!!
この話は又今度(^^)
(又今度という話が増える増える!)

なんだか
羊毛フェルト作家らしい記事の内容を
スラスラとスマホで文字打ってる自分が居てビックリ‼️
普段はパソコンで文字打って下書き保存して携帯で写真入れる…という事をしてるもんで(^^)


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オンラインのzoom使えるようになった方
多いかもですね♪
協会でも
オンラインベーシッククラスやる予定!
決まり次第お知らせしまーす♪


認定作家さんや講師さんが
「羊毛フェルトアマビエチャレンジ!」
と称して作った作品達♪