山梨県北杜市長坂。
紡ぎ車と原毛の「アナンダ」本社は、
中央本線の長坂駅と、小海線の甲斐小泉駅の中間地点の、
ゆるやかな坂の途中のあり、
広い敷地に数棟の建物が並んでいますが、
道路から見えるのは、
倉庫のような白い建物と、
見過ごしてしまいそうな看板「アナンダ」。
2021年1月末までは、
吉祥寺駅から7~8分のところに、
アナンダの吉祥寺支店がありました。
吉祥寺店の2面の壁には、
原毛がずらっと並んだ棚があり、
手紡ぎや手織りの道具類も扱っていて、
アシュフォードの織り機も実際に見ることができました。
染色、手紡ぎ、フェルトワーク、手織りなどの、
ワークショップも盛んにおこなわれていて、
その筋(?笑)では、誰でもが知っているお店でした!
が、
2021年1月といえば、
新型コロナウィルス拡大の渦中のことで、
ほとんど出かけなかったこともあり、
私が吉祥寺店の撤退を知ったのは、その年の秋になってからでした。
一緒にいた吉祥寺に住んでいる友人も、
そのとき初めて知って、私以上に驚いていました!
向かって左側の棟には、原毛が格納されています。
アナンダ本社は、
遠いし、
もう、行く機会はないだろうと思っていましたが、
去年の11月、
陶芸家・酒井隆夫氏の「た工房」アトリエ展を訪れたとき、
アナンダは、酒井氏もよくご存じで、
思いのほか近いことがわかり、帰りがけに寄ってみました。
以来、ちょっとクセになって、今年も!
中央奥の棟には、
麻や綿が多いように見受けられ、
この建物に入って右側には、アシュフォードの織り機が置かれていました。
使う予定はないけど、
甘撚りのジュート糸を買ってしまいました。。。長居はキケンです!
右側の白い建物の内部。
写っていないけど、
染色の作業が行われていました。
棚には染色されたフリースが並び、
手前のテーブルには、
シャトルなどの道具類が置かれています。
お店というより、
工場みたいに規模が大きいので、
板杼2本買うのは、なんとなく申し訳ないような気がしてしまいますが、
みなさん、とても親切に対応してくれます!
なんだかんだで 盛りだくさんな一日、
ようやく、帰途につきました。
日が暮れかかって、富士山!