結局、新卒で入った食品会社は3年4カ月で退職しました。
その頃は、一時期より吃音は出なくなりましたが、まだまだ油断ならぬといった感じでした。
その会社はまとまった休みが取れない会社だったので、長い自由時間が出来たことが嬉しく、
辞めた2、3日後、ふと思い立ち自転車で旅に出ることにしました。
ふらりと旅に出るというのがコンセプトだったので、着替えだけリュックに詰め込み、日本地図(冊子のやつ)を持ってママチャリでふらりと出かけました。
7月末の猛暑が続く日に、兵庫県の尼崎を出発し、野宿しながら、まずは南に向かいました。
出来るか分からないけど、海岸沿いに走って、本州を一周しようかなと考えていました。
今なら、SNSで発信しながら旅をするところでしょうが、SNSどころか、まだ携帯電話も普及していない時代の適当旅でした。
3日程、経って、和歌山を走っていました。
出発する前は、野宿するところなどすぐに見つかるだろうと思っていましたが、
初めて訪れる土地勘のないところで、野宿できそうなところはなかなか見つからないことに気づきました。
ようやく見つけた、無人駅や、バスの待合室、海岸で野宿したりしましたが、当然ながらよく寝られません。
昼間は猛暑の中、あまり自転車に乗る気にもなれず、公園の木陰などで休み休みになり、あまり進めなくなってきていました。
どうしたもんだろうと、持ってきた地図を見てみると、日本海側の福井県敦賀から、北海道の小樽にフェリーが出ているのを見つけました。
そうだ夏だし、北海道を一周することにしよう!
と、北に進路を変え、京都を経由して敦賀に行くことにしました。
途中、京都で下宿していた大学生の弟のところに3日程泊めてもらい、体力を回復しました。
京都のスポーツ用品店で、ムーンライトという、月明かりの下でも簡単に組み立てられる一人用のテントを買い、RPGでいうと装備も上がった感じです。
弟のアパートから再出発し、敦賀から無事にフェリーに乗り、小樽港に到着しました。
実は初めて訪れる北海道で、小樽に着いて、カズノコ丼を食べました。
カズノコと言うと、正月のおせちでしか食べたことがなかったので、さすが北海道です。
着いた日はたしか、小樽港近くの銭函海岸というところで寝ました。
こぶし大の石がゴロゴロしたところでしたが、テントで寝れたので快適でした。
思い出しながら書いていると、話しがだいぶずれてきたので、軌道修正しなければなりません・・・
もう少し続きます・・・