短歌の読書会に行きました。 | 妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

妻が脳炎で寝たきりになりました ~めくるめく介護の冒険~

「自己免疫性GFAPアストロサイトパチー」という脳炎で妻が寝たきりになり自宅で介護しています。発病から現在進行形までの記録です。
順を追って、傷病手当、行政の障害者支援、介護保険等の情報についても書いていきます。

先週の土曜日は、埼玉県熊谷市にある太原堂という貸棚本屋で開催された「短歌」の読書会に参加させていただきました。

2週続けての読書会でした。

主催は、太原堂の読書会で何度かご一緒した、大学四年生の文学部の方です。

初めて短歌の読書会に参加してみて、感想は、

短歌面白れぇ!

そして、

現代短歌恐るべし!

でした。

短歌と言えば、小学生のとき、百人一首を暗記させられて以来、

アップデートはほぼ止まっていて、

(ほぼというのは、サラダ記念日だけは読んだことがあり)

まさに、平安、鎌倉の世からタイムスリップして来た者のごとく、

圧倒されるばかりでした。

当日、主催者の方が持って来てくれた歌集です。


重なっているので、見た目よりも多いと思います。


読書会の進行としては、短歌の鑑賞の仕方を教わってから、

テーマに分けて、全部で50種くらいの歌が取り上げられ、

それぞれが気に入った歌について、感想を言い合うものでした。

ちなみに、僕がテーマ別に最も気に入った短歌を上げると



A 恋・愛

きみに逢う以前のぼくに遭いたくて海へのバスに揺られていたり 永田和宏

 きみのことを忘れたくて、出会う前に訪れたことのある海に行くのか?それとも・・・、と想像が膨らみます。逢うと遭いたくての字が違います。



B 家族・友人
 
ベランダで洗濯物がぬれてると夫の言い来る間にもぬれゆく 宇都宮芳子

 うちの場合は、僕が子供たちに対して、「お前たちが入れろよ!」となります。


C 四季・自然・風景 

道ばたで死を待ちながら本物の風に初めて会う扇風機 岡野大輔

 風を作るために生まれたものが、死の間際で本物の風を知るという・・・


D 感情

ほんとうにおれのもんかよ冷蔵庫の卵置き場に落ちる涙は 穂村弘

 自分が傷ついていたことも気づかないほど、頑張っていたんだね・・・


(作品はそのままブログに載せて大丈夫か、調べてみましたが、短歌・俳句については、作者名と合わせて引用として載せるのは、大丈夫なようです)



ちなみに、この日の短歌でベストに感じたのは、下の短歌です。



ここは誰の記憶の町か 薄暗き駅舎に人の影のうごめく 谷岡亜紀

怖い短歌 倉阪鬼一郎より