楽しみな本を1冊みつけたら、
3月に読みたい本として
吉田篤弘 『屋根裏のチェリー』
を掲げておりました、のび子です
いい物語だった。
久しぶりに満たされた気がする。
希望の物語。だと、私は思う。
しかし。
ふーぅ、と心地よく読了し
解説のページを開いて愕然とする。
『屋根裏のチェリー』は
『流星シネマ』の続篇として書いたものです
出来ましたら
『流星シネマ』を
先にお読みになっていただいたほうが……
なんだって?!
私『流星シネマ』読んでないYO!!!!
知らなかった…
そうだったのか…
先に読んじゃったよ続篇を。
作者が
『単独でも読めるように書いたつもりなので』
と綴っている通り、
別の物語の続篇と気づくことが全く無いまま
読み進められたのですが、なんかショック。
吉田篤弘が吉田音名義で書いた本もそうだったんだよな…うっかり続篇から読んだんだよ、タイトルに惹かれて。
………まぁ、気にすることはないな!
いい物語だったもの。
出会えてよかったもの。
そんなことより次は『流星シネマ』を読まねば。
と心したけどとりあえず置いといて(爆
既に手元にある次なる本へ移りたい。
道尾秀介 『カエルの小指』
どれどれと2ページ読んで嫌な予感。
あれ…これ…まさか………
解説のページを開く。
『カエルの小指』の前作にあたる
『カラスの親指』は………
なんだって?!
えっ、おまえもか!
おまえも続篇なのか!
知らなかった…
どうしよう、読んでないよ『カラスの親指』。
ていうか
恥ずかしながら初めてなんだよ道尾秀介作品。
私のファースト道尾秀介が続篇モノで果たしていいのか?許されるのか?
解説をチラリ読むと
当然、前作を読んだほうが面白そうで。
そっと静かに閉じました
本をまったく読まないわけではないけれど
言うほど読んでるわけでもない、ワタクシ。
つまり本を、作者を知らないから
こういう事態に見舞われるのか。
でも。
楽しみな本を1冊みつけたら、
必然的にその倍、楽しみな本が増えるという
幸運と呼べる事態だとも、思っております
give me chocolate
のび子