通信制大学のテキストで『亀遊の死』と言う作品が取り上げられていたので、収められている本を読みました。

有吉佐和子の作品を読むのも多分初めてだと思います。タイトルにもなっている作品は演劇やドラマでも扱われているようですね。途中迄読みましたが好きなタイプのお話ではなく、テキストに部分的に紹介されていた『亀遊の死』が一番興味深かったです。外国人相手の遊女が当時蔑まれていたと言うのは「唐人お吉」で知っていましたが、その理由はこの本を読んで少し判ったような気がしました。

 

『華岡青洲の妻』、有吉佐和子著

新潮社、昭和45年