昨年アメリカでちょっとだけ参加させてもらった大学のサークル活動は若い人が多くにぎやかで楽しそうでした。

 

あとで聞いた話では、アメリカは親元を離れて寮に入ったり1人暮らししたりする学生が多く、友人作りの為にサークル(assosiation)に入るので、2年次になると友達の輪も広がり活動には参加しなくなる人が増え、3年次では....と言う事でした。

 

息子のいる欧州の大学にもサークルのような集まりがあります。色々な集まりがあり、息子は2つのサークルのメンバーです。とは言え、1つは寮内のassosiationです。会費は月1€です。時々イベントがあるようです。

 

もう1つは本当?のサークルで、日本のアニメを見る会です。活動は月に2回でメンバーの誰かが希望したTVアニメを1話から最終話までイッキに見ると言う集まりで夜8時から深夜まで行われます。かなり古いアニメから聞いた事もないようなアニメ迄......本当にオタクな人達の集まりなんだなと思いました。こちらの会費は年払いで60€です。

 

活動はアニメを見て、合間に感想などをおしゃべりする程度らしいです。サークルに入ったら活動に毎回参加.....ではなく、興味があるアニメが上映されるときは参加してそうでなければ参加しないと言う、日本ではちょっと考えられないと言うか、本当に「アニメを見る」と言う事が目的のサークルだそうです。

 

そしてサークルに参加している人の年齢ですが.....院生と社会人でした。皆ローカルの人です。日本やアメリカで見たようなウェルカム!と言う雰囲気はないので最初に参加していた日本人を含めたアジア系の人は2回目から来なくなったそうです。息子は娯楽がない所に月に2回知らないアニメも観れるし、やたらと皆と話さなくて良いので悪くはないと通っていました。

 

半年位たってメンバーの息子に対する態度が変わってきたそうです。メンバーは息子以外はローカルの人達なので母国語で会話している事が多かったのに、いつの間にか息子が加われるように深刻な話でなければ英語で話をしてくれるようになったそうです。ボードゲームもしているサークルなのですが、今月末は息子が帰国すると言う事もあり最後の週の定例の活動日ではない日に集まらないかと誘ってもらえたと言っていました。浅く広くの友人関係よりも狭く深くの付き合いをする国民性なのではないかと息子は言っています。

 

1年と言う短い間で最後になって漸く.....と言うのもなんですが、もし欧州に留学して同じような状態でも息子の様なケースもあるので相手にされていないと思わずに続けてみるのも良いのではないかと思います。

 

女子だと難しいですが男子ならば運動系のサークルだと一緒にいる時間が長いので比較的直ぐに友達になれるようです。ただ日本の運動サークルと違いこちらは非公式でもガッツリ練習するみたいですが(笑)ユニフォームがあるところは持ち回りで洗濯当番もあるそうです。